授業紹介・ゼミ活動

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丸山ゼミ

丸山ゼミ 2021年度卒業研究要旨

2022/03/18

2021年度卒業研究要旨リンク集
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 尼崎観光パンフレット制作から見るこれからの情報発信 

 地域活性化において「観光」という産業は欠かせない。そして観光パンフレットは、観光客と地域を結ぶ上で重要な役割を演じる。筆者らが尼崎の観光パンフレットを制作した際、情報化社会の現代では従来の紙媒体だけではない、新たなパンフレットづくりが必要だと感じた。本論文では、実際の制作から見えてきた現代における「活用される」観光パンフレットはどうあるべきなのか。これからの情報発信について具体的な事例を通して考察する。

 社会に発信するメディアの本質 

 筆者らは、地域の活性化のためのパンフレットの制作と自転車利用マナーの向上を目的とした啓発動画の制作を行った。これらの作品に共通するのは、“社会に発信するメディアである”ということである。社会に発信するメディアは、他のメディアと違うどのような特徴を持つのだろうか。本論文では筆者らが制作した「尼崎の観光パンフレット」と「甲子園警察の自転車マナー向上ビデオ」を用いて、社会に発信するメディアについて分析する。

 動画における効果的な文字表現の方法  

 動画制作において、文字表現の果たす役割は大きい。動画における文字は、映像やナレーションの情報を補い、確に言葉を伝える。文字の色やフォント、位置によって動画を演出することも可能だ。筆者は、ゼミ活動を通して尼崎城周辺のルート案内動画、自転車の交通ルール啓発動画、大学のCMなどの制作に携わった。本論文では、これらの動画において文字表現が果たした役割を比較し、動画制作における効果的な文字表現の方法を考察する。

 メディアにおける音声の効果 

 CM、ラジオ、ドラマなど、映像のさまざまなジャンルにおいて、欠かせないのが「音声」である。しかし、ドラマの芝居としての「声」と、VTR やニュースなどでの「声」、そして CM でのアピールする際の「声」では、その役割に大きな違いがある。本論文では、映像作品における「声」の役割に着目する。筆者がゼミ活動で制作したさまざまな映像作品を通して、「声」の役割の違いについて分析・比較し、音声の効果的な使用方法について論じる。 

 学生がメディアを通し発信する意味 

 情報発信のためのメディアの制作は、近年身近なものとなっている。筆者らも大学のゼミで地域貢献のための映像作品を制作した。ひとつは、尼崎の観光活性化を目的とした動画と冊子の制作だ。そして、 兵庫県甲子園警察署と制作した自転車事故防止の啓発動画である。本研究では、まず、この2つの作品の制作過程を紹介する。そして、学生がこれらの作品を制作する意味について考えてみたい。情報発信の多様化がすすむ現代、実体験からの分析は、映像制作を効果的に制作するためのヒントを与えてくれるだろう。

 コンテンツを最も活かすためのメディア選択 

 メディアとは、情報伝達の手段である。インターネットの登場により、新しいメディアが数多く登場した。しかし、昔からある文字や印刷物といったメディアも依然として多方面で利用されている。多種多様なメディアで溢れている現代。伝えたいことを最大限に効果的に伝えるため、メディアの選択は現代の私たちにとって重要である。本研究では、従来からあるメディアと、インターネットの興隆に掘って新たに登場したメディアのそれぞれの特徴を、具体的な事例を用いて比較し、最適なメディア選択におけるヒントを見つけ出そうと思う。

 地域活性化に向けてメディアを用いた効果的な広報戦略  

 近年、少子高齢化や人口減少などにより、地域の商店街などの衰退が進み、地域のコミュニティーの弱体化が問題となっている。そんな中、若い世代の力が注目されている。筆者らも、その若い感覚が期待され、あまがさき観光局から尼崎の活性化のためのメディア制作を依頼された。本論文では、尼崎の観光パンフレットの作成や、Web サイトの開設、SNS の活用など具体的な事例を通して、女子大生による地域活性化に向けたメディアを用いた効果的な広報戦略について考察したい。

 学生の動画制作におけるカメラワークと編集の重要性 

 著者はゼミ活動を通して、テレビ番組で放映される VTR や CM など様々な動画コンテンツの制作に関わってきた。そのなかで見えてきたのは、カメラワークと編集の重要性である。これらは動画制作の基礎的な部分であり、かつ神経をすり減らすような肝要な作業が多く求められる。本論文では、ゼミでのこれまでの作品制作を振り返りながら、動画制作におけるカメラワークと編集が果たす役割とその効果について、学生ならではの視点で考察する。

 映像制作における出演者の役割  

 映像作品の出演者と一口に言っても、演者やリポーターなどその役割はずいぶん違う。筆者はゼミ活動で、台詞、身振り、表情などで演じる役者、現地を取材し報告するリポーター、主演者の話を聞き、サポートするアシスタントの3種類の役割を経験した。本論文では、筆者が出演した交通ルール啓発ビデオでの演者、テレビのお店紹介のリポーター、テレビの街歩き番組のアシスタントという具体的な作品を通して、出演者の役割について考察する。

 映像制作における目的とターゲット設定の重要性 

 近年、映像がネットで急速に普及し、人気を集めている。人気の理由は、映像制作の目的が多種多様であるにちがいない。映像制作においては、目的とターゲットを明確にすることが重要だ。この二つを明確にすることで、シナリオや編集作業などの方針が明確となり、メッセージ性のある作品ができる。本論文では、筆者が制作した映像作品の目的とそのターゲット設定について検討する。個々の分析や相互比較を行ながら、その重要性を明らかする。

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