授業紹介・ゼミ活動

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平井ゼミ

平井ゼミ 2021年度卒業研究要旨

2022/03/18

2021年度卒業研究要旨リンク集
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 インターネット通販の拡大と宅配便における課題〜なぜ宅配ボックスは普及しないのか〜 

 インターネット通販の利用が拡大傾向にある状況で、宅配事業を担う物流業においては労働力不足に加え、 再配達の増加に伴う負担の増加が問題視されている。宅配便の多様な受け取り方法がすでに存在するにもかかわらず、利用者には普及していない。本研究では、特に宅配ボックスの利用に焦点を当て、宅配便の受け取りに関する消費者の意識について、実態調査を通じて明らかにする。そのうえで、利便性が高いとされる宅配ボックスが普及しない要因について考察する。

 コロナ収束後におけるアイドルのライブコンサートの在り方-ジャニーズのオンライン配信ライブの検証を中心に- 

  2020年のコロナ禍において、ジャニーズ事務所では従来の対面でのコンサートの代替手段としてオンライン配信ライブを実施した。これは、今後の新しいエンタテインメントコンテンツの1つになると考えられる。本研究では、オンライン配信ライブが双方向性を大切にするジャニーズファンの需要を満たすことができているのか、また、コロナ収束後もビジネスとしてオンライン配信ライブを継続することができるのかについて考察する。

 女子大学生の職業観におけるやりたいこと志向〜就職活動での意識の変化から〜 

 就職活動を行った女子大学生は、企業選択の際に自分のやりたい仕事ができるかどうかという点を重要視している。このような傾向はやりたいこと志向と呼ばれている。就職活動を通じて業界・企業研究を深めることにより理解が進み、やりたい仕事に対する意識は変化すると考えられる。本研究では、就職活動前後における女子大学生の意識調査を通じて、やりたいこと志向の変化に関する実態とその要因を明らかにする。

 韓国の芸能事務所によるK-POPグループの世界市場戦略 -BLACKPINKの事例研究- 

 近年、韓国発の音楽「K-POP」が世界的に認知され支持されている。中でも、女性アイドルグループの中で最も海外で活躍している BLACKPINK が所属する YG エンタテイメントを取り上げ、その国際ビジネス戦 略の成功要因を明らかにする。韓国国外の活動を重視した事務所の戦略、ファンとのSNS上の関わりを主としたデジタルマーケティング、多国籍から成るメンバー構成の要因のうち、それぞれの貢献について検証する。

 テレビ番組内での商品プロモーションと購買行動-テレビで紹介された商品はなぜ売れるのか- 

 インターネットの普及に伴い若者を中心としたテレビ離れが進む状況下でも、テレビ番組内で紹介された商品の売上が伸びる事例が見られる。本研究では、無印良品の商品を対象として、テレビ番組内での商品紹介が消費者の購買行動に与えた影響を売り上げデータと比較して検討する。同時に、紹介された商品の情報がSNSでどのように拡散されたかについても考察する。調査結果から、テレビ離れとテレビ番組内での商品紹介を基にした、購買行動との関係について明らかにする。

 ふるさと納税と地域活性化〜地方自治体における寄付金の有効活用に関する事例研究〜 

 2008 年に開始されたふるさと納税は、2011 年の東日本大地震をきっかけに利用者が急増し、現在も増加し続けている。返礼品の魅力については話題になることが多いものの、制度の本来の目的である地域活性化が実現できているかについての研究は少ない。本論文では、北海道上士幌町と兵庫県加西市における取り組みについて検証し、ふるさと納税をどのように継続的に活用し、地域活性化につなげているかを明らかにする。

 地方公共交通におけるライドシェアの導入〜ICTを活用した交通弱者問題への取り組み〜 

 過疎化の進行やマイカーの普及等により、地方部では公共交通空白地域の発生や拡大のような地域公共交通 の確保が大きな課題となっている。一方で、ICT の活用により、ライドシェアという交通の新たなビジネスモデルが世界で急速に広まっている。本研究では、実態調査を通じて過疎地の地方公共交通におけるライドシェアの現状を把握する。デジタルデバイドの視点も含め、ICT を活用した地方公共交通における対応と課題について考察する。

 店舗型リユースショップにおける実店舗の役割 -株式会社セカンドストリートの事例研究-  

 フリマアプリの普及に伴い、リユース業界の市場規模はここ数年で拡大している。オンライン取引がその増加に貢献する一方、実店舗を持つ店舗型リユースショップの生き残りが課題となっている。本研究では、同業界の主要企業である株式会社セカンドストリートについて、同社を傘下に持つゲオホールディングスのIR情報等を検証し、実店舗の役割を明らかにする。その結果から、今後の店舗型リユースショップの価値について考察する。

 北欧と日本の公的職業訓練の比較検討〜労働市場の訓練ニーズは反映されているのか〜 

 日本の公的職業訓練は、高い就職率を実現しているものの、近年受講者数は縮小傾向にある。一方で、北欧諸国における職業訓練は、各国共通の問題を有しながらも、世界的にも充実しているとされている。本研究では、北欧諸国と日本の公的職業訓練における差異について比較検討を行い、日本の公的職業訓練が、労働市場が求める訓練ニーズを反映できているかという視点から検証する。

 飲食店における地産地消推進活動の有効性 〜EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKETの事例研究〜 

 近年、わが国が抱える食料自給率の低下やフードマイレージ問題といった社会問題の解決策として、地産地消が注目されている。地産地消に関する研究には、農産物直売所や学校給食等の活動主体における研究は見られるものの、外食産業に焦点を当てたものはほとんど見受けられない。そこで、本研究では神戸市の飲食店を事例として、生産者、消費者を含めた三者に対するインタビュー調査を基に飲食店における地産地消活動の有効性を検証する。

 外資系アパレルブランドの日本市場への定着〜他業種事例に基づく分析〜 

 1995年から2019年までに日本に進出した外資系アパレルブランドのうち、半数以上は現在までに撤退している。一方で、現在も日本国内に定着している企業や、撤退後再参入を成功させている企業もある。外資系企業が日本市場で成功するためには、現地化や日本市場への理解が必要であることが明らかになっている。 本研究では、日本市場に定着しているアパレル以外の外資系企業へインタビュー調査を行う。その結果を比較することにより、外資系アパレルブランドが日本市場へ定着するために必要な要素を明らかにしていく。

 ホテルにおける従業員満足度〜顧客満足度向上に繋がる人事制度の検証〜 

 ホテル業において、サービスの質を図る重要な指標である顧客満足度と、従業員満足度との間に相関があることは既に明らかになっている。一方、従業員満足度を向上させるための人事制度に関する研究は少ない。 本論文では、顧客満足度の高いホテルを対象として、従業員満足度の向上を目的とした人事制度やその取組状況を調査することにより、顧客満足度の維持向上に繋がる共通点を見出すことを試みる。

 ジャニーズオタクの消費行動〜他ジャンルのオタクとの差異及びその要因〜 

 特定の分野・物事に熱中し、そのことにこだわりを持つ人を指す「オタク」という言葉は一般的になりつつある。オタクは、熱中する分野に関連する物やサービスについて極端な消費行動を採ることが明らかになっている。本論文では、なかでもアイドルグループであるジャニーズを応援するジャニーズオタクの消費行動に焦点を当て、実態調査により他の分野のオタクとの差異性とその要因を浮き彫りにすることを試みる。

 

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