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寒い日本を飛び出して! そうだ、タイに行こう!/AKI(2年)

 おひさしぶりです、2年生のAKIです。
 大学も春休みに入り、寒さと冷え性を理由にこたつから動かなくなる私はどこか暖かい国に海外旅行に行きたいなと思い、タイのバンコクに行ってきました。

 タイは12月〜2月が乾季で平均気温が28℃ほどあり、観光シーズンだったので春休みの旅行にぴったりです。「もうこれは行くしかない!」と思って同じく冷え性の友達と2人でタイ旅行を即決しました。
 そして、後期の試験を受けたあと、春休みに入ってすぐにバンコクへ。関西空港からの直行便に乗ったので5~6時間のフライトだったのですが、「スクート」という格安航空を利用したので機内にはモニターもラジオもなく、ただひたすら寝て過ごしました。バンコクに降り立ったのは22時頃だったので、1日目はそのままホテルで就寝しました。
 朝起きて、家のたんすから引っ張り出してきた夏服を着て外に出ると「寒くない! むしろ暑い!」と驚きました。

 2日目はバンコク最大の観光地である3大寺院に向かいました。3大寺院とはワット・プラケーオ、ワット・ポー、ワット・アルンというバンコクの中で特に大きなワット(寺院)をさします。観光名所の割にアクセスが不便で、地下鉄で最寄り駅まで行って20分ほどタクシーに乗るのが一般的なようですが、私たちはタクシーでぼったくりに遭いたくなかったので、唯一の寺院までの直通の公共交通網である、バスに乗ってみることにしました。ですが、バンコクのバスの難易度は高く、時刻表がないのはもちろん、バス停に停留所の名前が書いていないのでどこかわからなかったり、ドアが開いたまま出発したり、わかっている地元の人にしか使いこなせない乗り物でした。それでも、ぼったくりに遭いたくなかった私たちは緊張しながらもバスへ。
 しかし、お金を前払いと聞いていたのに払う場所がなく、とても焦りました。運転手の方に聞くと「It is free.」と言われ、無料バスだということを理解しました。どこで降りるかが分からなかったのですが、とりあえず乗ってしまったので、席についてワットらしきものが見えたら降りようと決め、ずっと窓の外を監視していました。そして、30分ほどバスに揺られていると、何か大きな広場にでて、鋭い屋根の建物たちが現れてきました。「時間的にもこのあたりでは?」と降りてみると、人少なさに違和感が。ちょっと広場に入ってもガイドブックに載ってる写真とは程遠かったのです。さらに無料でバスに乗れてしまったこともあって、何処か田舎へ来てしまったのではと不安になってきたので歩いていたおばさんに尋ねると、3大寺院は歩いて15分ほどのところだと丁寧に地図で行き方を教えてくれました。(後で調べるとこのバスは市民の税金で動いている無料バスだったようです。)
 目的地の場所が分かって心底安心した私たちは、まず一番大きなワット・プラケーオへ。ここはタイ国民のアイデンティティの一つでもあると言われているエメラルド仏が祀られた神聖な場所なのですが、なにしろ人が多くてゆっくりお祈りもできません。とりあえず、学生なので単位をくださいとお祈りをし、寺院内をぐるりと一周。きらきら光る装飾と金の像が太陽の光に反射して、とても眩しかったです。また1つ1つの建物が大きいのに細部まで装飾が施されていて、とても見応えがあります。そして、すごく敷地面積が広いので全部回りきったころには暑さで頭がくらくらしていました。
写真1 ワット・プラケーオ
(写真1 ワット・プラケーオ)

 

 日陰で少し休憩をしたあと、私たちは2番目に大きなワット・ポーへと向かいました。ここは世界一大きな仏像があることで有名で、仏様が肘をついて寝転がっている姿はテレビなどでも見かける機会があるかと思います。先ほどのワット・プラケーオとは異なり、こちらは人が少なく静かで、仏像をゆっくり拝むことができ、神聖さを感じることができたので、心が落ち着きました。広さもそれほど広くはないのでゆっくり回ることができました。
写真2 ワット・ポーの大仏
(写真2 ワット・ポーの大仏)

 

 お昼ご飯にはタイの麺料理である、パッタイを食べました。
写真3 パッタイ
(写真3 パッタイ)

 

 ご飯を食べて、元気が出たところで最後の寺院であるワット・アルンに行こうとしたのですが、なんとここはチャオプラヤ川という大きな川をボートで渡らないと行くことができないのです。ボートで5分ほど激しい揺れに耐えながら、茶色くてとても濁ったチャオプラヤ川を渡っていると、ワット・アルンが見えてきたのですが、なにやら様子がおかしいことに気が付きました。近くでみるとなんと中央部分の仏塔が改修工事中だったのです。少し残念でしたが、全体像は見えましたし、ワット・アルンは急な階段を上り下りして建物の装飾や彫刻を見るのがメインなため、工事中でも楽しむことができたので大満足でした。
写真4 ワット・アルン
(写真4 ワット・アルン)

 

 3大寺院を見たあとはバックパッカーの聖地であるカオサン通りに夕食と買い物に行きました。カオサン通りは宿泊施設が多いだけでなく、衣品の店が多くて、売られているTシャツの柄を眺めているだけでもとても楽しいです。また、飲食店や屋台も多く、夕食は有名なタイ料理のトムヤムクンを食べました。私が食べたトムヤムクンはパクチーの香りが強くて、さすが本場は違うと感じました。さらにタイの飲食店はFreeWi-Fiが使えるところが多くてとても便利でした。そこで帰りのバス停を調べて、懲りずにバスでホテルに向かいました。車内にクーラーはありませんでしたが、窓が開いているので暑くなく、夜風が気持ちよかったです。バスで知り合った優しいタイ人のお姉さんに降りるバス停を教えてもらい無事、ホテルへ到着。次の日は世界遺産のアユタヤ遺跡へと向かう予定だったので、早めに就寝しました。

 3日目も相変わらずの晴天に恵まれ、ホテルから近くのスーパーに買い物に行ってから、お昼頃にアユタヤ遺跡行きの電車に乗り込む予定でした。しかし、アユタヤ遺跡行きの電車は14時に出発すると、アユタヤ駅からバンコクに帰ってくる電車は15時30分発か21時45分発の2つしかないと言われてしまい、衝撃が走りました。ガイドブックには1時間に1〜4本の電車が走っていると書いてあったのに! 飛行機の都合上、次の日は朝4時半に起きなければならなかったので、泣く泣くアユタヤ遺跡を諦め、サイアム・スクエア通りへ買い物とフルーツを食べに行くことにしました。
 サイアム・スクエア通りは学生がたくさん集まるバンコクのトレンドスポットで、東京の原宿のような場所です。前日の寺院や公園の景色が嘘のように、通りにはたくさんのビルが建ち並び、頭上にはモノレールが走っていました。たくさんの店が並ぶ中で、「マンゴー・タンゴ」という、人気のマンゴースイーツのお店に行くことにしました。ここのマンゴーは絶品で、しかも安い! 安くておいしいスイーツを堪能でき、アユタヤ遺跡の悔しさなど吹き飛んでしまった私たちは、その後、通りにある百貨店やショッピングモールをウロウロしながら買い物を楽しみました。
写真5 マンゴー
(写真5 マンゴー)

 

 バンコクで過ごす最後の晩御飯にはトムヤムクンを食べました。その後、活気あふれる屋台でココナッツジュースを飲み、くたくたになりながら、モノレールと地下鉄でようやくホテルへ。次の日の朝が早いので、ベットの上で少し休憩しようとしたのに、すぐにぐっすり寝てしまうぐらいたくさん歩きました。

 さて、あとはもう帰るだけですが、この日はなんと大学の成績発表日。空港で搭乗手続きをしていると成績開示の時間になっていました。空港はFreeWi-Fiが使えるので、ドキドキしながらチェックすると、見事単位を取得できていました。寺院で祈った甲斐があった! タイの様ありがとう!

 2月の日本はとても寒いので、帰国後はすぐにタイが恋しくなりました。異国文化を楽しみたい方、日本の寒さに耐えられない方、単位が欲しい方、ぜひタイに行ってみてはいかがでしょうか!

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