丸山健夫教授ゼミ4年生とNTTタウンページ株式会社との阪神沿線の活性化について共同研究が立ち上がり、ゼミ生12名は阪神地域(芦屋・尼崎・西宮)に配布予定のタウンページの巻頭特集ページを鋭意制作中です!
タウンページで阪神沿線の魅力を伝えようというこのプロジェクトでは、効果的な紙面制作の研究のほか、タウンページという紙媒体とネット動画や360度映像を連携させる試みも行いました。
ゼミ生12名は、 「甲子園」チーム、「酒蔵巡り」チーム、「芦屋~尼崎沿線」チームの3つのチームに分かれて活動しました。
「甲子園」チームは、まさに西宮の象徴とも言える「甲子園」に焦点を当て、甲子園歴史館やスタジアムツアー、甲子園球場のおすすめグルメなどの特集をしています。なぜ甲子園にスポットを当てたのかをチームメンバーの伊藤愛美さんに聞くと「甲子園と言えば夏の『全国高等学校野球選手権大会』ですが、夏だけでなく春夏秋冬すべての四季で楽しめるということを伝えたいと思いました」と話してくれました。また小松美砂子さんは「甲子園球場の関係者にインタビューする際にどういった質問であれば、より甲子園球場の魅力を伝えられる内容になるか、前もって質問を考えることが大変でした。ですがこのインタビューを通じて、多くの方と接することができ、とても良い経験になりました」と話しました。
また「酒蔵巡り」チームは、西宮の酒蔵通りにある4つの酒蔵を特集しています。紙面では酒蔵巡りをしてもらえるように徒歩マップを掲載しています。さらに酒蔵のある風景を360度見渡せるカメラで撮影し、QRコードでサイトにアクセスできる工夫もされています。「酒蔵巡り」チームメンバーの福田咲希さんは「西宮について調べたとき、西宮には酒蔵がたくさんあることを知り、取材をしたら面白そうだと思い、特集することにしました。お酒に関心が薄い人にも日本酒や酒蔵の魅力を知ってもらおうと、お酒を使ったスイーツを紹介したり、酒蔵通りにあるレストランやガラス工房が併設されている酒蔵ミュージアムなどを取り上げたりしました」と話し、住岡祐花さんは「チームで活動するため、作業が円滑に進むよう役割分担をすることが大変でしたが、みんなで連携することの大切さを知ることが出来ました」と話しました。
3つ目の「芦屋~尼崎沿線」チームは、芦屋~尼崎沿線にあるカフェや和菓子屋などのおすすめのお店や神社を特集しています。女子大生ならではの視点で、若い人たちがインスタグラムなどのSNSに載せたくなるような場所の取材を行いました。「芦屋~尼崎沿線」チームメンバーの田中里穂さんは「私たちなりにお店の魅力を引き出せるよう、インタビューをすることが難しかったです。今までは家と大学の往復だけの生活でしたが、取材をすることにより自分たちも地域の良さを知ることが出来ました」と話しました。
ゼミ生たちが制作に携わったタウンページ(阪神南版、尼崎版)は、今秋、合計約60万部が発行され、西宮市、芦屋市、尼崎市の全戸に配布されます。阪神沿線の魅力を余すところなく伝えているタウンページをぜひ楽しみにしていてください。