授業紹介・ゼミ活動

PBL

丹田ゼミ

丹田ゼミ 2015年度卒業研究要旨

2017/04/20

デジタルファッションショー

 私たちは情報メディア学科での授業を通して、コンピュータを中心とした情報発信ツールについて学んできました。その中で私たちの生活に最も身近なファッションは、ノンバーバルコミュニケーションツールであると考えました。本来、服をデザインする際には、パタンナーやデザイナーなどの専門的な知識をもった人が必要ですが、最新のIT技術を使うとクリックやドラッグをするだけで自分がイメージした服をデザインすることができます。そこで、様々な情報(イメージ)をファッション(服)で表現することが、一般の人々にも可能であるかを検証するための研究を行いました。その研究手段として、デジタルファッションショーという、最新のIT技術と家政学を融合させた情報メディア学科だからこそできる新しい形のファッションショーを行いました。

 私たちのプロジェクトは、集客力や流行等を考えるファッションマーケティングを取り入れたテーマ・サブテーマの決定から始まり、それらを映像や写真等でイメージ化したマッピングをもとにテーマカラーやテーマ用語を決定する言語化を行います。そこから服をデザインし、リアルクローズを製作する家政学、デジタルクローズを制作するIT技術を融合させ、言語化したイメージを衣装として具現化を行います。情報発信を行う場としてのショーのステージプロデュース、Blu-ray、ブックレットの制作まで全ての工程をゼミ生で行いました。

 2014年度は、『神秘の世界~海~』というテーマで、4年生は「世界の海」を、3年生は海の誕生から現在の海に至るまでの「海の時代」を表現し、武庫川女子大学26年度文化祭(’2014.10.18.SAT)でファッションショーを開催し、3年生はブックレットを制作しました。
 2015年度は、『対』というテーマで、サブテーマに「対比」と「ペア」を設定し、武庫川女子大学27年度文化祭(’2015.10.17.SAT)でファッションショーを開催し、卒業制作として、Blu-ray、ブックレットを制作しました。
 私たちは、このデジタルファッションショーを開催し、ブックレットとBlu-rayを制作することで、先生や学生、一般来場者の方々から賞賛の声をいただき、ファッションがノンバーバルコミュニケーションツールになったと確信しました。

 

トップへ戻る