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私が就活から学んだこと~考え方編~/ナナ(4年)

 こんにちは。4年生のナナです。8月末まで就職活動を続けていましたが、先日無事に納得して終えることができました。今回は、私のわずかな経験ではありますが、就職活動を通して学んだことについてお話します。あくまで、私個人の考えなので「こんな人もいるんだな~」と気軽に読んでいただけると嬉しいです。

 早速ですが、全体を通して気づいたことがありました。それは、就職活動は「逆算」して考えるということです。自分が将来、どうなっていたいのか。それを実現できそうな企業はどこか。このように私は、理想からさかのぼって企業選びをしていました。
 ここでひとつ、見落としがちな視点があります。それは、私たちと同様に、企業側も「逆算」して人を採用しているということです。企業が将来、業界でどのようなポジションを目指すのか。目標のためには、今後どの分野に注力すべきか。企業の成長に必要な人材はどんな人なのか。このように企業の方向性について理解を深めると、面接官がどういった学生を評価するのかが少し見えてきます。そのため、「ここで働きたい!」ではなく、「私はこのように貢献できます」と伝える方が、採用する側もその人が入社後にどのように活躍するか、イメージしやすいのではないでしょうか。

 実際に、私が「逆算」して、実践していたことを紹介します。先ほどお話をした通り、企業には求める人物像があります。つまり、百社あれば百通りの人物像が存在します。そこで私はエントリーシートを書く際、志望動機はもちろん、学生時代に力を入れたことや気になるニュース、趣味などを、企業が求める人物像に合わせて一から書いていました。時間や労力はかかりましたが、自分にはこの方法が合っていたと思います。
 また、面接においても同じです。多くの場合、面接の最後には、学生から企業へ逆質問を行える時間が設けられます。私はよく、社内で活躍している人の共通点や働く上で心がけていることを聞き、次回の面接に活かしました。例を挙げると、志望動機を話す時、「志望する理由は〇〇です。前回の面接で、△△部の□□様にお話を伺い、自分がこれまで大切にしてきた姿勢と共通する部分があると考えました。例えば、アルバイトでは~」というように伝えて、逆質問で得た情報を活用していました。志望動機を話した後に「それ、うちの会社でなくてもできるよね?」と聞き返されるケースがあると聞きますが、「○○様からお伺いして~」と話せば、そのような事態も起きづらいと思います。

 今回は、逆算して考えることが大切だとお話ししましたが、では、就職活動を控えた皆さんにとって、今からできることは何でしょうか。働きたい企業の求める人物像に合わせた行動を取ることでしょうか。私は、そのような必要は全くないと思っています。なぜなら、今できるのは「目の前の課題に一生懸命取り組むこと」、ただそれだけだからです。面接で伝えられるような自身の学びは、夢中になっている時には気づかないことが多いと思います。一生懸命に取り組んだ後、しばらくしてから、あの学びは大切なものだったと分かってくるものです。私の場合、面接ではゼミ活動について話す機会が多かったのですが、正直、ゼミで活動している時は、何のために必死になっているのか、先のことが見えていませんでした。しかし、後から振り返ってみると、「何事においても、努力を重ねた姿勢」そのものが自分の強みになっていたのだと気づきました。
 今後、皆さんが自己PRで何を伝えれば良いのか分からなくなった時には、今回お話をした「企業の求める人物像を逆算して考え、それに当てはまる自分のエピソードを持ってくる」方法を思い出してみてください。きっと、一生懸命に取り組んだ中に、自分の長所が見つかるはずです。

 次回は、面接における「話し方」についてお伝えしたいと思います。おたのしみに。

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