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就職座談会2015レポート

4年生パネリスト
Aさん(大森ゼミ) 金融(一般職)
Bさん(肥後ゼミ) IT(ITエンジニア)
Cさん(尾関ゼミ) メディア(編集)
Dさん(藤本ゼミ) ゲーム(ゲームプランナー)
マスコミ(技術職)
Eさん(赤岡ゼミ) 広告(総合職)
Fさん(丹田ゼミ) アパレル(販売職)

 

自己紹介

  1. 大森ゼミ4年生です。内定先の業種は金融業界の中でも、銀行です。一般職ではありますが、管理サービスコースという職種で、一般的に窓口業務を行います。一般職と総合職の間であり、なおかつ在宅勤務も可能な職種です。今日はよろしくお願いします。
  2. 肥後ゼミ4年生です。内定先はIT業界で、職種はITエンジニアです。プログラマーはもちろん、後々にはシステムの設計なども行うような職種になります。よろしくお願いします。
  3. 尾関ゼミ4年生です。内定先は「K株式会社」です。職種はまだ決まっていませんが、編集やイベントの仕事などをさせていただく予定です。今日は少しでも役に立つことを話せたらいいなと思います。よろしくお願いいたします。
  4. 藤本ゼミです。今回はゲーム業界のゲームプランナーとテレビ業界の制作技術についてお話ししたいと思います。本日はよろしくお願いします。
  5. 赤岡ゼミ4年生です。内定先の業種は広告業界で、職種は総合職です。今日はよろしくお願いします。
  6. 丹田ゼミ4年生です。業界はアパレル業界で、職種は販売職です。よろしくお願いいたします。

 

いつごろから就職活動を始めたか

Q.就職活動の期間が大幅に変更されて、とても慌ただしいスケジュールだったと思いますが、業界研究や自己分析なども含めて、いつごろから就職活動を始めましたか?

  1. 私の場合、自己分析は『絶対内定』という本で1月ぐらいから始めました。その他には友人やゼミの先生に「自分がどんな風な人間なのか?」「長所は何か?」「短所は何か?」などを、会話の中で聞くようなかたちで始めたのも1月からでした。業界研究は「日経ナビ」の就職博で、「日経新聞を読むことは就職にとてもいいよ」と薦められ、また元々家でも日経新聞を購読していたので、日経新聞には毎日目を通すようにはしていました。
  2. 私の場合は、1年生の頃にお昼を一緒に食べる友人がいないときに、キャリアセンターにビデオを見によく行っていました。そこで自己分析の方法など、色々ご飯を食べながら見ていました。合同説明会への参加はだいたい12月頃からスタートさせて、自己分析は1月や2月に行っていくようにしていました。
  3. 私の場合は、2月から髪の黒染めをしたり、説明会について調べてみたりしていました。最初は何から始めればいいか分からなかったので、キャリアセンターの情報メディア学科担当の方に相談しに行きました。本格的な就職活動として様々な企業に行ってみたりしたのは、3月からでした。
  4. 私は、3年生の夏休みにあった「就職対策講座」に参加しまして、おそらくそれが最初の自己分析になりますね。初めて合同説明会に参加したのが、3年生の11月末にあったものになります。
  5. 私も、Dさんのおっしゃった夏休みの「就職対策講座」を受講して初めて自己分析や面接の練習をしましたが、それ以来特に何の対策をすることもなく過ごしてしまいました。結局3月1日から自己分析などを含む就職活動を始めました。
  6. 私も夏休みの「就職対策講座」に行きましたが、それが終わってから全く何も準備をしていませんでした。結局2月に入ったぐらいからようやく自分で自己分析を始めて、3月1日から本格的に就職活動を始めました。

 

企業研究はどのようにしていたか

Q.企業研究はどのようにしていましたか。また、具体的な調べ方や方法なども教えてください。

  1. 私の場合、企業研究は企業のWebサイトを見たり、あとは先ほども言った日経新聞を読んで、知っている企業の知らない事業や受けたい企業自体のことではなく、その業界全般の動きを見ていました。家で購読していなければ学校の図書館にもあるので、たまに目を通すだけでも十分役に立つと思います。私の場合、面接のときに日経新聞で読んだ内容を話すと面接官からの反応が良かったりしたこともあるので、それはやっていてすごくよかったかなと思います。
  2. 私の場合は、『就職四季報』を通常版(男女兼用)と女性版の二冊を購入し、違いを見比べていました。始めは業種を絞っていなかったのですが、後半からは少しずつ絞っていくようにしました。いくつか行きたい業界が決まったら、本屋さんで業界本を複数読みました。企業同士の相関関係などもすごく細かく分かるので、それを企業研究に使っていました。
  3. 私はとりあえずリクナビやマイナビのサイトなどで、自分の気になる業界を調べ、気になった企業を片っ端からリスト化しました。まずはその気になった企業のWebサイトを確認し、次に「社名 評判」と検索欄に入力して検索してみました。そうしたら、企業によって大きな評価の差があったので注意していました。「転職会議」などのWebサイトで、働いている人の話を見て会社の良し悪しを調べたりしていました。また、志望業界の大きなイベントに出展している企業を見て、そこは求人しているのかをチェックしました。業界を絞っていたかというと、エンターテイメント業界は狭き門だと言われていたので、選考の早いIT系や人材系を先に受けていました。それ以外は、エンターテイメント業界のみを受けていました。
  4. 私は、企業研究には新聞やテレビ、インターネットをあまり使わず、11月末と12月半ばにあった合同説明会にとりあえず行き、自分の志望業界と、あと他の業界も片っ端からある程度選んで見ていきました。その場で複数の業界を見ていったら、ついでに企業同士の違いが分かっていくので、そうやって企業研究をしていきました。
  5. 私は最初に、3月1日から始まった合同説明会に複数行って、とりあえず業界を絞らずに良さそうだなと思った企業の説明を全部聞いていました。いろいろ話を聞いた上で、自分の興味がある業界が広告業界だと分かってきました。それからは広告業界がメインで、他は自分が「ここはいい企業だな」と感覚的に思ったところを受けていました。企業研究自体は、広告業界を中心にしていました。Webサイトの評判を見つつ、業界専門の参考書を2冊ほど購入しました。その本には何社もの企業が載っていて、各社の選考の内容や強み・弱みも掲載されていたので、その2冊をずっと読み込んでいました。Webサイトの「みんなの就職活動日記(みん就)」に投稿されている匿名の口コミ(選考や人事の人柄など)も確認していました。他には「就活SWOT」というサイトがあり、そこには登録されている企業の強み、弱み、脅威、機会といったSWOT分析が簡単に書かれているので、そこで企業の概要を掴んでいました。そこから企業のWebサイトを調べていました。また、私は広告業界を志望していたので、井上先生にお話を聞いたり、先生の知り合いの方を紹介していただいて話を聞いたりもしていました。
  6. 私はアパレル業界かブライダル業界に行きたいと思っていました。企業のWebサイトを見て企業研究をするのはもちろんですが、アパレル業界は一番簡単に企業と接することができる業界であると思っています。お店に行けば、その企業の特徴を一番身近に感じることができると考えたので、とにかく時間を見つけては様々なお店に行き、その企業の接客の特徴やどんなお店の雰囲気づくりをしているのかなど、直に感じるようにしていました。ブライダル業界を見ていたときは、アパレル(業界)とは違い、式場には簡単に行くことができないので、業界誌、例えば『ゼクシィ』などの本を読んで研究をしていました。

 

SPI対策について

Q.SPI の対策はいつからされていましたか? また秘訣などがありましたら、教えてください。

  1. 私は3年生の前期に、ゼミ生と「SPI対策を早めにしたほうがいいよね」と話していました。そこでゼミ生全員で同じ本を一冊ずつ買い、週に一回のゼミ時間の始め10分間を使って、持ち回りでテストを作って実施したことがSPI対策をした始めのきっかけでした。それから実際個人的にやり始めたのは、1月ぐらいからでした。対策は人によって簡単、難しいという差が分かれてしまうと思うので、早いうちに一度SPIの本に目を通しておくのは大切だと思います。私の場合、内定をいただいた銀行はSPIをテストセンターで受ける形式でしたが、他に受けた企業は玉手箱(Webテストの一つ)でした。このようにSPIだけではなく企業によってテストの形式が異なるので、行きたい企業がどのテスト形式なのかをあらかじめ見ておくといいと思います。
  2. SPIを勉強し始めたのは、キャリアセンターが開講したSPI講座に参加し始めたのがきっかけです。個人的には3冊ほど本を買いました。その時の選び方のポイントとしては、推論などの難しい問題が一番前に載っている本を選ぶことです。始めに簡単な問題があるものを選んでしまうと、それで勉強した気分になってしまうので、まず難しい問題をひたすら解いていって、それで少しずつレベルアップしていくようなかたちを取りました。問題は簡単になっていくということで、本当はレベルダウンしているのですが、気持ちとしては「問題を解いた、解いた」という達成感を自分に付けていくことで、やる気につなげていました。SPIはテストセンターに行って練習をするということも1つの手段です。会場も場所によって雰囲気がかなり異なるので、選考の中にテストセンターでSPIを受験する企業があれば一度受けてみるのもいいかなと思います。会場によっては集中しやすい所と集中しにくい所があるので、自分が一番集中しやすい所を見つけて、受験の際には会場が選択できるので、いつも同じ会場に行くという戦略を取っていました。
  3. 私の場合はSPIの勉強をあまりしていませんでした。一応SPIと玉手箱の本を買ってはいたのですが、あまり問題を解くことはしませんでした。出される問題の形式が特徴的なので、どんな形式なのかを把握するのと、電卓を使う練習をしていました。計算問題には電卓が必要なので、電卓を使う練習はしておいた方がいいかもしれません。
  4. 私はSPIの勉強は学校で行われた講座を受けていましたが、就活と被って抜けてしまうこともありました。最終的にはキャリアセンターでテストセンターの最新の問題集を気軽に借りることができたので、そちらによく行って本を借り、勉強してから試験を受けに行くという感じでやっていました。
  5. 私の場合はSPIの勉強ができていませんでした。私の受けた業界はSPIを採用しているところが少なかったのもあり、事前に対策をとることができませんでした。大事なテストがあるときは、参考書を買ったりもしましたが、インターネットで検索したら過去問や解説がたくさん出てくるので、それらを印刷して解いてみたりもしました。あとはテストセンターの練習ができるWebサイトがあります。テストセンターでのテストは、画面の進み方がとても特徴的で時間制限もあり、そういった画面操作も含めて練習できるので、パソコンでWebサイトを見て試験対策をしていました。広告業界は一般常識テストの割合が多いようなので、参考書は一般常識のものを買っていました。
  6. 私もSPIの本を買ったものの、アパレル業界は自社で作ったテストが多いので、SPIは全く勉強していませんでした。アパレル業界を受けたい人は、SPIを勉強するよりもパーソナリティの部分を重視した方がいいと思います。ある程度の計算問題さえ解ければ大丈夫かなと思います。

 

エントリーシート(ES)や履歴書の開始時期と書き方

Q.エントリーシート(ES) や履歴書はいつごろ書き出しましたか? 上手な書き方や添削方法は、キャリアセンターで見てもらっていましたか?

  1. 本学専用の履歴書はとても書くところが多いと思います。それを初めて書き始めたのは2月頃でした。最初は書く欄が多すぎて全く埋まらないので、まずはどんな履歴書なのかを早めに見ておいた方がいいと思います。私の場合は、ボールペンを2本使い、太字と細字を使い分けていました。見出しは太字、内容は細字で書くというようにメリハリをつけて書くことをしていました。キャリアセンターは就活解禁後には1~2回、解禁前にも1~2回行きました。簡単に自分の履歴書を見てもらったりもしていました。
  2. ESは説明会で印象に残ったことを交えて書いていました。いつも結論から書くようにしていました。例えば、「あなたの強みは何ですか?」という質問だったら「私の強みは○○です」と書いてから細かいことを書いてしまう。そのように始めの1行で一番言いたいことは何なのかということが伝わるようにしていました。ESや履歴書を書き始めたのは、2月、3月頃が一番多かったように思います。履歴書は主に自分について書くことが多く、ESはどちらかというと「会社で自分は何がしたいのか」「自分に何ができるのか」をアピールする用紙になっています。履歴書はESを提出した後、面接の際に出すことが多いので、「今まで自分が何をしてきたのか」を書くように心がけていました。ペンの使い方については、色ペンは使っていませんでしたが、企業によってはその企業専用の履歴書を指定されることや大学専用の履歴書を指定されることもあるので、履歴書の紙質に合ったペンを使い分けていて、そのペンにはインクペンやボールペンを選んでいました。本学専用の履歴書は、インクペンだとインクをこすると伸びてしまうので、こすってもインクが伸びない専用のペンを使っていました。下書きをして上からペン書きするときに、結構伸びたり写ったりすることがあるので、その用紙に合わせたペンを選んでいくのも一つの手段かなと思います。
  3. 履歴書やESはまず何をアピールしたいのか明確にしておくことが大切だと思っています。アピールしたいことに合わせたエピソードをきちんと書くこと、大事なことを前に持ってきてから書くこと、あとは何回か書くことが大事だと思っています。一番最初に書いたものよりも最後に書いたものの方が必ず上手く書けているので、何回も書いておくといいです。私はキャリアセンターの方に添削してもらっていました。履歴書などは誰かに見てもらったほうがいいと思います。企業によってESが異なってくるので、自分がどこに就職したいのかとその傾向を調べておくといいです。私の場合は紙よりWeb上のESが多く、WebESは改行ができないものもありました。そのため文章ばかり書いているととても見にくくなるので、記号を使うなどして文章を区切り見やすくしていました。
  4. 私はESや履歴書を初めて書いたのが「就職対策講座」で、実際に書いてエントリーしたのは1月末でした。1月末~2月初めに4通ほど出して経験を積んでから、3月の就活本番に入ったという感じでした。私の場合、最初はペンの太さを変えるといいと聞いて変えていたんですが、字にあまり自信がなく逆に見栄えが悪くなってしまったので、1種類のペンだけで書いていました。中には蛍光ペンを使うなど何をしてもいいという履歴書もあり、蛍光ペンで強調したりなどしていました。本学の履歴書は文字がメインという印象がありますが、テレビやゲームの業界では「企業を町で表してください」「絵を描いてください」「自分で企画を書いてください」というものも混ざっていることがあるので、心構えをしておいた方がいいと思います。
  5. 私がESを書き始めたのは3月の半ば頃でした。3月初めにあった合同説明会でいいなと思った企業の締切が3月半ばで、慌てて書き出しました。それまでは「就職対策講座」で書いたきりだったので、始めは書き方が分からなかったものの、たくさん書いていくうちに自分の中で固まっていきました。その中で、キャリアセンターの方に1回見ていただいた後、家族にも見てもらい、文章の変なところや伝わらないところを指摘してもらいました。他はゼミの先生や学科の他の先生にも見てもらっていました。様々な人に見てもらうことで良くなる部分もありますが、人によって受け取り方が異なるので、最後は自分がこれでいいと思うかどうかだから、ある程度文章が固まってきたら、あとは自分の気持ちで決めたらいいと思います。他の業界でもあると思いますが、メディアや広告業界は自由記述のESが多く、線も引いていない真っ白の紙に写真を使うのでも、文字で書いていくのでもいいので「好きなように自分をアピールしてください」という何も指定のないものがたくさんみられました。そういうものも、事前に考えておかないと間に合わなくなります。中にはエンジニアなどの選考ではなく総合職などの文系でも応募ができる選考で「Webサイトを作ってください、URLを載せて提出してください」などのイレギュラーなものもあるので、早めに見ておくべきだなと思いました。
  6. 私はR-CAPの講座に来ていただいていた講師の方に履歴書やESを見てもらっていました。アパレル業界も自由記述がとても多く、本当に真っ白な紙に「自分のコーディネートの写真を貼ってそのポイントを書いてください」や「自由にしてください」というものがありました。アパレルなら今の流行をちゃんと押さえた自分の写真を載せたりすることもすごく大事だと思います。

 

面接対策について

Q.面接対策はどのように行っていましたか? キャリアセンターで見てもらいましたか?

  1. 私は面接対策を一切していなくて、キャリアセンターを使うこともありませんでした。私が面接をする時に一番心がけていたのは、面接官の方の目を見ることと頷くことで、それがすごく大事なことだと思っています。自分が一方的に話すだけでなく、面接官の方が話すこともあるので、そういう時や集団面接なら他の人が話している間でも、面接官から見られていることがあるので気を抜かないようにするのは大事だったと思います。
  2. 私の場合はキャリアセンターと家で練習していました。主に気を付けていたことはIT業界志望だったので、まず論理的であること、「私はこう思います」など結論から入って説明すること、あともう一つは論理的でもなるべく会話をするように心がけていました。一方的に話すだけでなく、面接官の方の話もさらに踏まえて話していくようにしていました。IT業界は1人で作業するイメージがあるかもしれませんが、1つの大きなものをたくさんの人で作る仕事になるので、コミュニケーション力をとても問われます。なので、面接中でも言いたいことを一方的に話すよりは自分の言葉で、なるべく笑顔で、どちらかというと会話するような感覚で話すように気を付けていました。
  3. 私も対策という対策はせずに、キャリアセンターでも見てもらわず、ぶっつけ本番でやっていました。私が受けていたエンターテイメント業界は結構特殊で、東京に本社があることが多いので「どれくらいウケるのか」を狙って面接に臨んでいました。関西弁はウケがいいので関西弁をわざと出してみると、関西について聞かれることもありました。東京の企業にとっては関西から来たということだけで熱意がかなり伝わり、「わざわざ関西から来てくれたんですね」と言われるので、そういうところを意識するようにしていました。あとは「面接官を笑わせる」ことです。面白く面接することが一番いいと思います。私は人前で話すことが得意だったのでぶっつけ本番でも大丈夫でしたが、話すのが苦手な人もいると思います。苦手な人はキャリアセンターや家の人に見てもらって話す練習をするといいと思います。また選考が早い業界だと、受ける学生もまだ面接の準備が出来ていなくて、あまり上手く受け答えができないことが多いのですが、そんな時には丁寧に話を深く掘り下げて聞いてくれる企業もあるのでそういう企業を受けてみるといいのではないかと思います。
  4. 私は、面接対策は講座を受けていたのと、3年生のときに「自己アピールトレーニング(共通教育科目)」と「メディア編集演習(専門教育科目)」の授業があり、その2科目がかなり面接対策に素晴らしい授業だったので、そちらを受講していました。個人的な練習については、ゲーム会社は特殊な面接で、自分で作ったゲームの企画書を持って行き、ゲームの説明に1時間半と自分が今まで作ってきたもののアピールに1時間半という個人で3時間ある面接をたくさんやっていましたので、その際にゼミの先生に自分の考えたゲームの企画がちゃんと他の人にも分かるかという確認をしていただきながら面接の練習をしていました。あとは友達とよく雑談の中でゲームの企画を組み立てていたので、その時に話していたのが面接の練習にもなっていたのかなと思っています。
  5. 私も3年生の夏休みの「就職対策講座」の時に面接練習が1回あったので、それで経験していたのと、「メディア編集演習」も受講していました。その授業は志望動機を他の受講者の前で一人で話して、それをビデオカメラで撮ってもらうというもので、とても参考になったと思います。他に対策は特にしていませんでした。いろんな面接対策などの講座でも「会話することが大事」とよく言われますが本当にそうなので、質問に対して的外れなことさえ言わなければ大丈夫かなと思います。あとは笑顔が大事です。緊張していて上手く話せなくても、業界によるかもしれませんがあまり悪い印象はないと思います。とりあえず目力と声を大きく、ハキハキ話す、笑顔を心がけていたら、面接官も緊張しているけど頑張っているから聞いてあげようという気になってくれると思うので、とても緊張した時は最終的に「笑顔で」「ハキハキと」「声を大きく」だけを忘れずに面接を受けていました。
  6. 私も面接対策は何もしていなくて、強いて言えば志望動機をしっかり面接で伝えられるように固めていました。あと自己PRをすることが多いと思うので、自分が今まで何をやってきたのか、どういう人なのかさえをしっかり固めていたら大丈夫だと思います。(他の方と)被ってしまうのですが、面接中は無表情でいるよりも笑っていたり頷いたりしている方が印象はいいです。採用するなら暗い学生よりも明るい学生の方がいいと思うので、笑顔や明るい雰囲気を作るということは大切にしたほうがいいと思います。

 

選考の流れについて

Q.内定先、もしくは受けた企業の選考の流れについて教えてください。

  1. 私が内定をいただいた銀行は、企業のWebサイトでプレエントリーしたのが3月1日の就活が解禁したときでした。ESの提出は8月末でした。私は第3回目の募集で応募しまして、1回目、2回目の早い選考と比べるとかなり遅めの提出でした。テストはテストセンターで9月上旬にあって、面接は3回あり、全て9月にありました。1次が個人面接で同日に2回、2次も個人面接、3次も個人面接でした。3次面接が最終(面接)で、その場で内定をいただきました。私が受けた時は第3回目募集時の応募だったので、1次の個人面接が同日に2回だったのですが、第1回目などの早い回に応募した人は1次(面接)がグループディスカッションの人もいたので、時期によって選考が少し変わるのかなと思いました。あとこれは金融(業界)によくあることだと思うのですが、1次(面接)から最終(面接)まで3日間連続の面接だったんです。なので、金融を受けて1次面接に呼ばれたら、その後の3日間や4日間は空けておいたほうがいいかもしれません。連絡については、規模が大きい銀行は次の面接などの連絡がメールでよりも非通知の電話でかかってくることがとても多いです。なので、非通知設定は絶対に解除しておいた方がいいのと、あとは留守番電話サービスの設定をしておくことですね。非通知は留守番電話にメッセージを残さないと思いますが、電話を取れる体勢でいることはとても大事かなと思います。
  2. 私の内定先は、まず合同説明会を受けに行き、そのあとインターンシップに参加しました。そこでグループワークをして、そのあと会社オリジナルの適性検査をしました。IT業界は始めに適性検査で図形がたくさん並んでいるテストがあります。その図形の並びの法則性を見抜いて次に当てはまる図形を選ぶといった問題があり、少し普通のテストとは違うものも受けなくてはいけません。その適性検査が受かって初めてWebテストになりました。Webテストは主に皆さんが知っているような数学や国語で、そのあと2回面接を受けました。ITは選考が少し早いので、面接は3月、4月で、4月にはほぼ最終面接という形になっていました。金融業界とは違って、ITは企業の個性がすごく出ます。例えば友達の受けたIT企業は、日付がずらせなくて「この日がだめだったら次の選考に進んでもらうことは難しいです」と言われるところもあれば、「いつでも来てください」と(予定を)合わせてくれる企業もあるので、どうしても行けない日に面接が決まってしまったら、一度交渉してみるのも手だと思います。交渉の電話をする時に、「こうでああで〜」と言い訳を言うよりは、「私はこの日に行けるので、変えてもらえませんか」と言うと、意外にずらしてもらえることが多いです。
  3. 私の内定先はWebエントリーシート、SPI、(面接は)1次、2次、最終と全て個人面接でした。他に内定をいただいた企業は、説明会の時に、その場ですぐ適性検査を2時間くらい受けました。そこからES、1次面接、2次面接、最終面接がありました。このように絶対に説明会に行かないと受けられない企業もあるので、説明会の予約はちゃんと見ておいた方がいいです。(予約が)できなかったとしても人気の企業は必ずキャンセル待ちがあるので、キャンセル待ちがあるかを確認したり調べてみたりしたらいいと思います。
  4. ゲーム業界の方は、まず合同説明会で企業が求人していることを知りました。説明会に行こうとしましたが、説明会にエントリーする前にまずWeb上で履歴書やESを書いてエントリーしなければならなくて、しかもそのESや履歴書は普通の内容ではなくて、よく分からない図形があって「これを論理的に説明しなさい」というような問題込みのESがありました。それを提出して説明会に行ったら、今度は説明会で説明と同時にテストがありました。テストもその企業オリジナルのもので、ゲームの専門用語などの知識の問題が1〜2時間あるという説明会になっていました。そのあと面接が3回ありました。PCでも何でも実物を持って来ていい「もの作りアピール」と、同じ物を使い回してもいいし、それぞれオリジナルを3つ持って行ってもいいという条件でゲームの企画を説明するような面接を3時間×3回やって、内定という流れでした。テレビ制作の方は、2月くらいに2日間のインターンシップに行っていて、そのあとに同じく3月くらいの説明会に行きました。5月にエントリーをオープンES(就職支援サイトが提供する機能)でして、テストセンターで試験がありました。8月からは個人面接を2回受けて、内定という流れになりました。
  5. 私の内定したところは、3月から解禁してリクナビでプレエントリーしました。4月終わりくらいにあった参加必須の説明会で話を聞いてから次にESの締切があり、WebでESを提出しました。それで通過した人がグループディスカッションに呼ばれて、8人くらいでグループを組み、百貨店で行う「日本酒の企画」か「スポーツシューズの企画」のどちらかを選んでプレゼンをするものでした。その通過者が個人の最終面接をしましたが、その日程が3日間も設けてあり、グループディスカッションで人数が絞られていたものの、最終面接なのにとても人数が多かったです。それでも最終的な内定者は14人でした。なので、最終(面接)でも落ちてしまうことが結構あります。あともう1つ最終(面接)の手前まで行っていた企業がありました。そこは大手で、メーカーの広告制作を行う企業に応募していました。大手企業は「選考は8月から」ということを守らないといけない面があるようで、「交流会」や「説明会」と名前を変えてはいるものの、実際は選考会のような内容だったので、心構えはしておいた方がいいと思います。次の年は変わるかもしれませんが、大手であればあるほど早くから水面下で選考が始まっていて、「いいな」と思った頃にはもう遅くて、説明会の案内も無いなと思っていたら、もう内定者が出ていたということも結構ありました。そういったことも調べておいた方がいいと思います。
  6. 私は4月の後半に1回説明会がありました。そのあと説明会に行った人だけ先にESの締め切りがあり、早めに選考をしてもらえるということがありました。説明会から内定まで合わせて説明会とグループ面接1回、2次の個人面接、最終面接の合計4回の選考でした。2週間に1回くらいのペースで面接があり、結構早くに内定をいただきました。アパレル業界は何クールも募集があり、1回不採用であってももう1回応募できることが多いので、もし本当に行きたい企業があれば何回でも応募してみるといいです。知り合いで3回目の応募でようやく内定を取れたという人もいるので、諦めずに挑戦し続けた方がいいと思います。

 

希望の仕事が周りから不向きと言われた時、どうするか

Q.例えば、自分は営業がしたいが、自分をよく知る両親や友人には向いていないと言われてしまう場合があると思います。やってみたい仕事が自分には不向きだと思われる場合、どちらを優先すべきでしょうか。

  1. 私はとりあえず挑戦するべきかなと思います。就職活動は1回しかないので、後悔したくないと自分の中で思っていたのと、(みなさんにも)後悔してほしくないなという気持ちがあります。今の学生の時点で社会について知っていることなんてほんの少しだと思います。なので、就活でいろんな企業の説明会に行く段階で仕事が不向きだったと思っていても、「こういうところが自分に合っているのではないかな」ということが過程で分かっていくと思うので、今の段階で決めつけるのは良くないかなと思います。
  2. 私も選考を受けてみるのが一番だと思います。その中で、もし選考が進んで行くならば、不安があっても適性があるということなので頑張ってみればいいと思います。もし、例えばもの作りがしたいからメーカーに行きたいけど行けなかったという風に残念な結果になったら、「自分はもの作りをしたい。じゃあそれに携われることって何だろう? エンジニアかな? デザインかな?」という風に、やりたいことを細分化していくということも、対策としてはいいのではないかなと思います。あと就職活動は自分の持っている能力というよりも期待値で採用されることが多いので、不安があって悩んでいても、「私はこれだけできます」「今は好きではなくてもこれだけやろうという意志があります」ということを言っていけば、いいところまでは行けるのではないかなと思います。なので、今不安があってもぜひ挑戦してみたらいいと思います。
  3. 向き不向きは実際に仕事をしてみないと絶対に分からないことだと思っています。自分がこの仕事に向いているなと思っていても、本当は向いていないかもしれないし、実際に仕事をしないと分からないことだと思います。人に言われた道に進んで仕事が楽しくなくて辞めるよりは、自分の意思で就職をした方がいいと思います。あと新卒なので、合わなかったら辞めてそれを参考に別のところで中途採用で採ってもらえることもあると思います。質問にあった「自分は営業がしたいが、両親や友人には向いてないと言われる」というのも、もし営業がやりたいなら、営業がどんな仕事か分かっている人は今の段階では少ないと思うので、営業はどんな仕事なのかということを調べてみることからやるといいと思います。そこからやりたい営業はどこの企業に行ったらできるのかを見ていくといいと思います。同じ営業でも、顧客先を回ったりだとか、個人宅を訪問営業したりと、企業によっては全然違うので、どういうやり方の営業がしたくて、どういう企業ならそれができるのかをきちんと調べることが大事だと思います。
  4. 私は作ることが出来る会社に行きたいということぐらいしか考えておらず、あとは自分の好奇心を利用して様々な業界を見ていました。よく聞く話では、この企業に行きたいと思っていても選考が進んでいくうちに、「この企業は違う」と思い始めた友達が多かったです。逆に言えば選考の中で、「やっぱりここの企業、とてもいいところだった」となっていくこともあるので、少しでも気になったらどんどん受けていくべきだと思っています。
  5. 私も少しでもいいなと思ったところは、どんどん受けていくべきだと思っています。他の方が言われているように、新卒の就活というのは1回きりなので、後悔の無いように受けておいて損は無いと思います。時間を取られるかもしれませんが、次の面接には活かせるし経験値が上がっていくと思います。知らない大人、知らない面接官の方と話すことは絶対に勉強になることがやっぱりあるので、受けておいて損は無いです。あと、向き不向きのどちらを優先するかというのは私もすごく悩みました。クリエイティブな仕事をしたいという気持ちがありましたが、友達からは「真面目すぎ」とよく言われることがあったので「そんな自分は向いていないのではないのか?」という気持ちがずっとあったままでした。でも、志望順位が低い企業のESはやっぱり書けないし、無理矢理頑張って書いてもやっぱり通らないので、結局は自分がいいなと思った企業にたくさん応募していきました。先ほども言われていたように、向き不向きは今のような未熟なうちに決められることではないと本当に思います。絶対に向いていると思っていた仕事でも、そうでない仕事でも、どこの企業に就職しても最初は何をしても絶対役に立たないと思うし、新入社員のうちはなかなか上手くいかないと思います。それでも頑張らないといけないという前提で考えていけば、絶対自分がやりたいと思っていたことのために苦労した方がいいと私は思ったので、自分の好きなことを優先して就職活動をしていました。
  6. 私も自分のやりたいことには挑戦した方がいいと思います。「やりたいけど向いていないかもしれない」と周りに相談して「やめておいた方がいいんじゃない?」と言われて挑戦するのをやめてしまったら、他の企業に内定をもらったとしても後々、「あっちに行っていたらどうなっていたのだろう」と考えて後悔してしまうと思います。今はとりあえず自分の興味あるところには片っ端からエントリーして挑戦した方が自分のためにもなるし、後々すっきりした気持ちで就職活動を終えることができるのではないかなと思います。

 

キャリアビジョンについて

Q.キャリアビジョンはどこまで先のことを考えて就活をしていましたか? 結婚や出産は大きな節目になるので、どのように考えて就活をしていたか教えてください。

  1. 私の場合キャリアビジョンはあまり考えていませんでした。(就活の)始めのころは総合職や一般職も関係なく様々な企業を受けていて、最初に内定をいただいたところは流通(業界)の全国転勤(がある職種)でした。そこに就職しようかと考えていましたが、色々と自分のことを考えたときに、企業によって様々な制度はあっても全国転勤ということは結婚したら仕事を辞めないといけないのかと考えました。あと私は一人っ子なので、まだ先のことですが両親の今後を考えると近くにいた方がいいのかなということもすごく頭をよぎりました。そういうことを思ったから金融を受け始めたというのもあります。なので、私はキャリアビジョンについてそんなに考えてなかったのですが、そういうことも後々考えていかないといけないということは絶対にあるので、早いうちから考えた方がいいかなと思います。
  2. キャリアビジョンについては、かなり考えました。できれば結婚しても辞めたくない、仕事を続けたいという気持ちがあり、エンジニア職の中に「グループリーダー」という役職があるのですが、それになるぐらいまでは(仕事を続けたい)、と考えていました。長いスパンのことを考えていくと、「何年くらいにはこれくらいの技術を持っておいた方がいいかな」と想像も大分付いてくるので、面接で話す際は具体的に話すことができました。あとはフワフワと「こんな感じのことがやりたいです」と言うよりは「私は、何歳ぐらいまでにこういうことがやりたいです」「将来的にはグループリーダーになって、年を取っていくにつれて管理職にはなりたいです」と言えば、面接官からしてもこの子はかなりやる気があると見てもらえるし、教え甲斐があると感じてもらうのもすごくポイントになってくるので、余裕があるならキャリアプランは長めに考えておくのもいいと思います。
  3. キャリアビジョンについて質問される企業の面接もあるので、考えることは絶対にしておいたほうがいいと思います。結婚や出産については、私は地元で就職し、実家から通ってお金を貯めて、辞めたくなったら辞めて結婚して、ということを(就活の)最初のころは考えていましたが、どうしても行きたい業界が東京しかありませんでした。その業界に就きたいと思った時には、仕事のことだけを考えて(選考を)受けていたので、その頃には結婚などは考えなくなっていました。将来の夢が主婦になることや結婚することという人もいると思うので、キャリアビジョンは考えておくに越したことはないと思います。
  4. キャリアビジョンは結構面接で聞かれますが、私も結婚はしたいけど、結婚した後に仕事ができるかは実際に働かないと分からないという結論に至って、あまり考えていませんでした。ゲーム会社の場合は大阪、テレビ制作の方は全国転勤がある職種でかなりバラバラですが、住む場所にはこだわらないという就活の仕方をしていました。キャリアビジョンについて聞かれた場合は、とにかく作りたかったので「年に何本くらい作れるようになりますか?」といった話を逆にこちらから質問していました。テレビ制作の方は、おそらく来年も同じだと思いますがオリンピック関係(のこと)をよく聞かれたり、何がしたいのかをよく聞かれるので、そちらの方を混ぜて返していました。
  5. 私はキャリアビジョンのことを全く考えていませんでした。就活を続けていくうちに自分の未熟さをすごく感じたので、逆に様々なことに何でも挑戦したい、何でもやってみたいと思うようになりました。だから地域を限らずに関西も関東も名古屋などの企業も受けて、そこで入社するご縁になったらそれはそれで面白いかなという気持ちで私は就活をしていました。面接のときに聞かれるとしたら、「この会社に入社して何がしたいですか?」ということをよく聞かれるのですが、それを答えるのが難しいなといつも悩んでいました。具体的に言えたらもちろんいいのですが、あまりに的外れに偉そうなことを言うのも嫌だと思っていて、私は自分のアイデアを話していました。例えば、「私は自分の考えたことを企画として実現したいです。御社でどういうことができるかはまだはっきりとは分からないですが、今こういうことができたら楽しいんじゃないかなと考えているのは……」といった感じで自分のアイデアを話して、面接官が興味を持ってくれたら儲け物と考えていました。
  6. 私もあまり先のことは考えていなくて、いつか結婚して出産するんだろうなあ程度のことしか考えていませんでした。面接で「キャリアプランはありますか?」と聞かれたときに、私はとりあえず長く働きたいということを言っていました。もし就職活動中にはキャリアプランが無くても、働いていくうちにやりたいことや目標が見えてくると思うので、考えていた方がいいとは思うのですが「今は無いからどうしよう」とあまり悩まなくていいのではないかなと思います。

 

就職活動を終えて

Q.就活を終えて内定を得た今だから言える、これだけは気を付けたほうがいい! ということがあったら教えてください。

  1. 私はまず最後のひと押しがとても大事だと思っています。最終面接で「最後に何かありますか?」と聞かれたときに「御社に絶対入りたいです」と絶対言うべきだと思います。私は学校推薦で銀行を受けていて、最終面接のときにそれを言わず、言わなかったことが原因かは分からないですが、そこが不採用だったということもあり、(最後のひと押しが大事であることを)とても痛感しました。あと気を付けた方がいいと思うのは、心持ちです。就活は、選考で落ちてしまったりお祈りメールがたくさん来たりでとても浮き沈みが激しいと思います。ゼミの先生からよく言われていたのは、プロ野球に例えて「どれだけ打つバッターでも3割打者」と言われていました。野球選手って10本打って3本当たったらそれでもヒーローやスター選手になれるということだと思うのです。「3割当たればいいのだから、そこまで落ち込む必要はない」とよく言われていたので、あまり落ち込みすぎないというのも大事かなと思います。
  2. 気を付けた方がいいなと思うことは、大まかに分けて2つあります。まず1つは、「気になる企業があれば、就職サイトに頼らずに企業の公式Webサイトに行く」ということです。マイナビで“12日締め切り”と書かれていたので、それまでにメールを送ればいいのかと思って送った後、企業の公式サイトを見たらES郵送の締め切りが12日だったということが結構ありました。実際の就職サイトと企業の公式サイトで、締め切りは同じでも内容が違っていることもかなりあるので、その点は気を付けておいた方がいいかなと改めて思っています。もう1つは、よく面接で「どうしてこの会社を受けたのですか?」という質問に対して、「人事の人が良かったからです」という言葉をよく聞きますが、私の考えとしては人事の人の性格がいいのは当たり前だなと思っています。その中でやっぱり人が気になるという考えを持っているのだったら、説明会の端っこで待機している社員の方や(就活生に)話をするために出番待ちをしている新入社員の方などの様子を見るというのが一番かなと思います。私たちの目が向いていない時間帯に、社員の方の素が出ていたり、あと片付け中に社員同士で会話しながら片付けていたりというところで人柄は見ていったらいいかなと思います。人事の人が面接中はとても良かったのに、あとで会ってみたらとても怖かったというのもよく聞く話なので、その2点は気を付けておいた方がいいと思いますし、私も気を付けていました。
  3. 難しいことだとは思いますが、「1つ突き詰めたものがある」ととても話しやすくなります。私の受けた業界が特殊だったのもありますが、最終面接で「やっているゲームは何ですか?」と聞かれてからずっとそのゲームの話だけで終わってしまいました。内定者懇談会のときに取締役に大勢の前で私を採用した理由を「ゲームのレベルが高かったら」と言われました。私は当時一番高いぐらいのレベルで取締役も同じゲームをされていたのですが、「自分より高いと思わなかった」「もし、にわかプレイヤーだったら採用していなかった」と言われたので、何でもいいのでとりあえず1つ突き詰めたものがあったら、すごくやりやすくなると思います。私の場合はとても特殊なので全く参考にはならないですが、そういう気持ちで活動するということですね。就活中は本当にゴールが見えないので、とても不安になります。私も(自分のことを)明るい性格だと思っていましたが、すごく落ち込んで泣いたりもしていたので、あまり細かく考えすぎていたらしんどくなると思います。私の場合は息抜きして朝までゲームしていた結果が内定に繋がったのですが、何か1つ息抜きすることは絶対に大事だと思います。あと行きたい業界が狭き門だと言われていて絶対に入れないと思っていましたが、諦めなかったことで入れたので、諦めないことが大切です。この業界はほとんど東京になりますが、待遇などを見ずにどこでもいいからといって受けてしまうと、そこで暮らしていけなくなることがあると思います。私はエンターテイメント業界を複数受けていて、いいところまで行っている企業はありましたが、待遇があまり良くないところがありました。家賃が出ない、給料が良くない、朝まで拘束されるといったところは、もし夢だったとしても、そういうところはシビアに考えることが大事だと思います。
  4. 私は高校のときから映像のコンテストなどによく出ていて、ESにもよく映像のことを書いていました。受けていた企業がSEだったりゲーム会社だったりして映像とは離れていても、「映像を作ることを通してこういうことを頑張った」ということを書いていました。もちろん面接に行くと「実は映像の方がやりたいのではないか」と言われますが、自分の一番行きたい業界が映像だったとしても、面接に行く前は「この企業だと、こういうことができるから、ここに就職するつもりで行こう」という気持ちになっているので、そういう質問があった時は「今一番気になっている企業は御社です」というように「一番就職したい」ではなく「気になっている」という言い方で常に話していました。実際にそのまま内定に繋がったこともありました。あと内定を辞退することも出てきたのですが、内定をいただいた業界が志望業界とは別だったとしても、「一番就職したい」や「志望度が高い」と言うと嘘になりますが、その時「気になっていた」企業だったので特に嘘を付くこともなく、先方も「そう言えば映像を志望されていましたよね」というかたちでスムーズに内定を辞退することもできました。嘘をつかずに如何に「一番、今、気になっているか」をアピールすることは大切だったのではないかと思っています。
  5. 就活を終わってみると、とてもお金がかかったと感じました。私はあまりアルバイトができなくて、両親にすごく助けてもらいました。もう始まる前から「今日先輩からとてもお金がかかるって聞いたから、その時はよろしくお願いします」と先にお願いしておいた方がいいと思います。あとストッキングはどれだけ買っても一瞬ですぐに無くなるから、たくさん買っておいた方がいいです。私は1回面接で失敗したと思ったことがあります。その時はグループ面接で、説明会の後に面接がありました。私は説明会の前によく目薬やミントのタブレットを使っていて、その時は目薬をさして説明会とその後の面接を受けました。そしてそのままグループ面接を一緒に受けた就活生と談笑しながら帰ったあと、ふと鏡を見たら化粧が崩れていました。アイライナーがドロドロになったまま面接を受けていたことにその時に気付いて、「終わったな(落ちたな)」と思いました。そこから頻繁に鏡を見るようにしないといけないなと感じました。そういう習慣が無かったのが人としてミスだったなと思ったので、それを気を付けた方がいいと思いました。
  6. 就活はたくさん落ちると思いますが、落ちるのが普通みたいになっているから、あんまり気を詰めて「落ちてしまった、どうしよう」と気を張っていると次も絶対受からないと思います。だから、あまり落ちても気にせずに「仕方がないなあ」くらいの気持ちでいて、あんまり詰めて就活をするのではなく、ちょっと息抜きを挟みつつやっていくことを気を付けた方がいいのではないかなと思います。

 

会場からの質問:何社受けたのか

Q.今まで何社受けたのかを覚えていらっしゃったら教えて欲しいなと思います。

  1. 私はマイナビなどでエントリーしたり知っている企業のWebサイトにとりあえず登録したりしたのはおそらく100(社)は超えていたのかなと思います。エントリー自体は100(社)を超えていても、結局ESを送ったのは業種関係なく受けていたので40社くらいでした。そのうち面接に進んだのは大体20社くらいで、最終的に内定をいただいたのは4社でした。
  2. 一生懸命思い出していますが、あんまり覚えてないです……。私の話ではないのですが、大体、平均は100社くらいエントリーするっていうことをよく聞きます。エントリー(プレエントリー)するのは「気になりますボタン」を押すようなものなので、プレエントリーはやっぱり100(社)くらいはやっていて、実際に履歴書を提出したのは20~30(社)くらいだったかなと思います。面接はさらにどんどん少なくなっていったようなイメージです。ちょっと曖昧ですみません。
  3. 私の場合はおそらくエントリーというものをしたのが20~30社ぐらいで、ESを出したのが15社ぐらい、ESが受かっても(次の選考に)行かなかったこともあり、面接など実際の選考に行ったのはおそらく10社くらいだったと思います。たぶん少ない方だと思うので、もうちょっと受けておいた方がいいと思います。
  4. よくエントリーは気軽にしていいと聞きますが、私はガチガチに固く考えてしまっていたので、説明会に行ってESを出す企業にしかエントリーしていませんでした。エントリーしたのは30社弱で、実際に説明会に行ったりESを出したりしたのもほぼ全部です。書類が通って面接に行ったのは20社ちょっとだったと思います。
  5. 私は3月から8月末まで約半年ほどずっと就活をしていて、プレエントリーがマイナビで65(社)、リクナビで40(社)、日経就職ナビで2社でした。説明会に参加したり書類選考に応募したのは61(社)、面接したのが17(社)、内定をいただいたのは1社だけです。ESは3月に3社、4月に11(社)、5月に20(社)、6月に6(社)、7月に5(社)くらいで結構重なっていたので忙しいかもしれないです。
  6. 私はエントリーしたのが50社もいっていないぐらいだったと思います。実際にESを出したのが15社くらいで、面接に行ったのもそれぐらいでした。受けている途中で「何か違うな」と思って辞退した企業もあったので、私もあまり受けていない方だと思います。途中で違うなと思って次の企業を探そうと思ってももう遅いと思うので、エントリーはたくさんして、面接も本当に就職したい企業を最初に受けるのではなく、ちょっと気になるぐらいの企業から練習し始めて、たくさん受けている方がいいと思います。

 

会場からの質問:就職活動時の服装について

Q.私はパンツスーツで就活をしたいなと考えているのですが、スカートの方が印象はいいと聞きました。実際、印象の違いはあるのでしょうか?

  1. 金融(業界)の説明会は一般職向けと総合職向けに分かれています。企業のカラーにもよりますが、私が受けた企業では、一般職は女性だけで、スカートの方が多かったです。金融(業界)はスカートの方がいいのかなと思います。
  2. 説明会ならパンツスーツでも問題は無いです。面接でもパンツスーツの人は居ました。でも、最終面接はスカートの方がいいと聞いたことはあります。
  3. 私は私服での面接が多く、パンツ(スタイル)で行っていました。実際、就活している中でもパンツスーツの人は結構多かったです。大切なのは「自分のキャラクターに合っているかどうか」です。自分らしさが大切だと思います。
  4. 未回答
  5. 未回答
  6. アパレルはスーツではなく私服が多いので、なんでも大丈夫です。私が受けた企業は制服が支給されているので、スーツで行きました。カッチリしたところでは、スーツ栄えがするかどうかを見られていると思います。なので、スカートやパンツは関係なく、(自分に)似合っていれば大丈夫です。

 

会場からの質問:卒業論文のテーマは選考に影響するのか

Q.卒論のテーマは選考に影響するのでしょうか? 行きたい業界があるけれど、その業界とは関係のない卒論内容にしても問題はないのでしょうか?

  1. 私が就活を始めたのは3月くらいからなのですが、その時点では卒論に何を書くか決めていませんでした。私が所属していたゼミは3年生の時に、研究やコンテストに参加をしていました。その経験が直接卒論に繋がるかというと、私は繋がりませんでした。そして私が受けた企業は卒論の内容は関係ありませんでした。「大学時代に何をしていましたか?」という質問に答えられる話題があればいいと思っています。私がよく話していたのは、(3年生の時に)トイレの研究をしていたので、その話をすると人事の方はすごく興味を持ってくれまして、その話題だけで面接時間が終わってしまったこともありました。なので、卒論の内容が決まっていなくても「今こういうことをしていて、それが卒論につなげられたらいいと思っています」ということを話せたらいいと思います。
  2. 私の時も面接の時点では決まっていなかったので、ぼんやりと「こういうことをしたいな」ということを伝えていました。もちろん、その企業にマッチしたものであれば、人事の方も「その話わかるよ!」と言ってくれると思いますが、別ジャンルでも「こういうことをしています! とても面白いと感じています!」というアピールをすれば問題ないのかなと思います。たまに「その内容はこの会社と関係ないよね?」と言われることがあったら、「学生のうちにやれることをやっておきたかったのです」と言えば大丈夫なのかなと思います。実際にそう返事をして面接が通った企業もあるので、あまり気にしなくてもいいのかなと思います。説明できたらいいと思います。
  3. 企業にもよると思いますが、私は直接卒論の話をしたことはありませんでした。内容が面白くて話題になることを研究しているのであれば、それを武器にするといいと思います。卒論はその研究テーマを詳しく調べることでもあるから、話のネタにはなると思います。ESに書く企業もあるので、用意したり考えておいた方がいいと思います。
  4. 色んな業界のESに「卒論内容を書いてください」と高確率であるのですが、その時にはまだ卒論のテーマが決まっていなかったので、その時に「このテーマについて卒論を書こうかな」と思っていたことを書いていました。でも実際面接の場で卒論の話をすることはほとんどありませんでした。学校の成績表を提出することが多いのですが、その成績表から受講していた授業内容を見て「何故このように幅広い分野を勉強していたのですか?」と聞かれました。なので、卒論の内容というよりは今まで受講してきた授業関係で聞かれることが多いと思いました。
  5. 私はESで卒論の内容を書いて、実際に面接でも良く聞かれました。あと「学校で何を勉強しているのですか?」と聞かれた時に、情報メディア学科は(幅広いことを学んでいるため)とても説明しづらいと思うので「幅広く様々な事を『情報』として扱っています。今私が所属しているゼミでは何を専攻していて、こういう研究をしています」と答えていました。授業やゼミと志望している企業のジャンルが違っていても、何故その学科に入ったのか、自分の考え方や物事の説明の仕方など、自分を説明する材料として使ったりして、全く違う事でも上手く説明が出来れば大丈夫と思います。
  6. 私は元々ゼミでファッションを研究していて、就職したい業界もアパレル系だったので研究の内容は詳しく話せました。自分が卒論でやりたいことと企業のジャンルが似ているのであれば、研究内容を詳しく話せるからそれに越したことはないと思いますが、業界と卒論のテーマが全く関係無くても、自分が何を一生懸命しているのかということを伝えることができれば、それでいいのではないかと思います。

 

会場からの質問:課外活動は就職活動に役立つか

Q.ボランティアなど課外活動をしていて就活に役立ちましたか? ESや面接では課外活動を行っている前提で話が進むのでしょうか?

  1. 私は、ボランティア活動はしていませんでした。本学専用の履歴書で課外活動を書く欄がありますが、そこにはゼミで行っていたコンテストやコンペティションのことを書いていました。なので、ゼミ全体ではなくゼミ内の有志などで行っていることであれば課外活動と捉えてもいいのではないかと思います。
  2. 私の場合は、「部活をしていますか?」という質問が多かったです。私自身は部活をせずに、課外活動を2つしていました。面接では「部活をしていなかったので課外活動をしていました」と話していました。グループ面接では話す内容が被ってしまう事があるのですが、皆が同じ話題だと面接官への印象も薄くなってしまいます。なので、できれば様々な話せるネタを持っておくといいです。それでももし(ネタが)被ってしまったら、その人とは違う(別の視点からの)内容を話せば大丈夫です。
  3. 私は全くボランティアをしていませんでした。私が受けた企業では役に立つという感じはしなかったです。自分をアピールするのに使うのであれば、ボランティアでも海外留学でも話したらいいとは思いますが、(それらの話題は)絶対に被るので、課外活動をするのであれば、ボランティアや海外留学よりかは他のことを探した方がいいと思います。
  4. 私もボランティアはしていません。また、(課外活動欄には)部活と授業とゼミは書いてはいけないのかなとずっと考えていました。この大学中に何をしたかしっかり考えると、違うゼミの友達と一緒にいろんな映像を作ったりしていたので、その映像を出したコンテストの結果や私は実際に書いた回数は少ないですがアルバイトの事を書くといいと思います。課外活動欄で書かないと、アルバイトについて書く項目が少なく「アルバイトをされたことは無いのですか?」と人事の方に聞かれるまで経験したことを伝えられないので、もしアルバイトの事で誇りたいことがあるならば課外活動欄に書くべきだと思いました。
  5. 私も課外活動欄はいつも悩んでいました。私もボランティアに行ったことが無く、体育大会のコスチューム部門に参加していたので、そのことについて書いていました。ESに書いていると面接で触れられるのですが、あまり聞かれませんでした。でも、面接では聞かれなくともESでは7、8割は書く欄があるので、何を書くかは考えておいた方がいいです。
  6. 私もボランティアはしていなくて、課外活動の欄にはアルバイトのことを書いていました。幅広いアルバイトをしていて、志望の職種が接客だったこともあり、アルバイトで経験した接客について書きました。それをESで書くと面接で人事の方にも興味を持っていただけました。なので、ボランティアがいいという事ではなく、「自分はこの会社でこんな事ができますよ」ということを盛り込んで書いておくのが大事ではないかと思います。

 

司会:ありがとうございました。時間となりましたので、これで就職座談会を終わります。

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情報メディア学科では、在学生・卒業生・教職員、さらにはこれから本学を目指す高校生、企業や地域の方々を含む幅広い交流を目的として、学科独自のメールマガジン「やりとり」を発行しています。編集は本学科の在学生有志と助手と教員で行い、学科ニュース、学生エッセイ、スタッフの社会活動などの情報を発信しています。

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