大森いさみ教授ゼミの3年生のチームが、大学生観光まちづくりコンテスト運営協議会が主催する「大学生観光まちづくりコンテスト2021」に参加し、ニューノーマルステージで入賞しました。
入賞したのは、坂本夏菜さん、森夏帆さん、杉本琉華さんの3人です。
「大学生観光まちづくりコンテスト」は、全国の大学生を対象に、観光まちづくりを通じた地域活性化プランを競うコンテストです。2021年度は、「北陸ステージ」と「ニューノーマルステージ」の2つのステージが設けられました。今回、3人が入賞したニューノーマルステージのテーマは「ニューノーマル時代に対応する観光まちづくり」。対象地域は、日本国内であれば設定自由で、地域資源を発掘・活用し、観光を通じて地域を活性化させる企画を提案するものです。
3人は、「恋人の聖地から家族と地域がつながる結婚式」を提案。これは、京阪神に住む、これからパートナーになる人をターゲットに、兵庫県川辺郡猪名川町で手軽かつ安価で挙式を挙げることができるという結婚式プランです。
今回「まちづくり」の地域として選んだ猪名川町は、人々の繋がりが薄れていることや、町が都市近郊のため、人口が流出しやすいなど、様々な課題を抱えていました。そこで3人は、猪名川町がパートナーシップ制度を導入したことに目を付け、婚姻届やパートナーシップ宣誓を届け出たカップルが、このプランを利用することにより、猪名川町に移住を考える人が増えればと考えました。
3人は、猪名川町で婚姻届けやパートナーシップを届け出ると挙式の費用が無料になる「届け出挙式プラン」と、猪名川町以外で届け出たカップルも低価で挙式が挙げられる「人前式挙式プラン」の二種類のプランを提案。猪名川町の大野山にある「恋人の聖地」のモニュメント前で、10~15分と短時間な内容とし、コロナ禍にも配慮した、まさに「ニューノーマル時代に対応された」挙式の提案となりました。
3人は、「今回一番大変だったことは、テーマを決めることでした。メンバーの地元周辺の町を調べ、猪名川町はパートナーシップ制度を受け入れていることと、観光スポットとして『恋人の聖地』のモニュメントがあることを知り、地域とテーマを決定しました。今回このコンテストにより、メンバーに適切に仕事を割り振る力とチームワーク力が身につきました。今後の就職活動や社会人になっても、この経験を活かしていきたいです」と話してくれました。