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大森ゼミ3年生が株式会社NTTデータ数理システム主催の「学生研究奨励賞」で秀作を受賞しました!

 大森いさみ教授ゼミ3年生が、シミュレーションモデルを用いた学生の優れた学術研究を表彰する「学生研究奨励賞」(主催:株式会社NTT数理データシステム)で秀作を受賞しました。入賞したのは、大森ゼミ3年生の安本楓さん、梅田珠希さん、岩堀千穂さん、松田奈夕さん、井手美月さんの5名です。

 学生研究奨励賞とは、株式会社NTT数理データシステムのソフトウェアを用いて行った学術研究にて、優れた数理科学領域の研究成果に対して送られる賞です。2014年から始まった学生研究奨励賞には毎年、理工系の学部を中心に全国の多くの大学・大学院の学生が参加しています。

 大森ゼミ3年生が行った研究は、「職域接種における待ち時間シミュレーション」です。新型コロナワクチンの集団接種会場の人の流れに着目し、接種者と会場スタッフ両方の負担を減らすことができるか、シミュレーションモデルを用いて検討しました。

 この研究の実施にあたって学生たちは、2021年7月5日、22日、8月23日の3日間の職域接種にて、976人の学生・教職員の人流調査を行いました。それぞれのプロセスにどのぐらい作業時間がかかっているのか、集団接種会場における現状を明らかにし、シミュレーションモデルを作成。予約枠の調整や特定のプロセスを複線的に実施するなど、複数の調整案を挙げ、現状との比較した上で、最も効率よく行える方法を検討しました。
 調査と検討の結果、30分で45人の接種を最適に行うシミュレーションモデルを導き出すことができました。

 学生たちは、「社会学系のゼミなので、シミュレーションソフトを用いてデータサイエンスの研究を行うことに不安がありましたが、挑戦してよかったです。事象を別角度から捉えて、自分たちの力で再現できるように咀嚼することや試行錯誤の大変さを学ぶことができました。人流調査やその後のデータ整理など地道な作業で大変でしたが、頑張ってよかったです」と受賞した喜びを話しました。

 

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