令和5年2月16日に「日経SDGsフェス大阪関西」のトークセッション「学びのちから」が開催されました。日本経済新聞社とダイワボウ情報システムが「10年後の未来を見据えICTを活用した教育を考える」をテーマに本学科の福井哲夫教授とゼミ生3年の國仙紗也香さんが登壇しました。
トークセッションには福井教授、國仙さん、全国各地の教育現場で教育ICTを推進しているダイワボウ情報システムの岡本哲也・戦略ビジネス推進部副部長が登壇し、「ICTが1人1人の学生の創造的な思考や考え方を育む~誰もが、いつでもどこからでも、誰とでも、自分らしく学べる社会の実現に向けて~」をテーマに、日経BP総合研究所上席研究員の大塚葉さんの司会で進められました。
福井教授は、人にやさしいコンピュータとの対話技術を研究テーマにしており、ゼミのプロジェクト「ITによりSTEAM教育を支援」の内容について説明し、さらに、ゼミの取り組みとして、学生に学外の社会人たちとのコミュニケーションを取ることの大切さを知ってもらうため、学会や研究会、フォーラムなど学外発表の場へ積極的に参加していることを紹介しました。
國仙さんは、福井ゼミでグラフ作成ツール「MathTOUCHグラフ」による高校数学向け学習教材の研究開発を行っており、ICT、AIを用いて子どもたちが授業で積極的に発言しやすい環境(教室)をつくり出すアプリ「こんぱす」の提案内容を紹介しました。
また、同じ学科の尾関ゼミ(尾関基行准教授)と共同で「おふくもちチーム」を結成して日経STEAMゼミに参加し、その成果や気づきについて、「コロナ禍の学生生活で、何か一つでも頑張ったと言える経験を作りたくて参加した。日経STEAMゼミでは、STEAM教育、国やOECDの教育方針など教育環境の変化に意識を向けて、深く考えることができた」と振り返りました。
※日経STEAMゼミとは、ICTを介して多様な能力を育成できる環境とはどのようなものか、学生と未来の学びをともに考えながら、その可能性を探る活動を行うゼミ。
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