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〇〇に注目して恐竜を見てみた/季節(3年)

 兵庫県立美術館で3/4~5/14まで開催されていた『特別展 恐竜図鑑』に行ってきました。
 私は恐竜が好きです。人類が誕生するはるか昔に同じ地球に住んでいたとは想像もできないほどの大きな体、謎めいた恐竜の暮らしや生体、まだまだ解明されていない部分が多いところが恐竜の魅力です。中でも私が好きなところは恐竜の「前足」です。

 皆さんは恐竜の前足に注目したことはあるでしょうか。
大きな図体をしているにもかかわらず、その体に見合わない非常に小さな前足。
気づけば恐竜の前足に惹かれていました。

 初めに私がこの展示会に行こうと思ったきっかけにもなる『恐竜図鑑』のポスターを見てください。特に恐竜の前足。
 人間でいうところの親指をあげて、まるでグッドのポーズをしているように見えませんか。
巨大な体に見合わない小さな前足。愛おしくてたまりません。

 今回の『恐竜図鑑』でも特に前足に注目してアートと恐竜に触れてきました。
『恐竜図鑑』では恐竜の誕生から古典的恐竜像の確立と大衆化、日本の恐竜受容史、そして最後に科学的知見によるイメージの再構築という4つの章に分けて、絵や彫刻などの立体作品といったアートの部分で恐竜を見ることができます。中でも私が特に気に入ったのは2章の「古典的恐竜像の確立と大衆化」でした。一般的とされる「恐竜」の姿や形、色は19世紀末~20世紀前半に描かれた絵から変化していないことが分かる章になっています。
 1章の19世紀末以前に描かれた「恐竜」は私たちが想像するような姿ではありません。まるでゲームの世界に出てくるような「ドラゴン」や「ネッシー」、今も存在するような動物を組み合わせたような体が多く、「前足」という存在もないものばかりでした。人間の想像の中で描かれたような印象を感じました。
 2章である19世紀~20世紀では様々な画家や、研究者たちが恐竜を形にしようしているのが伝わりました。1章とは違い、どの研究者や画家の絵を見ても共通した明確な恐竜像がありました。存在する動物に似せたり、組み合わせたりするのではなく、「恐竜」を「恐竜」としてとらえて描いているように思いました。この頃に四足歩行の恐竜だけでなく、二足歩行で歩き、前足が後ろ足に比べ小さい恐竜の前足の存在をとらえることができます
 3章では、「前足」に注目できる作品は少なくなっていました。もしも現代の私たちの生活に恐竜がいたらという想定や、恐竜を何かに例え、恐竜という生き物を「コンテンツ」として表現しているものが多い印象でした。
 4章では2章の恐竜像を覆す新たな恐竜の姿を見ることができました。新しい姿になると同時に「前足」も「足」として描かれるようになっており、時代が進むにつれ寂しさを感じました。描かれる恐竜から今までとは異なった姿や形を見ることができ、恐竜の研究が今もなおされていることが分かりました。

 今まで何か1つのものに着目して物事を見ることがありませんでしたが、今回恐竜の「前足」に注目して展示を見てみました。時代背景や恐竜の姿が明確になって行く様子を「前足」からも見ることができました。

 1つのモノの一部分に注目をするからこそ気づくことがあると思います。例えば1日に見る自動販売機の数や道端に咲いている花など、何かに着目して1日過ごすのも楽しいかもしれません。ぜひお試しください。


参考URL:
「恐竜図鑑」公式サイト:https://kyoryu-zukan.jp/ 

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