社会情報・情報メディア学科大森ゼミの学生が企画した「丹波篠山の食を巡る日帰りバスツアー」のモニターツアーが1月20日、行われ、31人が参加しました。
大森ゼミではかねてより兵庫県丹波地方の食資源開発として食のリサーチに取り組んでいます。今回のバスツアーは、兵庫県県民局から「フードツーリズムを実施したい」との依頼を受け、ゼミの3年生4人が考案しました。学生たちは丹波篠山市に何度も通い、「食べるだけでなく、丹波の魅力を体験できるツアーを」と約一年かけてプランを検討。学内で約100人にアンケートを行ってプランを練り上げ、株式会社日本旅行の力を借りて日帰りバスツアーとして実現しました。
バスは大阪を出発し、約2時間で丹波篠山市に到着しました。まずは「丹波焼」産地の「陶の郷」で絵付けを体験。その後、築400年の茅葺屋根の古民家レストランで丹波の食材を使った昼食をとり、空中栽培のイチゴ農園で新鮮ないちごを自ら摘んで楽しみました。
学生たちはツアーの添乗員としても活躍しました。バスの中では見どころや行程を説明したり、飲料代金の受け渡しをしていました。また、バスの乗車前後には人数を確認し、参加者一人ひとりに声をかけて写真撮影をするなど、ホスピタリティを発揮していました。
モニターツアーであることから、大森ゼミの歴代の卒業生とその友人、家族の参加が目立ちました。友人と参加していた卒業生の岡恵さんは「食事も絵付けもいちご狩りも楽しくて素晴らしい内容。学生の企画力、やり遂げる力、気配り、すべてに驚きました」と話していました。
ツアーに取り組んだ本学科3年、牟礼明日香さんは「食べるだけでなく、いろいろな体験を通して丹波の魅力と非日常を味わってもらおうと企画しました。大勢の人に参加してもらえ、楽しそうな様子を見てうれしい」と話していました。