皆さんこんにちは! ジン☆ジャーとむさしです。今回はこの二人で体験したことをお伝えしたいと思います!
少し前になりますが今年の1月に、私たちは情報メディア学科の天野憲樹教授にご指導をいただきながら、ピクセルスティックの体験をさせていただきました。
天野先生は、一年生の後期にあった「システムセキュリティ入門」という授業を担当していただいており、私たちはオフィスアワーや授業時間外にその授業の質問をしたり、ゼミの相談をさせていただきました。お話をさせていただいている中で、天野ゼミでやっていることを体験させていただけることになりました。
実はジン☆ジャーは体験する何日か前に、VR(Virtual Reality:仮想現実)やAR(Augmented Reality:拡張現実)などを一人で体験させていただいておりましたが、やはり一番の見どころはピクセルスティック! ということで日を改めてジン☆ジャーとむさしの二人で体験させていただきました。
ピクセルスティック本体/ピクセルスティック本体に付属されているコントローラー
上の写真はピクセルスティック本体です。使うのがたったこれだけとは驚きです! その全長はおよそ190cm、重さ3kgの真ん中に取手のついた光る棒です。ピクセルスティック本体の白い部分には約200個のフルカラーLEDが敷き詰められています。ピクセルスティックは電池式となっており、本体に付属しているコントローラーでLEDの電源をつけたり、光らせる色の種類やグラデーションを自由に選択したりすることができます。このピクセルスティックを暗い場所で光らせて、持ち上げたり回転させたり自由に動かすことで空中に不思議な模様を描くことができます。これを「ライトペインティング」といいます。ライトペインティングとは、懐中電灯などの光を発するものをカメラの前で動かし、カメラの多重露光モードを使って写真を撮る撮影技法のことです。ピクセルスティックは巨大なライトペインティングを作るためのツールなのです。このピクセルスティックを使えば、映画の世界のようなアートを簡単に作れて楽しめちゃいます!
さらにこのピクセルスティックのスゴイところは、コントローラーにSDカードを挿入することができ、SDカード内に保存されている写真や画像も映し出してくれるというところです! 映し出す速度や明るさなども、このコントローラーで設定することができます。その他にも光を点滅させる等のたくさんの機能があります。
そしてこのピクセルスティックですが、真っ暗な場所で撮影する場合、ピクセルスティックを動かしている本人の姿は写らずに撮影することができます。薄暗い場所での撮影だと、写真の中に人物も写り込ませて撮影することができ、幅広いライトペインティングを撮影することができます。私たちの大学ではMM館の地下にあり情報メディア学科の施設でもあるスタジオを使って撮影すると、人物入りの写真も撮影することができます。
スタジオ
1回目の体験日は休日のためスタジオを使用することができなかったので、外が暗くなってからゼミ室で電気を消して撮影することになりました。
ジン☆ジャーのお気に入り/むさしのお気に入り
ジン☆ジャーのお気に入りは、白の設定で動かした作品です。正直に言うと、どのようにピクセルスティックを動かしたのか覚えていません。もう2度とこの作品を作ることもできません。そのときの気分でできた、世界に一つしかない自分だけの作品、これがピクセルスティックの面白いところです。
むさしのお気に入りはレインボーの設定でゆっくりと上下にピクセルスティックを動かしたことで何重にも色が重なった作品です。色が重なったことにより、設定にない色を表現することができて、とても驚き感動しました。
さらに人物が映りこんだライトペインティングも体験してみたいと頼んだところ、2月に天野先生のご厚意により地下にあるスタジオを使っての撮影も体験させていただくことができました!
私たち2人ともスタジオを使うのが初めてだったので、とてもドキドキしました。
この日は、むさしとジン☆ジャーの2人が映り込んだ作品を撮影するために、カメラはセルフタイマーにセットして、天野先生がピクセルスティックを操作してくださいました。
むさしのお気に入り/ジン☆ジャーのお気に入り/2人のお気に入り
ピクセルスティックで画像を映し出すには、ピクセルスティック本体に付属されているコントローラーに画像データの入ったSDカードを挿入し、映し出したい画像を選択して、ピクセルスティックを持って横に平行移動させるだけで画像をきれいに映し出すことができます! 撮影中はピクセルスティックがただ光っているだけで、実際に私たちが映し出されている画像を認識することはできません。
むさしのお気に入りは、炎の画像をピクセルスティックに映し出してあたかも炎の中にいるかのように見える作品です。2人で相談をしながらいかに炎の中にいるかのように表現するため、ポージングにもこだわりました。人物が映りこんだ一作品目ということもあり、完成した写真を見たときには、自分たちが表現したかったように撮影ができていたので、ただただ「すごい」、その一言でした。
ジン☆ジャーのお気に入りは、南国の海の画像を背景に映し出した作品です。南国のきれいな空と海が映し出されていて、とてもきれいだと思いました。撮影をしている間は背景の画像がちゃんと表示されているのかが全く分からず、出来上がった作品を見て、思っていた以上に実際南国にいるかのように映っていてとても感動しました。
2人のお気に入りは、前回使ったレインボーの設定でピクセルスティックを振り回してできた作品です。発色をよくするために、むさしのお気に入りやジン☆ジャーのお気に入りのときよりも、スタジオ内を暗くして撮影しました。それによって光が強調され、とてもきれいに色が浮き上がっていました。この作品は前回も含めて、撮影したどの作品よりも綺麗に撮れた自慢の一枚です。
ずっと気になっていたピクセルスティックを実際に使って、作品を作ることができてとても楽しかったです。最初は何をしたらいいか解らずおどおどしていたのですが、作品を作る度に「次はこういうことをしてみたい」、「次はこんな作品になるようにやってみたい」という次につながる目標ができてきて、私たちにとっていろんな意味での貴重な経験となりました。
このような貴重な経験ができたのは、天野先生のおかげです。天野先生、何日もお付き合いいただき本当にありがとうございました。