2024年10月23日(水)に本学科の平井拓己准教授が担当する「消費者経済学」の授業にSMBC日興證券西宮支店FC(フィナンシャル・コンサルタント)課より伊藤史人様(FC課長)と八木友菜様にゲストスピーカーとしてご登壇頂きました。
今回の講義では、「将来に備えるお金の話」と題して近く社会に羽ばたくことになる大学生へ向けて証券会社ならではの切り口でお話頂きました。
大学生には、なじみが薄いであろう資産運用は政治や経済と密接に関係しており、決して他人事ではなく自分事であるという考えのもと、これからの人生でお金と付き合っていくことが必要なことなのかをお話頂きました。
特に、時間が経てばお金の価値が変わるという認識を持つことで投資や資産運用の必要性が見えてくるという切り口に学生たちも興味深々の様子でした。
今、手元にある1000万円は物価が3%上昇し続ければ20年後にその価値は553万円にまで下がってしまう。このような未来が予想される場合、手元にあるお金の価値をいかに維持していくのか。その維持する方法の選択肢として投資や資産運用について学ぶことは重要であるという内容でした。
「株式」と「投資信託」の違いは?
本当に資産は増えるのか?
リスクはないのか?
そんな、疑問や不安へ向けた一つの考え方を教えてくれる講義でした。
質疑応答の時間には、FC課の八木様が本学の卒業生ということもあって学生から「仕事をしていてやりがいを感じることはなにか」「伸びる社員の特徴は?」「投資のための情報を集めるけれども情報が多すぎてどれを信じたら良いのか分からない」など幅広い質問が寄せられました。
最後に、FC課長の伊藤様からは、「人とのかかわりがすべて、人間関係の積み重ねが重要。信頼を得ることが出来る人間になることが大切です。そしてモチベーションを維持するためには、プライベートで(海外旅行などの目標とする)『欲』を持つことも大切」というお話を頂きました。
近い将来に必ずやってくる就職というライフイベントに多くの不安も抱えながら前に進む受講生にとって「未来のためのお金の話」は投資のみならず社会について考える大変貴重な機会になったのではないでしょうか。
この度、ご登壇頂きましたSMBC日興證券西宮支店FC課 課長伊藤史人様ならびに八木友菜様、誠にありがとうございました!