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10月26日(土)に、情報メディア・社会情報学科井上重信ゼミが第49回西宮市民祭に参加しました!

 井上重信ゼミ(マーケティングコミュニケーション研究室)は、ソーシャル・グッドな取り組みを通じてマーケティングコミュニケーションを学んでいます。

 本年度井上ゼミは、阪神南県民センター様からの助成金を活用して阪神南地区(西宮市、芦屋市、尼崎市)での「夜間の交通事故を減らすためのリフレクター(反射材)の普及拡大」というテーマで活動をしています。

 リフレクターとは、夜間に車や自転車のライトの光を反射し、運転手などに⾃分の存在を知らせるためのアクセサリーなどのことです。春と秋に行われる交通安全週間などで警察署の交通安全講習などで配られるなど、多くの人がその存在と効果を認識していますが、実際に身につけている人はあまり多くありません。井上ゼミはこの問題意識の下、夜間に外出する可能性のある全ての人、特に妊婦さんや乳幼児を連れたママ、塾通いの子供達や学生や高齢者、そして障がい者などが普段からリフレクターを身につけるためにはどうしたら良いのか、自ら身につけたくなるように人々の態度変容を促す方策は何かということを検討しています。そこで井上ゼミは、反射材メーカーなどから捨てる予定の廃材や端材を提供して頂き、それらを活用することで費用をかけず、また廃棄物も減らすというサステイナブルな取り組みとしてリフレクター普及のための施策を検討しています。

 10月12日、13日に行われた武庫川女子大学文化祭では「手作りトートバッグとビーズチャーム」のワークショップの実施と西宮市の障がい者福祉施設(B型事業所「すみれ」)に反射材端材を提供して製作して頂いたオリジナル商品を能登半島地震と水害に対する寄付の返礼品としました。
西宮市民祭でも、手作りトートバッグのワークショップとB型作業所のオリジナル商品を販売し、先と同様に収益を寄付しました。

 西宮市民祭には地元の多くの親子が来場し、私たちの活動に関心を示してくれました。そして同時にリフレクターの効果を実感して頂くことができました。特に暗室の中で撮影したトートバッグやビーズチャームの反射材部分が明るく輝いているのを見て喜ぶ子供たちの姿を見ることができ嬉しく思いました。これをきっかけに日常的にリフレクターを身につけて欲しいと思います。

 

・プロジェクトリーダー(横川花帆)による西宮市民祭りに参加した感想:

 私たちは今回初めて西宮市民祭りに参加したのですが、とても多くの地域の方々が参加されていて驚きました。
 リフレクターというものを知らずにワークショップに参加した子供たちの親に「実は光りが当たるとキラキラ反射するんです」と伝えると「これなら夜道も安全だ!」と喜んでくれる方が多かったです。そこで私たちのリフレクター普及活動について説明すると「とてもいい活動をしているね。」というお声を頂くこともありました。
 トートバッグのワークショップは私たちの予想を超えた人気で、終了時間まで残り2時間を残して完売しました。もっとたくさん用意しておけばより普及できたのに、と残念に思いましたが、自分たちで考えたワークショップが大盛況だったのはとても嬉しかったです。今回は結果的に親子への普及がメインとなりましたが、今後の活動ではより多くの人たちへリフレクターの良さや必要性が伝わる方法を模索していこうと思います。

(作成:井上ゼミ生)

 

 

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