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株本ゼミ 卒業研究要旨

1日目 2月5日(木) 伊佐治ゼミ福島ゼミ丹田ゼミ松野ゼミ|株本ゼミ
2日目 2月6日(金) 赤岡ゼミ中川ゼミ太田ゼミ丸山ゼミ
3日目 2月7日(土) 肥後ゼミ藤本ゼミ福井ゼミ大森ゼミ

 

ネット・リテラシー崩壊の危険性 ‐Twitterからみる問題行動とその影響‐

 昨今、影響力を増し続けるソーシャルメディア。中でもTwitterは、現代人にとって情報を得るために欠かせないツールとなっている。しかし、最近では犯罪予告や悪ふざけ写真を投稿するなど、問題行動による「炎上」が顕著化している。これは決して他人事ではなく、誰もが気軽に情報を発信できるTwitterだからこそ、誰もが炎上する可能性を持っている。本論文では、問題行動及び炎上に対する利用者の意識を調査した上で、問題行動が頻発する理由を探り、ネット・リテラシー崩壊の危険性について言及する。

女子大生の自撮り文化

 近年「自撮りブーム」が加速している。なぜ「自撮り」がここまでブームになっているのか。そこで、私は自撮りとは単なる写真に留まらず、自分の自己を表現するツールになっているのではないかと考えた。そこで本論文では、武庫川女子大学に在学中の生徒190人にアンケートを実施した。そして、自撮りの中の女子大生の自己表現について追及し、自撮りの本質についての考察をした。また、自撮りの中に潜む「女子の本質」についても明らかにされた。

トイレ検索アプリケーションの制作

 外出先でいきなりトイレに行きたくなった経験はないだろうか。自分の住んでいる街ならまだしも、旅先などの慣れない街ではトイレを探すのも一苦労である。また、運よくトイレを発見できたとしても、悪臭の漂う汚いトイレであれば、利用を避ける人も多いのではないだろうか。私自身そういった経験があり、「外出していても簡単にトイレを探すことができたら便利だろうな」と考えていた。そこでいつも持ち歩いているスマートフォンを利用し、トイレの清潔さを表示するトイレ探索アプリケーションを制作した。

行動ターゲティング広告とニューロマーケティングについての一考察

 近年、ICT技術の進化とともにマーケティングアプローチも進化した。数あるマーケティングアプローチの中から、ネット上で個人の嗜好にマッチした広告を展開する行動ターゲティング広告と、脳波を計測し、人の無意識を読み取って広告に活かすニューロマーケティングに注目し、それらが持つ問題に対する考察を述べる。文献調査によって、近年のマーケティングアプローチの傾向を明らかにする。

女子学生に向けた世界遺産の観光HP制作

 現在「世界遺産ブーム」と言われている。世界遺産について授業で習うことは少ないが、世界遺産の番組や本、DVDなど、自主的に触れ合っている学生もいる。ガイドブックや本だけで知識を得るだけではなく、自分の目で見ることにより、心の残り方が違って見えてくるはずである。そこで実際に足を運び、世界遺産周辺のお店やグルメの情報収集を行い、関西の女子学生に向けた世界遺産の観光情報サイトを制作した。世界遺産に興味を持つ学生が増え、調査や知識を得るためとしても参考として使えるようなサイトを作成することが目的である。

女性アイドルグループの移り変わり ~アイドルとファンの関係~

 アイドル文化は、時代の変化とともに変化を重ねて進化を遂げ、今もなお進化し続けている。ファンをたくさん持ち、心までを蝕むように夢中にさせ、一定の人気を得ている。そこで本研究では、1970年代から現在までの年代ごとのランキングを元に、女性アイドルグループ(70年代ピンクレディー、80年代おニャン子クラブ、90年代モーニング娘。00年代AKB48)に絞り、調査した。「偶像として崇められていたアイドル」から「会いに行けるアイドル」へ変化したことに、アイドルとファンの関係性を明らかにした。

C++を用いたデジタル空間の構築

 近年、プロジェクションマッピング等の人を楽しませるデジタル空間をよく目にする。そこで、人を癒すデジタル空間を作り出すことも可能なのではないか、ということを明らかにするため、C++ツールキットopenFrameworksを使用し、ゆらぎの効果を用いたモーショングラフィックスの制作を行った。

若い世代の公共マナー観とその向上に向けて

 カラーマーケティングの定義や歴史、事例を参考にしながら、女子大生を対象に行ったアンケート調査の結果を踏まえ、女性と結びつきの強いピンク色が持つ魅力と特性を生かしたマーケティング戦略についての考察を行う。

現代若者の自己実現マーケティング -理想の30代女性像とのギャップから-

 近年、現代人のマナーが悪いといわれるようになってきた。老若男女問わず幅広い年齢層において社会現象化してきている。その中でも若い世代に対する指摘が多い傾向にある。しかし本当に若い世代にマナーの悪い人が多いといえるのだろうか。マナーとは何か、どのように形成されてきたのか「若い世代」に含まれる我々の公共マナーの悪さを解決するのはどのようなことが必要か。社会全体の公共マナーが良くなる為にはどのようなことが必要か論じ、若者の公共マナー向上を目指したCMを制作する。

愛媛県外への進学者における地元方言の使用について

 本論文では、愛媛県大洲市から関西地方に進学している学生の方言使用について研究した。方言使用についてのアンケートを実施し、地元で方言を使用する場合と、地元以外で方言を使用する場合に、その使用の仕方に違いはあるのか、自分の生育地方言以外の使用について違いはあるのか、アンケート結果を福岡の大学生の方言使用の例と比較し、大学生の方言使用の実態を明らかにした。また、その結果を踏まえ、今後若年層にとって、方言はどのように使われていくのかの予想を立てた。

ロゴタイプにおける日本語表記の損得の定義

 企業のロゴタイプが日本語表記からアルファベット表記に変更されるという大きな流れがある。世界的な企業はともかく、ロゴタイプを変更する際に見境なくアルファベット表記にすることに危機感を覚えた。この卒業論文では、学生という企業への配慮が必要ない立場から、アルファベット表記に変更する方が企業の今後なりたい姿に合う場合、日本語表記の方が企業の魅力を発揮できる場合、それぞれの条件を定義する。同時に日本語表記のロゴタイプの可能性を探る。

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