皆さんは、たとえ専門的な知識はないとしても、映像・音響機器や関連ソフトウェアを、たくさん見てみたいと思ったことはありませんか?
この秋11月19日(水)~21日(金)に幕張メッセで国際放送機器展「Inter BEE」が開催されていました。武庫川女子大学のMM館7階にポスターも貼ってあり、ご存じの方もいらっしゃるのではないかと思います。その「Inter BEE」に、学校帰りのリュック片手に突撃してきました!
今回の「Inter BEE」から事前登録がネットでできるようになり、気軽に参加することが可能となりました。もちろん、当日に会場で申込用紙を記入することもできます。当日は、登録した情報の入ったバーコードのネームカードを首から下げてホール内を行き来します。またカタログやアンケート、その他配布物のやり取りの際にもバーコードを機械で読み取ることがありました。
このイベントには学生ももちろん見に来ますが、どちらかと言えば企業同士の交流や技術紹介、製品紹介の場でもあるようです。一部アンケートやブースの受付で名刺を貼ったり、渡したりする機会もありました。そのたびに私は、就活用の名刺を事前に用意しておけばよかったかなと思いました。
部門の内容は大きく分けて4部門で「ICT/クロスメディア部門」「映像・放送関連機材部門」「プロライティング部門」「プロオーディオ部門」となっています。今年の「Inter BEE」は全体的に4K、8Kに関心が向いているようで、4K、8K関係の映像編集からそれらに対応したモニターやカメラ等が数を占めていました。ソフトウェアの使い方や合成、色味調整、3Dアニメーション制作のテクニック、クラウドやWEBを通しての映像コンテンツ作成があったり、小型ヘリのようなものでカメラをつけて飛ばし撮影する実演、ケーブルや機器を収納するケース、モニターを吊るしたり立てたりするパネルなどもありました。
ビデオカメラでは、4Kや8Kが撮れるものを実際に触ることができ、撮影対象としてそれぞれのブースにスポーツをしている人、カジノ、御茶席などがありました。
また、4K、8Kという超高画質を大画面のプロジェクターで鮮明に映し出してありました。いくつかのブースでも映像を流しているのを見かけたのですが、どれだけ近づいてもスクリーンとは思えず、また、本当に映像なのかと疑ってしまいました。
写真の背景は大画面プロジェクターで映し出されている映像です
4部門がある会場とは別に、コンベンションホールでは世界初の実写8K3Dと22.2chサラウンドのシアターもあり、まるで映像の中に入り込んでしまったかのような鮮明さがありました。
モニター画面だと、4Kを三つ並べた展示や8Kを三つ使った展示もありましたが、中でも一番驚いたものが8K有機ELモニターでした。輝度の高いネオンが出てくる映像が映っていたのですが、まるで窓越しにそれらを実際に見ている気分になりました。忠実に明るさや色味が出ていて、美しく感動しました。
この放送機器展「Inter BEE」は、学生であり知識が何もない私にも、しっかりと丁寧にブースのコンテンツ内容を教えて頂き、とても楽しくたくさんの技術に触れることが出来るイベントでした。毎年開催されているので、皆さんもぜひ、来年参加してみてください!
8Kプレビュー機能付き簡易編集システム/システムについて丁寧に教えていただけます