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お正月の定番“黒豆”を日常の定番に……/菊一文字(3年)

 みなさん、突然ですが、黒豆をご存知ですか? 食べたことはありますか? 黒豆と言えば、丹波産ですよね! 10月の中旬頃、丹波篠山に黒豆を採りに行ってきたので、そのお話をします。

 まず、黒豆とは一体何でしょう? 黒豆とは、“畑の肉”と言われる白大豆、青大豆、赤大豆など多くの大豆の種類の中の1つで、表皮の色が黒色の大豆のことです。黒豆の正式名称を「黒大豆」と言い、日本では古く平安時代から栽培されていたと考えられています。また、黒豆と言えば、お正月のお節料理を思い出す方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。お節料理に黒豆を食べるようになった理由は、昔から黒色は邪気を払って災いを防ぎ、さらには健康を意味するので長生きを祈ってのことだとか……。
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 では次に、黒豆の収穫方法について説明します。黒豆は畑に生(な)っています。一本の太い茎と、そこから葉の付いた細い茎がたくさん枝分かれしており、実が複数個ずつ集まってくっついています。黒豆には産毛が生(は)えており、また鞘の端が硬く刺すと痛いので、必ず軍手をはめて作業します。茎が太くて硬いので、大きなハサミで根本の部分を切り取ってから、手で実をもぎ取っていきます。一つの株から、約20個収穫できます。収穫した後に、実が虫に食われていないか、病気にやられていないかを確認します。実の表面に穴が開いていたり、色が黒ずんでいないかを確認し、合格が出たものは、実の表面の産毛を落とすため、きれいに水洗いします。そして乾燥させた後、鞘の端を切ります。これは、黒豆を茹でるときに熱がよく通り、良い具合に塩を染み込ませるためです。
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 私がおすすめする黒豆の食べ方は、やはり、塩茹でして食べることです!! なぜなら、この食べ方が黒豆そのものの味を一番に味わうことができるからです。調理方法は、茹でる前にもう一度黒豆を水で洗い、産毛や汚れを取り除きます。沸騰したお湯に、塩少々と鞘のままの黒豆を入れて5分ほど茹で、お湯を切った後、出来上がりにもう一度軽く塩を振って下さい。また、茹で上がりのアツアツの状態でぜひ召し上がってみて下さいね! 実がホクホクしていて、黒豆の苦味がほのかに広がります。黒豆は栄養価が高く体にも良いので、もし機会があれば、ぜひ一度ご賞味下さい!!

 

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