最新ニュース

WHAT’S NEW

母子茶(もうしちゃ)の茶摘み体験/鈴(1年)

 皆さん、初めまして。鈴です。初投稿なので、胸がどきどきと高鳴っています。これからよろしくお願いします。

 さて、私は大学の教育支援システム「MUSES」で募集がかかっているのを見て、5月14日に兵庫県の三田市で母子茶の茶摘み体験に行ってきました。この茶摘み体験は、誰でも参加可能な社会連携推進課の行事で、なんと参加費、交通費もいらず、お土産ももらえたのです! 気になった方はぜひ、次の行事に参加してみるのもいいと思いますよ! 
 さて今回、参加者が4人と、とても少なかったのですが、少人数の分その方々と仲良くなれました! とても楽しく良い経験となったので紹介させてもらいます。

 私は今までお茶摘みなどしたことがなく、三田市のことも知りませんでした。なので、神戸の近くでお茶が作られているという話を初めて聞き、驚きました。お茶といえば静岡県が有名ですが、この兵庫県でも盛んに作られているそうで、今回私が訪れた三田市も生産地の1つです。三田市はとても緑が多く、景色がきれいで空気も美味しいところでした。武庫川女子大学からバスで1時間ちょっとかかるのですが、とても近くに都市があるとは思えないほど農業が盛んな町でした。そして、私が行ったところは、三田市の中心から北へ約20㎞のところにある母子地区の「茶香房・きらめき」で、母子茶の生産から加工まで行うところでした。この近くにもほかの茶香房があったので、確かにお茶づくりが盛んな地域だと感じました。また山の上に茶畑があることに加え、朝早くから来たので、気温が武庫川女子大学から出発した時よりも幾分、下がっていて、とても寒かったです。

「茶香房・きらめき」の茶畑
「茶香房・きらめき」の茶畑

 

 「茶香房・きらめき」に着いたあと、私は早速絣(かすり)の着物と姉さんかむり、赤いたすき掛けをかけて茶摘みをしました。この衣装はもう使われていないので、探すのに苦労した、ときらめきのスタッフの方がおっしゃっていました。茶摘み伝統の可愛い衣装を着ることができて、とても新鮮な気分になりました。

 お茶摘みでは、一芯二葉(いっしんによう)の葉を摘みます。一芯二葉とは、お茶の枝先にある新芽(芯)とその下の2枚の葉のことを指します。この2枚付いた葉の根元を横にこかすようにとると、いとも簡単に摘み取ることができます。その感覚がとても気持ちが良くて沢山摘みました。本当にポキッと爽快に折れるのです。しかし、一芯二葉は探すのが少し難しく、取るのは楽しいのに苦戦しました。皆さんも一度やってみては如何でしょうか? 案外、やってみると癖になるかもしれませんよ。

母子茶の茶葉
母子茶の茶葉

 

 この茶摘み体験が終わったあと、おにぎりとお茶(母子茶)をいただきました。とても香りと口あたりがよくて美味しいお茶で、おいしいお米とよく合いました。
 手でのお茶摘みが終わったあと、機械でのお茶摘みもしていたので、少し見学もさせてもらいました。機械でのお茶摘みはとても早くて、きれいにカットされたお茶の葉っぱがとても印象的でした。袋の中にすぐにたくさん入っていくお茶の葉を見て、このカットの違いだけで品質が変わってしまうことがつくづく不思議に感じました。手でお茶を摘むのと機械で刈るのでは製造過程が違うことに加え、手で一つ一つ丁寧に摘むと葉の刈る部分が多かったり、少なかったりしないので、味が変わってくるそうです。なので、手でお茶を摘むのと機械で刈るのとで比べると、やはり、手で摘んだほうが品質と味が良いらしいのです。

機械で茶摘みをする様子
機械で茶摘みをする様子

 

 お茶摘み体験の後日、お土産として「茶香房・きらめき」で作られている煎茶が送られてきました。この「茶香房・きらめき」では県茶品評会などで様々な賞を取っているくらい品質と味が良いと評価されて、平成19年には農林水産大臣賞を受賞しています。
 お土産としていただいた煎茶は袋を開けた瞬間から、良い香りが漂ってきて「さすが農林水産大臣賞をもらっているだけあるな」と感じられるものでした。母子茶を見かけたらぜひ飲んでみてほしいものです。本当に美味しいですから。

「茶香房・きらめき」でもらった新茶
「茶香房・きらめき」でもらった新茶

 

 この活動報告は武庫川女子大学のホームページの「NEWS」にも載っているので興味のある方はそちらもご覧ください。
 今回は茶摘み体験についてでしたが、MUSESでは他にも興味深い体験ができるものも多く紹介しています。よかったらお友達を誘ってみてください。みなさんにも沢山の経験をしてほしいと思います。

この投稿をシェア!

FacebookでシェアするTwitterでシェアするクリップボードにコピーメールで送る

メールマガジン やりとり

情報メディア学科では、在学生・卒業生・教職員、さらにはこれから本学を目指す高校生、企業や地域の方々を含む幅広い交流を目的として、学科独自のメールマガジン「やりとり」を発行しています。編集は本学科の在学生有志と助手と教員で行い、学科ニュース、学生エッセイ、スタッフの社会活動などの情報を発信しています。

登録はこちら バックナンバーを見る
トップへ戻る