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就職座談会2016レポート

4年生パネリスト
Aさん(赤岡ゼミ) アミューズメント(総合職)
Bさん(大森ゼミ) 不動産開発(総合職)
Cさん(丹田ゼミ) アパレル(販売職)
Dさん(藤本ゼミ) アパレル(総合職)
Eさん(大森ゼミ) 旅行(総合職)
Fさん(丹田ゼミ) 金融(一般職)
Gさん(肥後ゼミ) IT(SE)

自己紹介

  1. 赤岡ゼミの4年です。アミューズメント業界から内定をいただきました。職種は総合職です。
  2. 大森ゼミの4年生です。この度、ショッピングセンターの運営管理を行っている企業から内定をいただきました。業界は不動産開発業です。テナントの店長の方とやりとりをして、売り上げをサポートするための研修を考えたり、販売促進について考えたり、イベントの企画を考えたり、業務は多岐にわたります。本日は皆様の参考になるお話がしたいと思っております。よろしくお願いします。
  3. 丹田ゼミの4年生です。アパレル業界の企業から販売の内定をいただきました。よろしくお願いします。
  4. 藤本ゼミの4年生です。内定先はSという大手小売業系列の古着屋です。総合職で内定をいただきました。
  5. 大森ゼミ所属の4年生です。内定先は旅行企業の法人営業で内定をいただきました。短いお時間ですがよろしくお願いします。
  6. 丹田ゼミの4年生です。内定先は金融業で、職種は個人営業と窓口などを担当する職種です。よろしくお願いします。
  7. 肥後ゼミ所属の4年生です。内定先は神戸にあるIT企業です。GISという地図情報を扱うシステムを使用した様々なサービスを提供しています。職種はシステムエンジニア、略してSEです。本職はシステムの設計・開発・テストなどを行う仕事です。本日は皆様の参考になるお話がしたいと思います。よろしくお願いします。

いつごろから就職活動を始めたか

Q.業界研究や自己分析なども含めて、いつごろから就職活動を始めましたか?

  1. 私は就職活動を早く終わらせたいと思い、また良いスタートダッシュを切ることができるようにと、就職活動の準備は早めに行いました。就職活動を始めたのは、3年生の夏休みに、キャリアセンター主催の就職対策講座が1週間ほど開講されていたのに参加した時で、私はその講座に参加し、自己分析や履歴書の書き方などを学びました。その際に就職活動に対する焦りを感じたことがきっかけで、すぐに就職サイトに登録しました。登録するときは、マイナビやリクナビなどの有名な就職サイトではないものに登録しました。それから、自己分析や自己アピールなどの情報を掲載すると、企業のほうからオファーをいただけるというサイトにも登録しました。ですから、自己分析や自己アピールは、3年生の10月には考え始めていました。10月から11月にかけては、履歴書に書く資格がないことに気がつきました。なので、資格を取るための勉強と、就職活動ではお金が必要になるため、11月まではアルバイトを沢山していました。あとは面接対策や、化粧講座、SPI対策などの大学のセミナーに参加していました。他にも、学外の面接練習会に参加していましたが、それから12月までは普通に遊んでいました。
  2. 私が就職活動を意識し始めたのは、3年生の6月頃です。このときはゼミ活動が忙しかったのですが、私はインターンシップ説明会や1日のみのインターンシップには、月に一度、足を運ぶことを決めていました。そこで少しずつ、業界研究や企業研究を行いました。次に自己分析についてですが、3年生の11月頃に、ゼミの先輩から『絶対内定』という本を紹介していただきました。『絶対内定』は自己分析の本で、私はこの本を使用して自己分析に取り組みました。
  3. 私が就職活動を意識し始めたのは、3年生の夏休みの就職対策講座に参加しなかったことがきっかけです。ゼミの友達から「夏休みの就職対策講座はよかった」「行ってよかった」という声を聞き、私は参加していなかったので本当に焦りました。冬にも講座があると思うのですが、それに参加したことで就職活動に対する、より強い危機感を持ちました。エントリーシートの書き方などは冬休みに学びました。ただ私も就活解禁のぎりぎりまで遊んでいました。
  4. 私は3年生の11月までサークル活動をしていました。そのサークル活動が終わってから就職活動を始めようと思っていたので、就職活動について意識し、本格的に始めたのは12月からでした。
  5. 私が就職活動を意識し始めたきっかけは、5月に就職サイトの合同説明会に参加したことです。合同説明会に参加した際に、自分の考えに合うと感じた企業が2社ほど見つかりました。その企業のインターンに参加したことから、就職活動を意識し始めました。自己分析についてですが、私はBさんと同じゼミに所属しているので、12月の間に『絶対内定』の本を真剣に取り組み、自己分析や自分がどういう業界に行きたいのかを明確にした状態で、年明けを迎えました。そこからは、すでに登録していた4つの就職サイトを使用し、自分が優先したい条件で様々な企業を調査しました。とにかく幅広い調査を行い、企業の公式ウェブサイトなどを見て、エントリーするかどうかを決めていました。私はこの作業の繰り返しに時間をかけました。私は就職活動を早めに終わらせたかったということもあったので、早めに始めようと意識はしていました。
  6. 先ほどおっしゃった方もいるのですが、私も9月に行われた就職対策講座に参加したことが就職活動を意識するきっかけでした。その後は、学校からのインターンシップに夏から参加していました。そこから毎月1、2回ほど、1日から長くて5日間ほどのインターンシップに参加していました。インターンシップに参加していた期間は12月から1月までで、20か所ほど回りました。そこで業界研究を行いました。自己分析はインターンシップに向けた履歴書を書く際に行いました。
  7. 私はインターンシップに参加してみることから就職活動の準備を始めようと思い、6月にインテックス大阪で行われた「マイナビインターンシップフェア」に参加しました。ですが、インターンシップは自分の就職活動の形に沿わないと感じたので、別の準備をしようと考えました。それは、夏休みに行われた就職対策講座と3年生後期の「メディア編集演習」という講義に取り組むことでした。就職対策講座は苦戦したこともありましたが、就職活動の流れを体験できるいい機会であると思います。また「メディア編集演習」では文章の書き方を学んだのですが、履歴書やエントリーシートを書く際にとても役立ちました。筆記試験や履歴書の書き方などの本格的な対策は、ゼミ活動が忙しかったため、2月ごろから始める予定でした。ですが、1月ごろに貧血で、丸1か月何もできないという状況に陥りました。なので、ここにいる皆さんは就職活動に早く取り組んでいらっしゃるのですが、私は3月でいきなり就職活動本番のようなスタートでした。本当に何が起きるかわからないので、皆さんは早めに準備を行った方がいいと思います。

企業研究はどのようにしていたか

Q.企業研究はどのようにしていましたか。また、具体的な調べ方や方法なども教えてください。

  1. 企業研究のやり方ですが、企業に招待されて行われる説明会や、様々な説明会に参加することで企業研究をしていました。また、ホームページや就職サイトを活用するのはもちろんですが、私は転職サイトまで活用していました。自分が入りたいと思っている部署に所属した人が転職した理由や、企業をやめようと思う要因など、転職サイトを見れば、現場の現状が書かれています。サイトへの登録作業など、面倒なことはありますが、転職サイトを見ることを私はおすすめします。あとは、受ける企業の店舗には絶対に足を運ぶべきだと思います。実際の面接では「何でうちがよかったの?」と質問された後に、実際に店舗に足を運んだかどうかを確実に質問されます。また、自己分析や企業研究は最初にやるべきです。少し酷な話ですが、大手の企業などでは説明会に参加するためにはエントリーシートが通らなくてはなりません。説明会に参加して企業のことを研究しようとしても、説明会すら参加できないことがあります。企業研究どころではありません。ですから、自己分析を最初にちゃんとやるべきだと思いました。
  2. 企業研究の方法ですが、私の場合は業界を絞らずに行っていました。マイナビやリクナビなどの就職サイトで、興味のある業界や、それに関連する言葉で検索をかけます。その中で気になった企業の情報をExcelでまとめていました。この方法で業界や職種についての研究をしていました。なぜその企業が気になったのかという情報も、同じExcelのファイルに書き込んでいました。説明会に参加する前日までに、企業理念や業務内容、お給料や従業員の数、本社がどこにあるのかなどの基本的な情報をノートにまとめていました。ノートは全部で4冊にもわたりました。ですがノートを作成したおかげで、企業の規模やお給料の面をすぐに見返すことができました。ですから、自分で企業の情報をまとめることをおすすめします。
  3. 私は企業研究というよりも、自分が何に携わって仕事がしたいかを考えました。私は服に携わる仕事がしたかったので、繊維商社やアパレル系の企業を研究しました。ただアパレル系と言っても、アパレル事業を展開しつつ、別の事業へも展開している企業もあります。そういった企業の事業展開の方向性を研究するに当たり、説明会に参加することは役に立ちました。ですから、私は説明会に参加して企業研究を行いました。また、ほぼすべての企業の店舗に足を運びました。店舗に足を運ぶことで、商品の価格帯や客層などを研究することができました。
  4. 私はもともとブライダル業界を志望していたので、ウェディング関係の説明会に足を運ぶようにしていました。志望業界以外で興味が湧いた企業は、インテックス大阪などで行われる合同説明会に参加して見つけました。会場を回っている中で、気になった企業の説明を聞き、「面白そうだな」というぐらいの軽い気持ちで足を運んだ企業が、とてもよかったということもありました。今、志望度が低い業界でも行きたいと思える企業が見つかると思うので、そのようなイベントに参加することをおすすめします。また、説明会に行った企業の情報は、必ずその日にノートにまとめていました。まとめるにおいては、話の内容や説明を受けた際の自分の第一印象を優先にしてまとめていました。
  5. 私は一点集中型の就職活動をしていました。大学に入学した当時から旅行会社を志望しており、4年生までその気持ちがぶれることはありませんでした。ですから、他の方よりも受けた企業の数がかなり少ないと思います。就職活動を終えてから、ゼミの先生が「Eさんの就職活動のやり方は後輩に勧めないほうがいい」とおっしゃるくらい、ハイリスクな就職活動をしていたのだと思います。ですが、さすがに志望職種が旅行会社のみでは少なすぎると思い、視野を広げることを考えました。そこで、自分の強みとなるポイントを伸ばしていくことができる企業などに焦点を絞りました。そこでブライダルや愛飲している飲料メーカーなど、他の企業にも目を向けたのですが、やっぱり最終的には、旅行会社を志望する気持ちに変化はありませんでした。私はこのようなハイリスクな就職活動をしていましたが、皆さんにはおすすめしません。
  6. 私は自分の考え方の軸に合うと感じたところを中心に、企業説明会に参加していました。私の就職活動においての考え方の軸は、「仕事をするうえで本気になって働ける」ということです。私の考え方の軸に合う企業を考えた際に、大きな金額を扱う企業で働きたいと思いました。ですから、大きな金額を扱う企業を中心に説明会に参加しました。あとは多くのインターンシップに通っていました。インターンシップに参加し、企業研究しつつ、さらに企業の方に顔を覚えてもらうため、何度も説明会に参加していました。
  7. 私は身近にSE(システムエンジニア)職で内定をいただいた先輩がたくさんいらっしゃいました。就職活動について、先輩方に様々な話を聞いていました。その中で、私もSEになりたいと思うようになり、IT業界一本に絞った就職活動をしました。企業研究においては、マイナビやリクナビ、あさがくナビなどの就職サイトを活用していました。各サイトにより、掲載されている企業の傾向が異なります。就職サイトを活用するうちに、自分の考えに合うところがわかるようになるので、自分の傾向に合わせて活用するといいと思います。最終的に、私がよく活用していたのはリクナビでした。就職サイトを使うのがセオリーという印象があるのですが、そういうところに掲載されていない企業もおすすめです。私は神戸で行われた「IT人材就職フェア」という小さな合同説明会で内定先を知りました。また、そこで知った複数の企業から内定をいただくことができました。ですから、業界限定や地域限定の小規模の合同説明会が開かれることが分かれば、参加してみるといいと思います。

筆記試験対策について

Q.筆記試験(SPI、CAB、GABなど)では何が出ましたか? また、対策はいつごろから始めればよいと思いますか?

  1. 申し訳ないですが、私は筆記試験が苦手でしたので、筆記試験がある企業はほぼ受けていませんでした。就職サイトでは、筆記試験のない企業一覧を見ることができます。そのような企業は、筆記試験がない代わりに、グループディスカッションの数と面接の数が増えます。ですから、選考が長くなります。筆記試験の代わりに、その人がどのような人かを、時間をかけて見極める形になります。筆記試験が苦手だった私はそのような企業を主に受けていました。今の内定先でも、筆記試験はありませんでした。私の周りの友人でも、筆記試験に落ちたために、面接に進めないということがありました。私の個人的な印象では、金融や大手は必ずと言っていいほど筆記試験があります。私は筆記試験をほぼ受けていないのですが、友人の中では筆記試験で落ちたという人が多かったので、絶対に筆記試験の対策をしてください。特に武庫川女子大学の学生は筆記試験に弱いと言われているので、数字を扱う企業などを志望している人は、早めに準備しておくべきだと思います。ただ参考になるか分かりませんが、選考の際に学力のみに着目するのでなく、私自身に着目してくださるような企業を優先する、という考え方もありますので、覚えていてくだされば幸いです。
  2. 私も筆記試験に自信がなかったので、筆記試験がない企業を優先的に受けるようにしていました。実際に受けてみて思ったことは、SPIよりも自宅で受けるタイプの「玉手箱」というウェブテストのほうが圧倒的に多かったです。他にも色々なテストがあり、その内の何種類かを受けたのですが、それぞれに特徴がありました。それぞれに対応する参考書は本屋さんなどで販売されているので、目を通してみるといいと思います。私はSPIの対策本を3年生の4月に買って地道に取り組んでいました。そして本格的に就職活動が始まると、試験対策をする暇がなく、試験対策は後回しになりがちになってしまいます。ですから、筆記試験に通りたいと思うのであれば、今すぐにでも取りかからないといけないと思います。IT業界の選考は比較的に早い段階からスタートします。そこで、テストセンターやウェブテストを受けてみることで、自分に合うかどうかを判断する方法もあると思います。また、中小企業のSE職を受けた際には、ITパスポートに出題されている知識を問われるような、SPIとは関係のない専門的な試験もありました。もしSEを目指している人がいらっしゃれば、ITパスポートの知識が役に立つと思います。
  3. 私はテストをよく受けていました。商社系を目指している方がいらっしゃるかもしれませんが、商社系はまずエントリーシートと一緒にウェブテストをしました。この両方の出来がよければ受かり、面接に進むことができます。私が受けていたのは、業界によって差はあるのですが、CABやGAB、玉手箱などです。皆さんも、自分が目指している業界を受けた先輩に、出題されたテストの傾向を質問してみるのをおすすめします。私が金融を受けた際は、企業独自のテストで、数学が多かった印象でした。またSEの企業を受けた際は、10進数から16進数に直すような問題が出ていました。知っていないと解けない問題が多かったです。
  4. 私も筆記試験に自信がなかったので、筆記試験のない企業を受けていました。また試験センターなどの会場で試験を行う企業もありましたが、自宅で試験を受ける企業も多いです。私が受けた業界は、アパレルや飲食が多く、そこでは基本的に試験が行われていました。試験では、高校入試のような基礎や5教科の振り返りのようなものが多かったです。高校入試対策の本も活用できると思うので、買ってみるといいと思います。
  5. 私はSPIの対策を行ったことは一度もなく、完全に実力で挑みました。ですが、志望度がとても高かった旅行会社のウェブテストに落ちてしまいました。大企業では受ける人が多いので、ウェブテストを実施しているところがほとんどです。私が受けたテストは、テストセンターで受けるSPIが1社、玉手箱が4社、オリジナルが2社で、ホテルなどの採用試験では、英文の解読がありました。あとは小学生レベルの計算の問題が大量に出題されるというテストもありました。企業により出題される問題の傾向が違うので、そこまで対策をする必要はないように思います。
  6. この中で金融を受ける予定の方はいらっしゃいますか? 金融を受ける予定であれば、銀行はほとんどウェブテストがありました。種類は玉手箱とTG-WEBで、その中でも、信用金庫は企業に足を運んで受ける形式がほとんどでした。また企業独自の問題も出されました。私が受けた銀行では、英語は出題されませんでした。英語が出題されないかわりに、基本的な問題が多かったです。なので私はSPIのテキストをとりあえず一回読み切っておけばいいと思います。私は3月までにSPIの本を1周しました。テストセンターもありますが、テストセンターを利用する企業は、私が受けた中では3社だけでした。
  7. 私が受けた企業は説明会と一緒にテストをやるところが多かったので、孤独な戦いでした。企業に訪れたと同時に選考が始まることがありました。テストの形式ですが、私が受けたところは中途採用向けの形式だったり、企業オリジナルの形式だったり、なんの形式なのかわからないテストが多かったです。一般常識テストと言いつつも、数学の問題が出たり、暗号やパズルを解く問題が出題されたりしたので、どの形式が多いとは言いにくいです。また規模の大きい企業であれば、だいたい決まっていると思います。とはいえ、SPIのような問題が多かったので、SPIの勉強は必須だと思います。また、IT業界は先ほども申しましたが、CABみたいなパズルを解くような問題が出題されます。特別に対策が必要かというよりも、問題の形式を知っていると戸惑わずに解けるので、IT志望の人はSPIと合わせてCABの本も購入しておくといいと思います。対策を始める時期は早い方がいいです。私はいつもぎりぎりでしたので、前日に勉強するなどして、筆記試験でよく落ちていました。ですから、時間のあるうちに問題傾向をつかんでおき、試験前日にしっかり対策すればいいと思います。

キャリアセンターを利用していたか

Q.就活のためにキャリアセンターをどのように利用していたか教えてください。

  1. はい。私はキャリアセンターをほぼ使用していませんでした。1月、2月になるとエントリーシートの添削をキャリアセンターの方がやってくださます。ですが、予約の受付が始まった瞬間に予約が埋まってしまうので、ほとんど予約が取れませんでした。またもともとの枠もあまり多くないので、申し込みがほとんどできないと思ったほうがいいです。ですが、キャリアセンターには情報メディア学科担当の方がいらっしゃいます。この担当者さんにはよく就職活動の悩みなどの相談に乗ってもらうために活用していました。しかし、添削などではほとんど予約も取れなかったのでキャリアセンターは利用せずに、自分で人脈を形成し、実際の企業の採用する側の人に添削をお願いしていました。自分でお願いした方々には、面接でこういう書類だったら採用するとか、こういう内容を書く学生は採用する・しないなどのアドバイスをもらっていました。また就職活動中には年上の人と話す機会があるのですが、その際に連絡先を教えてもらい、就職活動の相談に乗ってもらいました。企業の人たちも優秀な人材を採用したいと思っているので、様々なことを教えてくださました。何の隔たりもなく熱心に教えてくれるので、私は身近な大人の人に頼りました。このように就職活動では色々な人に出会うことができるので、人脈形成もできていればベストだと思います。
  2. 私が初めてキャリアセンターを訪れたのは昨年(2015年)の12月でした。参加予定のインターンシップの履歴書が全く書けなかったため、キャリアセンターのキャリアカウンセラーのところへ相談に行きました。Aさんは予約が取れないと言っていましたが、この時期(12月初め)では、比較的に予約がしやすいです。私はそこまで至らなかったのですが、この時期にキャリアセンターに通い、キャリアカウンセラーの人と親しくなることもいい方法だと思います。またキャリアセンターで履歴書の添削をお願いしたことがあります。45分程度の短い時間の中に様々なアドバイスをいただけるのですが、時間が短いため、途中で終わってしまったことから、私が利用したのは2回ほどでした。そこからは訪れる機会がありませんでした。ただ実際に就職活動をしていて、キャリアセンターに相談に行く友人もいたので、キャリアセンターに通うことが自分に合うのなら、行ってみるといいと思います。
  3. 私もキャリアセンターを利用したことは一度もありません。なぜかというと学校に足を運ぶことやパソコンで予約をしなくてはならないことが面倒だったので、私は就職サイトや転職サイトを活用していたからです。特に「DODA」などの転職サイトでは、新卒の採用が増えるよう、履歴書の添削などの応援をしていることがあるので、就活生を応援することに非常に熱心です。このようなことをしている人材系の企業は多いので、利用してみるといいと思います。
  4. 私もキャリアセンターはほとんど利用していませんでした。なぜなら、昨年の今頃に、「就職活動では、何をすればよいですか?」と、キャリアカウンセラーに相談に行きましたが、私が求めていた回答を得られずに終わってしまったからです。このことから、自分の考え方には合わないと思いました。ただ先ほどAさんの話で上がった、情報メディア学科の担当者の方は非常に親切です。こちらの話をとても真摯に聞いてくださるし、具体的かつ的確な指示をしてくださる方なので、すぐにコンタクトを取ってみることをおすすめします。添削や面接練習では、私は身近に大企業で人事をやっていた先輩がいましたので、その方に添削や面接練習を頼みました。
  5. 私もキャリアセンターはほとんど利用していませんでした。昨年の12月から1月の間に、就活に関する雑談目的でお話をしに2回ほど行っただけです。キャリアセンターは合同説明会や面接対策講座などを開催していると思います。私はそのようなイベントにも参加していませんでした。今年(2016年)の3月に、220社が5日間で来られる合同説明会がありました。他学科の先生が、それを勧めていたので、1日だけ参加しました。ですが、私は行きたい業界が決まっていましたので、志望業界が決まっている方に関しては、合わないかもしれません。ですから、私がキャリアセンターを利用したのは、パソコンでの印刷のみでした。キャリアセンターは就職活動の悩みなどの相談や雑談をしに行く場合などに利用するといいと思います。
  6. 皆さんは自由応募で内定をいただいていると思うのですが、私は学校推薦で内定をいただきました。キャリアセンターには、過去に先輩が面接で質問された内容や、選考のスケジュールなどのデータがおいてあります。私がキャリアセンターを利用したのは、学校推薦の面接を受ける前に、データを閲覧したのみです。ただ1度だけ、面接の練習や履歴書の添削をしていただきました。人によっては、キャリアセンターの人に合う場合と合わない場合があり、私は少々合わなかったので、それ以来は利用していません。
  7. 私は皆さんと比べると、利用していたほうだと思います。主に履歴書の下書きを、キャリアセンターの情報メディア学科担当の方によく見ていただいていました。具体的には、その週に受ける企業に向けた履歴書やエントリーシートを、週末にまとめて作成しておき、月曜日に30分ほど時間をいただいて、チェックをお願いしていました。また、話を聞いていただくこともよくありました。ただキャリアセンターには就職相談というものがあるのですが、就職活動の時期だと予約が取れないので、利用していませんでした。面接の練習をしたいときに、一度利用したのみです。その際は立ち振る舞いから不安だったのですが、部屋の入り方から的確なアドバイスをいただきました。その点ではとても参考になると思います。キャリアセンターには就活関連の本をたくさん置いているので、よくお借りして拝読していました。置いてある本は図書館の本よりも年度の新しい本でした。私は本をあまり購入していなかったので、もし自分の所有している本のみでは不安な場合に、活用することをおすすめします。

選考の流れについて

Q.内定先、または受けた企業の選考の流れについて教えてください。

  1. 先ほども申しましたが、筆記試験がない企業を選んでいました。なので面接やグループディスカッションなどが多かったです。私受けたアミューズメント業界ではグループディスカッションが何回もありました。選考の流れはまず、企業の個別説明会に参加し、次に交流会と呼ばれるものがありました。面接ではなく、交流会と呼ばれていました。またグループディスカッションとも言わず、交流会と称して呼んでいただいたものがグループディスカッションということもありました。交流会では、学生3~4人に対して社員の方が3~4人いらっしゃり、雑談のようですが、実際に受けてみると集団面接のようだと思いました。案の定、終わった後に企業の方から電話がかかってくる場合があるので、気を付けていてください。そのような感じで私は様々な社員の方々と交流会や集団面接をしました。筆記試験がない代わりに4~5回の面接を経て内定をいただきました。アミューズメント業界は面接が多いと思いました。
  2. 企業により、選考の流れやスケジュールはバラバラです。私が内定をいただいた企業の選考は、全部で3回ありました。5月の上旬に説明会があり、1週間後に履歴書とエントリーシートを提出する必要があったので、必死に書きました。1次選考が6月中旬にあり、提出した書類に沿う形で、学生2人と面接官2人で集団面接をしたのちに小論文を書きました。それほど難しい小論文ではないので、対策をしていなかったのですが、無事に小論文は通りました。その1週間後に2次選考として個人面接があり、この面接が少々特徴的でした。不動産開発とショッピングセンターの運営をされている企業なので、「おすすめのショッピングセンターを5分間プレゼンテーションする」という面接でした。ですから、手書きの資料を作成して、5分間でプレゼンテーションをしました。その5日後に、人事の方との面談を経て、社長と2人の上司の方と最終面接を行い、7月の頭に内々定をいただきました。ですから、説明会から内々定までは2か月でした。これが普通の選考のスピードだと思います。だいたい2か月であるという把握でいいと思います。
  3. 私の内定先は、エントリーシートが通ったあと、テストがありました。それは「正の字を書き続ける」というもので、集中力を試すテストでした。それが1次選考の集団面接の際にあり、2次選考でも集団面接がありました。そのあと個人面接を経て、最終面接は集団面接でした。
  4. 私の内定先は、はじめに説明会があり、グループディスカッションを経て、1次面接でした。面接では、面接官が2人に対して就活生が3人でした。最終面接は1対1でした。別に内定をいただいたところでは、まず1月に説明会があり、グループディスカッションを経て、3対3での1次面接がありました。そのあと、6回の個人面接がありました。この企業の選考は1月から始まり、5月の最後に終わりました。このように4か月間、ずっと個人面接をする企業もありますが、マイナビなどに選考のフローが掲載されている場合があります。ですので、そこもしっかりとチェックしておくといいと思います。
  5. 内定をいただいた企業での選考フローをご紹介します。私が内定をいただいた企業は経団連に入っています。皆さんの年では6月に選考が始まると思いますが、私の年も6月1日から選考が始まりました。内定先の企業では1月にインターンシップの実施がありました。そのインターンシップには、私は抽選で外れてしまったので参加していないですが、インターンシップに参加した人は、6月から始まる選考よりも早い段階で選考があったようです。この企業の選考の流れは5月に説明会があり、6月から選考が始まり、トータルで2週間ほどでした。また他の企業に比べて旅行会社などの業界は早いらしく、一週間で結果が分かるというスピーディーな選考でした。私も面接を3回受け、まず1回目は雑談のようなグループディスカッションで、2回目は3対3ほどのグループ面接。最終面接では、1対3で役員の方とお話ししたという感じでした。経団連に属している企業は選考の仕方がほぼ一緒です。6月の1週目が、5日間ほぼ面接というスケジュールになっていたので、スケジュールの管理やメンタルを保つのが大変だったと思いました。
  6. 私は学校推薦でした。この学校推薦の話が上がったのが3月あたりからでした。情報をMUSESで確認し、3月にエントリーしました。その後に、面接をしていただけることが決まりました。金融業界なので、6月1日から面接がスタートしました。私は多数のインターンシップに参加していました。やはり、インターンシップ選考というのはあるようで、インターンシップに参加した企業の9割はインターンシップ選考がありました。早いところでは、1月や12月から面接が始まりました。金融だから6月1日にスタートするわけではなく、3月の3週目には内定は出ないけど合格が出た、ということがありました。ですから、気になる企業のインターンシップには絶対に参加したほうがいいと思いました。
  7. IT業界は選考も時期もバラバラです。IT業界に行きたい人は3月から就職活動スタートと思っていたほうがいいです。私の内定先は5月から受け始め、説明会と筆記試験をしたのち、小論文と個人面接が2回あり、そして内定という流れでした。選考期間は1か月でした。IT業界は1か月が目途です。企業の選考結果通知が、筆記試験以外では、だいたい翌日か3日後に出ることが多く、とんとん拍子で進んだ印象でした。説明会は前日ぎりぎりに予約しましたが、参加者が私だけで、単独説明会みたいですごく緊張しました。そのかわりに、社員の方と1対1なので、たくさん話すことができました。その場で行われたテストでも、横の人を気にせずに、リラックスして受けることができました。テストが通過したら、小論文での選考でした。IT業界なので、情報セキュリティをテーマに、自分が考えたことをA4サイズ2枚分の文章を書き、メールで提出しました。小論文が通過したら1次面接の案内がきました。1次面接では開発部の部長の方や課長の方と、10~20分ほど話しました。志望動機や自己PR、プログラミング経験などのベーシックな質問がありました。その後は小論文の内容を厳しく指摘されました。必死に考えを絞り出し、場をつないで何とか乗り切り、正直だめだと思ったのですが、通ることができました。最終面接は若手社員の方と座談会をしたのちに、社長や人事部長との面接でした。1時間ほど話したと思います。内容は、自分の性格について聞かれました。他の面接にあまりなかったのが、コミュニケーション力や継続力などの能力が何個か挙がり、その中で自分が持っているもの、不足しているものをそれぞれ3つずつ口頭で答えるものでした。口頭なので覚えておらず、内容を何回か聞き返したりしました。ちゃんと話せているかどうか大丈夫なのか、と不安でしたが、結果的には大丈夫でした。

今からしておくべきことについて

Q.3年生の12月、今からしておくべきことなどはありますか?

  1. はい。私が今からしておくべきだと思うことは5つあります。1つ目は、交通費についてです。面接で東京に何度も行ったので、交通費が多くかかりました。東京の企業を多く受けていたのもありますが、夜行バス代や新幹線代など、交通費が本当にかかります。12月までは時間に余裕があると思います。3年生の方なら、比較的に授業が少ないと思います。なのでSPIの勉強をしながらでも、アルバイトができる状況だと思います。親に交通費を負担してもらえるのであるなら大丈夫だとは思うのですが。あと最終面接では、だいたいの企業が交通費を支給してくださます。最終面接で東京に訪れる際は交通費の支給がありました。ただ一次面接では基本的に交通費は支給されません。私は内定をいただいた企業の面接に4回赴いたのですが、4回とも自己負担でした。このように、交通費で非常にお金がかかるので、SPIの勉強や就活、学校の授業などの息抜きにアルバイトでお金を稼ぐことを今のうちからやっておくべきだと思います。また私は一人暮らしをしていて、やりくりを全て自分でしていたので、こういったお金の面でつらかったです。2つ目は、12月までに履歴書に書く資格を取っておくべきだということです。9月の就職対策講座で、履歴書を書く機会があったのですが、その時、自分の履歴書の資格欄に書けることがありませんでした。ただ私は赤岡ゼミでしたので、朝日新聞の「語彙・読解力検定」を受験することが必須で、それに受かるために勉強しました。またMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の試験も受験しました。MOSは比較的すぐに合格できる資格で、パソコンができるというアピールになると思います。パソコンを使えることは、企業に向けて好印象であると思います。MOSの受験に当たっては、学科の授業で得た知識がとても役に立ちました。あと、秘書検定にも合格しました。秘書検定も、1週間ほど真剣に勉強すれば、受かることができます。秘書検定は、就職活動に使えるマナーが身に付き、将来的にも自分のためになると思うので、受けて損はないと思います。3つ目は、自己分析と自己アピール文章を12月までに作成しておくと、3月~5月が楽になります。なぜなら、3月になると、多くの説明会に参加しなくてはならないからです。説明会に参加して疲れている状態で、履歴書を書くことや、自己分析を書くことは本当につらいです。まだ業界は定まっていないと思いますが、12月のうちにある程度の文章を作成しておくことをおすすめします。ある程度の文章を作っていたら、企業に合わせて変更を加えるだけで、何パターンもの自己アピール文章を作成できるので、とりあえず1つは作成しましょう。これは12月までにやっておくべきです。自己分析をしていないと、軸がぶれて、どこの業界に行っても落ちます。4つ目は、年上の人と話すことに慣れることです。年上の人というのは、親世代ぐらいの人のことです。1次面接や2次面接の面接官は若い社員の方が多いのですが、最終面接では親世代くらいの年上の方が面接官をしています。私はアルバイト先で年上の人と話す機会が多くあり、面接の際は若い方のほうが緊張しました。ですから年上の方のほうが話しやすかったです。年上の方と話すことに緊張して、話が飛んでしまってはもったいないと思います。実家に住んでいる方は、親に面接官役をやってもらい、練習してみてもいいと思います。とにかく、年上の人と話すことに慣れましょう。5つ目は、4つ目とかぶりますが、12月の間に面接練習をするべきだと思います。なぜなら、3月に一斉に説明会が始まるからです。早いところでは、3月の上旬に説明会があり、3月の下旬には面接が始まることもあります。3月の面接は慣れている人と、そうでない人の差は、本当にわかります。私は1月から面接練習をしていたので、3月のスタートの際に、自信を持てました。社員の方も、自信がある人は見てわかります。面接練習をしていない状態でいきなり「あなたのいいところを教えてください」と質問されると、やはり戸惑ってしまうと思います。ここですらすらと話す人とそうでない人で差が出てしまうので、就活を面接練習は早くにやっておくべきだと思います。早く終わらせるためには、早めに準備しましょう。
  2. 3年生の12月からしておくべきことは、履歴書やエントリーシートを、ある程度書けるようにしておくことです。なぜなら、3月からは説明会に足を運ぶことがメインになってしまうからです。疲れていて、ゆっくり書く時間がありません。私は3月まで、履歴書などを書いていませんでした。いくら説明会に参加しても、履歴書やエントリーシートを出さなければ選考には進めません。そのために私はキャンセルした説明会もいくつかあったので、今のうちから書く練習をしておくことをおすすめします。また3月末から4月にかけて、履歴書の提出締め切りのラッシュのようなものがあり、私はそこでは全く提出できませんでした。そのため、自分は就職活動に乗り遅れてしまったのかと、すごく焦りました。そうならないためにも、今から相手に伝わりやすい履歴書やエントリーシートを書く練習をしましょう。また、さまざまな人に読んでもらい、添削してもらうことをおすすめします。
  3. 私が今一番しておいたほうがいいと思うのは、やっぱり勉強だと思います。就職活動を進めているうちに、初めは「この業界がいい」と思います。ですが、選考に落ちていくうちに、自分の適性を考え、見える世界が広がっていきます。どの業界でも通りたいと思うのであれば、勉強をしておくべきだと思います。自己分析をするにあたっても、「何がしたいのか」と、「そこで自分に何ができるのか」という、自分の能力の活かし方を一緒に考えておいたほうがいいと思います。エントリーシートもある程度基盤を作成しておき、企業ごとに変更できるよう、自分を見つめなおすことは大切だと反省しております。
  4. 3人の方の話にも上がっていましたが、まず、自己分析が何かわかりますか? 私自身、昨年の今の時期は自己分析が何かわかりませんでした。そういう方は今、自分が何に興味があるのか、何をしたときに楽しいと感じるのか、何をしたら嫌だと感じるのか、などを紙に書き出すといいと思います。やりたい仕事に向いていないと感じても、企業を見ていくうちに、自分に合っているかも、と思うことが就職活動の中で見つかると思います。今の自分の興味や理想像だけでも、イメージしてみるといいと思います。
  5. 他の方とかぶりますが、自己分析と他己分析をしっかりとやってください。自己分析のやり方で、興味や理想像からはかる方法もあります。私はゼミで紹介された『絶対内定』という本を一からやっていました。現在、『絶対内定2018』という本があると思います。2000円程度で購入できます。私は12月にそれを購入し、自己分析をしました。この本の自己分析のやり方は、自分が生まれたときから人生をさかのぼっていくものです。まじめに全てをやると、ノート一冊分にもなります。私はある程度進めたところで、自分で納得をしたので、最後まで書き出しはしていませんが、内容は全て読破しました。読むだけでも就職活動に対する考え方が変わったので、私はこの『絶対内定』を読むことをおすすめします。また自己分析をする中で、自分がやりがいを感じる部分、自分に向いている働き方などの、自分の本質的なところを振り返ることは大切です。よく言われますが、「趣味=仕事」ではなく、趣味を続けられる仕事を探したいと思っていました。私は旅行が好きだったため、旅行会社を選んだ部分もありますが、「人と関わりたい」「人の喜ぶ顔が見たい」など、そのような部分でも、旅行会社に入りたいと思っていました。そのような企業の選び方をするのが一番いいと私は思います。また私は結婚と出産を経ても、長い間務められる企業に入りたいと思っていました。全国転勤があるかないか、福利厚生、出産後に戻る環境があるのか、働き方、シフト制度かどうか、土日祝日が休みなのか、という条件を見ることも大切です。本当にさまざまな働き方をする企業があるので、自己分析をやりながら、自分に向いている企業を探すことが、失敗しない就職活動の仕方だと思っています。また、いいと思った企業があれば、その企業のことをとにかく調べましょう。悪い情報も含めて、その企業の特徴をおさえておけば、履歴書に使える話になります。ですから時間があれば、インターネットを活用しましょう。
  6. 私は自己分析をほとんどやっておりませんでした。パソコンなどで調べると、面接でよく聞かれる50問などが出てきます。それらで、自分のことを全部書き出し、深堀りしていたら、面接は大丈夫だと思いました。また金融では、一般的によくある質問しかされませんでした。ですから金融を目指している方は、普通の質問だけでも、12月中に対策しておくといいと思います。
  7. 余裕があれば、履歴書のネタ作りや筆記試験の対策、本を読むことなどを始めていったほうがいいと思います。今の時期、皆さんは忙しいかと思います。ですから、どんな仕事がしたいのかを考えることが一番大切だと思います。ただ私は本を読むと、疲れるので、あまり読んでいませんでした。今、志望業界や志望職種を決めようと思っても、この先の人生が関わってくることなので、まだ見つけていない人がすぐに決めるのは難しいと思います。ですから、まずは「自分がどんな事をやってみたいのか」「どんな人になりたいのか」を思い浮かべていくといいと思います。私は視野を広く持つ柔軟な技術者になりたいと思っています。また、顧客の方と直接話すことが可能で、最初から最後までシステム開発に携わることのできる企業の中で、自分の技術を深く磨いていきたいと考えています。就職活動中に軸が決まっていったので、受ける企業を絞ることができました。筆記試験やエントリーシート、面接などの選考の対策に目を向けてしまいがちだと思いますが、最後に就職先を決めるのは自分です。その際に、自分の中で軸が必要になります。自分がどうなりたいかを、自分の中で固めていけばいいと思います。

就活を終えて

Q.就活を終え、内定を得た今だから言える、これだけは気を付けたほうがいい! ということは何か。

  1. はい。まずは業界を絞らず、さまざまな業界を見て、社員の方と話すべきだと思います。私はアミューズメント業界に内定をいただきましたが、商社やメーカーも受けました。とりあえず、さまざまな説明会に参加しました。社員の方や実際に働いている方の様子など、実際に見聞きしないとわからないことが多いです。志望業界を今のうちに決めておくことはいいと思います。ただ、そこに目を向けつつ、志望度の低い業界でも、行っておくといいと思います。また、女性社員の座談会を開催している企業も多いです。女の人の働き方は、男の人と違うところがあります。私は総合職で、男の人と同じように働きますが、金融系は、女の人の座談会が多いです。そういった座談会に参加することで、自分の将来のイメージを形成することに役立つと思います。ぜひ、行ってみてください。あとは、「グレーな就職活動」と呼ばれているものがあります。これに気を付けてください。3月に就職活動が解禁で、6月から面接解禁が定石です。ですが、ベンチャー企業や経団連に関係がない企業は面接ができます。ですから、経団連に属している企業は、そういったところに優秀な人材取られたくないので、交流会や座談会と称した事実上の面接をします。ですから、面接でなくても、座談会とか交流会には積極的に参加するべきだと思います。その結果、面接ではなく、面談という形で連絡が来ます。また、座談会に参加したら「ビデオカメラの前で自己アピールしてください」と言われたこともあります。面接という形ではないだけで、事実上の面接だと思ってください。面接であると意識することと、座談会であると意識することでは全く違うので、気を付けたほうがいいです。こういったケースは多いです。あとは、アルバイトをやっている方はどの程度いますか? アルバイトはやめないほうがいいと思います。なぜなら、私は一人暮らしなのですが、面接やグループディスカッションで落ち込んだ日に、家に直帰するとつらいからです。本当につらいです。面接で「あなたはうちに向いてないと思う」「なんでうちに来たの?」と言われると、本当に落ち込みます。自分の存在はいらない、と言われている感じがしてつらいです。そのような時に、家に直帰すると、つらいです。実家住まいの人でも、親に面接のことなどを聞かれたらつらいと思いますが。家に帰る前に、アルバイト先などで誰かと話をして、気持ちをリフレッシュするといいと思います。就職活動中は、友達も就職活動をしているので、友達に就職について話すことが怖くなります。「あの子はもう内定をもらったのかな?」と思ってしまいます。また、SNSで「終わった」などという言葉を見るとやっぱりいい気持ちにはなりません。ですから誰かと話をして、気持ちをリフレッシュしないと鬱になりそうなので、アルバイトはやめなくていいと思います。就職活動が始まるからアルバイトをやめる人が多いですが、就職活動だけに絞っていたら、つらいです。リフレッシュの時間を持ってください。
  2. 気を付けたほうがいいことですが、志望度の低い業界にも目を向けることだと思います。私自身、目指したい業界がありませんでした。ですが、さまざまな業界を見ることで、「こういう面白い業界があるんだ」「こういうことをしている企業もあるんだ」と、たくさんの企業を知る機会になりました。気になったら、積極的に見ていくことが大事だと思いました。実際に、内定先の企業を知ったのは遅い段階でした。さまざまな企業を見ていく中で、今の仕事を知り、この業界に入りたいと思うようになりました。ですから業界に対する苦手意識を持たず、一度話を聞き、自分がどう思うかを確かめてください。そこで心が揺れ動くことがあれば、そこが運命の企業かもしれません。そうでなければ、向いていないと諦めるのも大切だと思います。諦めずに行動することは大変なことですが、頑張ってほしいと思います。
  3. 気を付けたほうがいいことですが、私は焦らないことだと思います。この中で、私は一番ゆったりとした就職活動をしていたと思います。人と自分を比べないことは、とても大事だと思います。また色々な企業を見ている中で、どうしても入りたい企業はいくつか出てくると思いますが、インターネット上の情報はあくまでもインターネット上の情報だと思ってください。インターネット上の情報でいい雰囲気だと思っていても、実際に企業に足を運ぶと、思っていた雰囲気と違う場合もあります。また実際に足を運んだ時には、その企業で新人として入社し、どういった扱いをされるのか、なども考えて見ておいたほうがいいと思います。長い目で見るのであれば、大切なことだと思います。
  4. 皆さんも企業説明会に参加されると思うのですが、企業説明会で言われたことを、全て鵜呑みにしすぎないことです。企業説明会では、自分の企業をよく見せようとして、いいことばかりを話ところもあります。説明会では「うちの経営はいい」「オフィスも綺麗」などのことを話していたりしていても、実際に調べてみると、離職率が高く、男性が9割だったりします。あとは、先ほどの方も言っていましたが、仲のいい友人でも、就職活動の際にギクシャクすることがあります。そのため、歳の近い先輩で、仲のいい人を見つけるべきだと思いました。1年前に同じ思いをしている先輩だからこそ言えることもありますし、失敗からの経験談も教えてくだったりします。ですから、歳の近い先輩と交流を持っておきましょう。あと友人とギクシャクしないようにしてほしいです。
  5. 最初にもお伝えしたように、私は業界を絞りすぎたせいで、ハイリスクな就職活動になってしまいました。これに関しての経験談があります。私は2月の末に、志望度の高い旅行会社のインターンシップに参加しました。そのインターンシップは面接により、約300人の応募者の中から80人ほど選抜され、5日間のインターンシップに参加できるものでした。ありがたいことに、私はそのインターンシップに参加できることになりました。このインターンシップは大手企業のインターンシップだったので、私はとても楽しみでした。インターンシップでは、80人くらいが班に分かれて行うグループワークが中心で、同じ班の方たちと5日間一緒に仕事をしました。その結果、仲良くなり、就職活動が終わってからも飲み会に行くほどの仲になりました。この時、私が参加したのは冬のインターンシップでした。ちなみにインターンシップは夏と冬で2回開催されていました。そしてインターンシップ終了後の3月の末に、夏と冬のインターンシップの両方に参加した人たちが集まるイベントがあったそうです。その連絡が来ていなかった私は、普通に6月から選考が待っているのだと思っていました。ですが聞いた話によると、私と同じ冬のインターンシップに参加していた人たちは、3月あたりからメールで座談会に誘われる連絡がきていたようです。また、7月に聞いたのですが、その3月に連絡がきていた人たちは、最終面接の通達だけが来ていたみたいです。私のようにインターンシップに参加しても通達が来ていない人は、何も聞かされないまま、普通に選考を受けていました。そして私は2次面接で落ちてしまいました。このことから、インターンシップに受かったとしても、選考に受かるわけではなく、インターンシップの中で選考がされていたということがわかりました。それを聞いた瞬間、怖いと思いました。インターンシップや説明会などのアンケートをする際には「自由に書いてください」と言われると思います。「選考に関係ないので落ち着いて楽しんでくださいね」と言われたりもします。しかし、それを全て鵜呑みにせず、インターンシップなどのアンケートは選考に関係していると考えて、まじめにやったほうがいいと思います。あとは、楽天の「みんなの就職活動日記」についてです。私は先輩に紹介されて知りました。先輩からは「就職活動の様子がリアルタイムでわかるからいいよ」と紹介されました。なので私は年明けから登録していました。このサイトは登録が簡単で、だれでも書き込める掲示板があります。掲示板には、企業の選考を受けている人達が書き込んでいます。たとえば「私は通った」「今日メールが来ました」「メールが来てないから僕は落ちた」といった、選考の内容が書き込まれるので、選考状況がリアルタイムで確認できます。ですが、私はそれを鵜呑みにしすぎてしまいました。私はインターンシップに参加した企業の掲示板を毎日見ていました。私はインターンシップに参加したし、人事の方とも仲が良かったので大丈夫と、自分を過信していたところがありました。しかし2次面接以降、2週間くらい連絡が来ない期間がありました。「みんなの就職活動日記」の企業の掲示板を見ると、「次の日に連絡が来た」「メールが来た」という人たちがいて、また1週間くらい経つと、「内定をもらった」「明日面談する」というコメントがありました。掲示板にはそう書き込まれているのに私には何の連絡もなかったので、「私は落ちたのか」「でも、インターンシップには参加していたから」という葛藤をしていました。ですが、結局落ちてしまいました。そのことでその時は気持ちがどん底まで落ちて、精神的に参ってしまい、3日間ほどご飯も食べられない状態でした。今だからこそこうして話すことができますが、あの時はとてもつらかったです。つらかった理由の一つとして、業界を絞りすぎたことがあります。私はそもそも、受けた企業がとても少なかったです。その当時、面接を控えている企業が5社ほどしかありませんでした。奇跡的にその中で内定をいただいたので、私の場合は窮地を救っていただいたという形になります。ここを落ちてしまっていたら本当に面接を控えている企業がなくなってしまうところでした。ですから、業界は絞りすぎず、さまざまな業界を受けたほうがいいと思います。業界を絞りすぎるやり方はハイリスクなので、先生には「後輩には絶対に勧めないでください」と言われましたし、私も勧める気はありません。むしろ、やめたほうがいいと思うので、こうしてお話ししています。そして、インターネットの情報は鵜呑みにしすぎないこと。もし、インターネットの書き込みを鵜呑みにしてしまうのであるなら、サイトに登録しないほうがいいと思います。後悔すると思います。あとは、面接の際についてですが、面接官の方はいろいろな学生を見ています。ですから、部屋に入った瞬間にその人の特徴がわかるみたいです。そのような話を聞いたことがあります。上から目線になってしまっている人や、チームとして一緒に働けないような人は、間違いなく面接で落とされます。ですから、とにかく第一印象をよくしましょう。面接中は常に笑顔を意識しましょう。口角を上げる練習をするといいと思います。第一印象はよく見られています。「皆さんと一緒にお仕事をさせていただけたら」という謙虚な姿勢をいつまでも持つべきだと思います。
  6. 私が面接の際に一番大事だと思うことは、話す内容よりも笑顔だと思います。やっぱり、人事の方は無表情の人と一緒に働きたくないと思います。笑顔で話せなかった面接は、全部落ちていました。ですから、笑顔は大事だと思いました。あとは、先ほど挙がった「みんなの就職活動日記」の話になります。これには、本当に書き込まないほうがいいと思います。読むのは自由なのですが、人事の人は書き込みを見ています。なので、書き込まないことをおすすめします。
  7. 私も就職活動中につらい思いをしてきたので、つらいときの切り替え方法を見つけることが大事だと思います。第一希望の企業に落ち続けた後で、友達がそこに受かっているということもありました。就職活動では、本当につらいことがあります。ですが、私は就職活動でどれだけ落ち込んでも、すぐに切り替えることを心がけてきました。落ち込むことや悩むことは悪いことではないですが、それを引きずってしまい、周りに影響が出てしまうことが一番良くないと思います。なので私は就職活動の帰りに、本屋で好きな本を購入し、休日に一気読みして自分をリセットしていました。あとは、失敗したことを笑い話に変えて、ポジティブに進んでいきました。落ちたときにはメールなどで「今後の活躍をお祈りいたします」と書かれているのですが、私は落ちすぎて、祈られすぎていたので、「逆にを積んだ」というネタを面接で言ったら笑い話にできたので、なかなかおすすめです。就職活動は正直なところ、楽しいものでなく、つまずかない人はいないと思います。今でこそ、この場でお話ししていますが、就職活動中は自分の中での劣等感との戦いで、本当につらかったです。就職活動に自分を押しつぶされないためにも、今からストレス発散方法をいくつか見つけておいてください。

会場からの質問:外部の面接練習について

Q.面接練習を外部でやっているとのことですが、どういったところで情報を得ていましたか?

  1. 就活情報などは、SNSで回ってくることがあります。「面接の練習をします。興味のある人は○○の団体まで」とか。私が参加していたのは、他大学の就活応援サークルでした。高校のときの同級生と仲のいい友人を誘って、そのイベントに行きました。行ってみると、実際に人材系の企業で働いている大人の方が3〜4人来られていて、そこで個人面接をしていただき、また無料でやってくださいました。それに参加したのが12月でした。そこで面接の雰囲気がつかめ、自分は緊張したら内容が全部飛んでしまうということが分かりました。私はそこで面接の練習をしました。このような情報はSNSや広告などで見られる思います。あとは、「OfferBox」という就職サイトに登録していました。OfferBoxは、有名 な企業が登録されています。自分の顔写真、プロフィール、自己アピール文章と今まで熱中したことを、履歴書よりフランクな感じで登録します。すると、企業のほうから気になる学生に、連絡をするということがあります。私も連絡が来て、12月中に面談をしました。マイナビやリクナビに登録するのはオーソドックスですから、やっておきましょう。また、OfferBoxで私はアルバイトのことをアピールしていたのですが、アルバイトの話を聞きたいと言ってくださったので、OfferBoxに登録してよかったと思いました。また自己アピールを書く練習にもなったので、暇なときに登録しておくのもいいと思います。おすすめです。行って損はないと思います。
  2. 補足ですが、人事がOfferBoxを見ているのは、2月までだそうです。

会場からの質問:証明写真について

Q.証明写真はきっちりとした服装ですか?

  1. OfferBoxは写真を何枚も載せられます。私はまじめな顔写真と、アルバイトをしている時の写真を載せていました。いろいろな写真を載せられるので、サークルの写真や部活の写真、または人と違ったことをしている人におすすめです。就職活動の際は証明写真を撮るのですが、これにはお金をかけた方がいいです。私は証明写真に1万円はかけました。証明写真と就職活動用のヘアメイクが全部込みで、スタジオでやってもらえます。履歴書の写真は綺麗なほうが有利になると思います。身だしなみがきちんとしている人のほうが好印象です。お金をかけてでも、写真は綺麗に撮りましょう。お金をかけて損はないです。スタジオでやってもらえるところは、20枚など、大量の写真とデータをいただけます。私はマイナビやリクナビのサイトにも、いただいたデータをそのまま載せていました。
  2. 業界により、メイクの好みが違います。例えば、金融とアパレルでは、全然違います。金融では、素顔のような綺麗な清楚系メイクが好まれ、アパレルでは、自分の顔のいいところをアピールするメイクになります。スタジオでは、はじめに志望業界や要望などのカウンセリングをしてくれたので、そのメイク方法を実践して面接に行ったりしていました。同一人物とは思えないほど、スタジオで撮影すると綺麗になります。
  3. 私は面接で、「写真と違う」と言われたことがあります。ですが「すみません、少し盛りました」と返すと、笑い話になり、その面接に通りました。こういうことも話のいいネタになると思います。

司会:ありがとうございました。時間となりましたので、これで就職座談会を終わります。

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情報メディア学科では、在学生・卒業生・教職員、さらにはこれから本学を目指す高校生、企業や地域の方々を含む幅広い交流を目的として、学科独自のメールマガジン「やりとり」を発行しています。編集は本学科の在学生有志と助手と教員で行い、学科ニュース、学生エッセイ、スタッフの社会活動などの情報を発信しています。

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