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松野・藤本ゼミの4年生が卒業研究で制作した冊子『夢めぐり』が完成しました!

 松野精講師・藤本憲一教授ゼミの4年生12名が卒業研究の一環として、兵庫・大阪で活躍する女性起業家を紹介した冊子『夢めぐり』を制作し、この度完成しました!

 学生たちは、自分たちの気に入ったカフェや雑貨店などの中から、兵庫や大阪の阪神地区を拠点に起業した女性21人にインタビューし冊子にまとめました。この冊子は、読者に「起業」に関しての理解を深めてもらい、将来の選択肢に「起業の道」もあると将来の視野を広げてもらうことと、またインタビューした起業家のお店も紹介することによって、地域の商業文化の活性化に貢献することを目的として制作されました。

 ゼミ生は3年生の時に、西宮市からの産官学連携委託調査「起業についての調査研究」を行いました。その調査の際に、本学の在学生の起業に対するイメージが「大変そう」「時間・労力・お金がかかりそう」「自分にはできそうにないもの」など、極めてネガティブであるということがわかりました。そこでゼミ生は、起業に対してネガティブなイメージを持っている同世代のイメージを払しょくするため、夢を叶えた阪神地域の女性起業家をインタビューし、それらを冊子にまとめることにしました。
 冊子の制作期間は平成28年4月から平成29年1月の約10か月。この冊子は、夢を持っていない人や起業に興味がなかった人が読み終わった後に、少しでも夢を持つっていいな、起業っていいなと感じてもらえればというゼミ生の思いのもと制作されました。
 冊子では、女性起業家たちが夢を実現したお店や商品を紹介すると同時に、起業に至るまでの経緯や人生観、仕事観についてのヒアリング結果を掲載しています。またこの冊子の見どころは、女性起業家21名の個性があふれるインタビュー内容で、ゼミ生が女性起業家の方の魅力が伝わるようにと編集しました。お手に取られた際には、是非そこに注目して読んでみてください。

 ゼミ長であり企画のリーダーである市原知咲さん「この企画で大変だったことは取材先を選定するところでした。選定するにあたって私たちは、起業家であり女性であり、かつ自分たちが惹かれたという条件に当てはまる店舗を、一つ一つ電話で問い合わせるという作業を行いました。ですが、問い合わせをしても私たちの条件にマッチしないということが多くあり、とても苦労しました」と話しました。
 また市原さんに、この企画を通じて得られたものについて聞くと「12名という大人数で一つのものを作りあげることが大変であるということを学びました。テーマにおいてもデザイン一つにおいても、みんなそれぞれの理由とこだわりがありました。そのこだわりに対して、独りよがりにならず、相手の意見を聞き入れながら、みんなが納得のいく形に作り上げていく難しさを学ぶことができました。いろんな意見を出し合って完成まで進められたことや、起業家の方から直にお話を聞くということはとても貴重な経験でしたし、私たち自身、起業家の方とお話をする中でとても元気をいただけたので、楽しく取り組むことができました」と話してくれました。

 この冊子は、次年度のオープンキャンパスで配布する予定ですので、ぜひ情報メディア学科のオープンキャンパスにお越しください!
 なおこの話題は、神戸新聞2月6日付朝刊に、“夢を実現 女性起業家特集 武庫川女子大 学生が冊子作成”という見出しで掲載され、また読売新聞2月19日付朝刊にも掲載されました。

松野ゼミ生4年生

冊子を制作したゼミ生

『夢めぐり』

『夢めぐり』

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