中村勝則講師ゼミの3年⽣12名が、テクノアイデアコンテスト「テクノ愛2017」(主催:テクノ愛実⾏委員会)に参加し、対⼈コミュニケーションを円滑するアプリケーション「NatuRizm」のチーム(6名)が平成29年11⽉23⽇(⽊・祝)に京都⼤学国際科学イノベーション棟で開催された最終審査に出場し、⾒事奨励賞を受賞しました。
テクノアイデアコンテスト「テクノ愛」とは、平成9年から開催されているコンテストで、⾝近な⽣活に役⽴つ技術から最先端技術までの幅広いアイデアを⾼校⽣から⼤学院⽣まで募集し、専⾨家による書類審査の後、⾼校の部、⼤学の部それぞれ9チームが最終発表でプレゼンテーションを⾏い、グランプリを決めるコンテストです。
中村ゼミ⽣はこのコンテストに7⽉頃から取り組み始め、ゼミ⽣は対⼈コミュニケーションを円滑するアプリケーション「NatuRizm」のチームと、AIキャラクターと楽しくドライブするアプリケーション「かーなびフレンズ」のチームに分かれて企画を考案していきました。
「NatuRizm」チームは近年、SNSの普及により⽂字コミュニケーションが増加している⼀⽅、対⼈コミュニケーションを苦⼿としている⼈が増加しているという点に着⽬し、その原因が会話の間に起こる「沈黙」が原因であると考えました。そこでゼミ⽣は、⼈がずっと会話ができるカフェには、落ち着くBGMが流れているというところからヒントを得て、会話のスピードや回数、声の⼤きさに応じて、⾃分が選択したBGMのボリュームが変更され、ユーザーの会話に適した⾳量でBGMが流れるという、よりコミュニケーションを円滑に⾏う⼿助けをするアプリケーションを考案しました。またゼミ⽣は、時間あたりで会話回数が多いか少ないかを画⾯にイラストで表⽰する仕組みや、マイクを向けられてると緊張感も出てしまうという問題点を考慮したスカーフ型のマイクも制作し、「NatuRizm」の企画を提案しました。
「かーなびフレンズ」のチームでは、近年若者の⾞離れが問題視されているということを課題とし、より若者が運転したいと思えるカーナビゲーションのアプリの企画を考えました。
ゼミ⽣は、カーナビゲ ーションの⾳声が常に⼀定で無機質な⾳声なことと、⾳声のみの案内であるというところから、複数あるナビゲーションキャラクターを⾃分の好みで声や姿を選択できるようにしました。またただのナビゲーションだけではなく、より運転が楽しくなるように、⼈⼯知能を搭載した同キャラクターが、渋滞中の話相⼿になってくれたり、アプリケーション内にあるスケジュール管理機能に登録されている予定の⽬的地を登録しておけば、⾃動的に⽬的地に設
定してくれたりというアプリケーションを考案し、この企画を提案しました。
そして、書類選考に通過した「NatuRizm」のチームは、平成29年11⽉23⽇(⽊・祝)に京都⼤学国際科学イノベーション棟で開催された最終審査に出場し、⾒事奨励賞を受賞しました。
「NatuRizm」のチームのゼミ⽣は「今回、この企画が書類選考を通過したことにより、最終発表で他⼤学の学⽣などの発表を聞けたり交流したりすることができ、とてもいい刺激となりました。また奨励賞をいただいたことにより、私たちの企画についてもいろいろな意⾒をいただけたことがとてもよかったです」と話してくれました。
惜しくも⼊選を逃してしまった「かーなびフレンズ」のチームのゼミ⽣は「この企画のアプリケーションのために、『Python』というプログラミング⾔語を⼀から学ぶということが⼤変でしたが、キャラクターを考えることがとても楽しかったです。また学科主催イベント『企業と学⽣の交流会』の際に、運輸業の企業の⽅から、『トラックの運転⼿の⼈たちにも受けるかもしれない』という貴重なご意⾒も頂けて、今後に活かしていきたいと思いました」と話してくれました。