公益社団法人ACジャパンが主催する「第14回AC広告学生賞」で、大森ゼミ3年生の福谷侑子さん、松浦紗里さんが「テレビCM部門」で奨励賞を受賞しました!
「ACジャパン広告学生賞」は、日本の未来を担う若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、社会に主体的に関わる「公」への意識を育むことを目的として、2005年より毎年開催されています。なお応募資格は大学・大学院・専門学校等の学生に限られており、応募部門は「テレビCM部門」と昨年から新設された「新聞広告部門」の2部門が設けられています。
また本学科では、この賞に毎年数点ずつ作品を応募しており、2007年には、当時の本学科学生が制作した作品「ありがとうは無限大」がグランプリを受賞したこともあります。
今回の広告学生賞の企画テーマは、思いやり・助け合いや公共マナー、人と人とのコミュニケーションなどの「公共問題」。「テレビCM部門」では全国29校・185作品の応募数がありました。応募された作品は、選考委員会での厳正な選考を経て、グランプリをはじめとする各賞が決定し、平成30年3月9日(金)に表彰式が東京・電通ホールで行われました。
そして、大森ゼミ生たちの作品は奨励賞に選ばれました。
福谷さんたちは平成30年1月頃から制作に取り組みはじめ、テーマを決めるために他の大森ゼミ生たちと話し合いを行いました。そこで2人は、地方から大学に進学したゼミ生が「地元での電車の遅延理由は、鹿などの動物が線路に入り込むなどのアクシデントによることが多いけれど、都会ではそうではない理由で電車が遅れるんだね」と話していたことが作品の題材のきっかけとなり、命をテーマとした30秒のテレビCM作品「命ってなんだろう」が制作されました。
作品について、福谷さんと松浦さんは「『命』というシリアスなテーマのため、私たちの価値観を押し付けるのではなく、映像を見た人が『命って何だろう?』と考えるきっかけになるような内容にしました。また制作を通して自分自身も命について考えるようになりました」と話しました。また、受賞したことについて聞くと「2人という少人数で撮影、編集を行ったので作業が大変でしたが、受賞することができて嬉しかったです」と話しました。