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附属中高の教諭が考案した数学ドリルのアプリを、福井ゼミの3年生が開発しました

 福井哲夫教授ゼミ3年生の井上ほゆさん、⻲⼭明⽇⾹さん、冨永侑⾥さん、松浦聖奈さんの4名が、武庫川⼥⼦⼤学附属中学校・高等学校(以下:附属中高)、数学科の古川明教諭が考案した計算ドリル「メモリ暗算」をタブレット端末用にアプリ化した「メモリ暗算ドリル MEMORY±」の開発をしました。

 「メモリ暗算」とは、古川教諭が今後の数学学習の基礎となるようにと、生徒の集中力、短期記憶の訓練、暗算力の強化を目的として考案された計算ドリルです。これまでは紙媒体で生徒に配布していましたが、附属中高のiPad導入がきっかけで、古川教諭から福井ゼミにアプリ制作の依頼があり、約半年の期間をかけてタブレット端末等で学習出来るアプリをゼミ生が開発しました。

 ゼミ生たちは問題や結果の表示、成績記録のグラフ化、デザインなどの開発を分担して取り組みました。そして附属中高で公開授業を実施していた11月15日(木)に附属中学1年⽣が開発後、初めて使⽤しました。

 アプリでは難易度を5段階で選ぶことができ、一桁の数字の四則演算を混合した計算問題が10問出題されます。答えを入力すると正解と不正解を判定し、かかった時間が表⽰されます。この学習記録は蓄積され、変化をグラフで⾒ることができます。また問題はランダムで出題されるため、毎回、違う問題に取り組めます。
 実際に使用した中学生は操作に戸惑うことがなく、「使いやすい」と大好評でした。

 今回のアプリ開発について井上さんたちは「成績の記録データを蓄積させることが大変でした。授業ではやっていないプログラミングを取り入れたので、自分たちで調べたり、先生に聞いたりして制作しました」、「今回はグループ制作ということもあり、役割分担や段取り、情報共有の大切さを学びました。またユーザーの視点に立って、アプリを作ることの難しさを知ることが出来ました」と話してくれました。
 また今後について冨永さんは「今回は式から解を求める問題を作成しましたが、今後は計算式の足したり、掛けたりする箇所を穴あきにし、答えから正しい式を求めるような問題を作りたいと考えています。その他にも生徒さんからのアンケートを基に色々なコンテンツを付け加え、発展させていきたいです」と意気込みを語ってくれました。

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