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軽井沢とかわいい野鳥たち/もちひよ(2年)

 長野県の軽井沢といえば、皆さんはどのようなイメージを抱かれますか? 多くの方は「夏の避暑地」というイメージを抱かれると思います。しかし、軽井沢の魅力はそれだけではありません。軽井沢は、日本三大探鳥地のうちの一つでもあるのです。今回のエッセイでは、探鳥地としての、自然溢れる軽井沢での体験をお伝えします。

 雪の残る仲春、私は父と「軽井沢野鳥の森」を訪れました。「軽井沢野鳥の森」は、1974年に全国で初めて国設の野鳥の森として指定された場所です。森なので当たり前ですが、散策道は自然に満ち溢れています。さらに、私が行った時は雪が残っているくらい気温も低く、空気が澄んでいて、より一層美味しく感じられました。

自然溢れる散策道(撮影:もちひよ)

自然溢れる散策道(撮影:もちひよ)

 

 さて、ここからは私が発見した野鳥の魅力と、発見に至る過程をご紹介いたします。

 まず、初めにご紹介する野鳥はゴジュウカラです。私と父が雪道を歩いていると、頭上から聞きなれない野鳥の声が響きました。その声がする方を見上げてみると、高い木の上に小さな鳥の影がぴょこぴょこと移動しているのです。首にかけていた双眼鏡で小さな影を拡大してみると、それはゴジュウカラでした! 私は、このとき初めてゴジュウカラを目にしました。
 ゴジュウカラとは、全長が13cmほどの小鳥です。この鳥は木の側面を移動するのが得意で、ぴょこぴょことした動きがとてもかわいいのです。前々から見てみたいと思っていた鳥なので、双眼鏡で覗いてゴジュウカラだと気付いたときは、興奮しました。

ゴジュウカラ(撮影:もちひよ)

ゴジュウカラ(撮影:もちひよ)

 

 次に、ご紹介する野鳥はミソサザイです。野鳥図鑑を開けば、ミソサザイは渓流沿いに多いと書いてあります。なので、目を凝らして川を見ていると、図鑑の通りミソサザイを発見することができました。「軽井沢野鳥の森」の中には「ミソサザイ休憩所」という場所があります。ベタなことに、ミソサザイを発見したのは、なんと「ミソサザイ休憩所」のすぐ横の川だったのです。ミソサザイもゴジュウカラと同じく、このとき初めて目にしました。
 ミソサザイとは、全長が10cmほどの日本最小の野鳥の一種です。口を大きく開けて全身を震わせながら、元気にさえずる姿が愛らしい鳥です。「軽井沢野鳥の森」では、ミソサザイは目撃率が高く、人気があります。私と父がミソサザイをしばらく観察していると、「ピピピピピ」と大きな声で鳴き出しました。「あんなに小さな体から、あんなに大きい声が出るのか~」と、私と父は感心していました。

ミソサザイ(撮影:もちひよ)

ミソサザイ(撮影:もちひよ)

 

 ご紹介した以上の内容が、私が体験した、探鳥地としての軽井沢です。しかし、もちろんのことですが、軽井沢の魅力はここで紹介した内容以外にもたくさんあります。その魅力は、皆さんが実際に足を運ばれて、確かめてみてください。きっと、素敵な思い出ができることでしょう!

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