天野憲樹教授ゼミ3年⽣の杉浦詩織さんが、テクノアイデアコンテスト「テクノ愛2018」(主催:テクノ愛実⾏委員会)で最終書類審査を通過し、⾒事健闘賞を受賞しました。
テクノアイデアコンテスト「テクノ愛」とは、平成9年から開催されているコンテストで、⾝近な⽣活に役⽴つ技術から最先端技術までの幅広いアイデアを⾼校⽣から⼤学院⽣まで募集し、専⾨家による書類審査の後、⾼校の部、⼤学の部それぞれ9チームが最終発表でプレゼンテーションを⾏い、グランプリを決めるコンテストです。
また、最終発表を行わなかったテーマのうち、書類審査で健闘したと認められた高校の部9テーマ、大学の部6テーマに対して健闘賞が授与され、今回大学の部で杉浦さんの企画「街中スポットライト」が選ばれました。
杉浦さんは約1か月かけて「街中スポットライト」の企画案を制作しました。具体的には、街中にある街灯が人を感知して、ライトが人の動きに合わせてムービングするというものです。また、道路を歩いている人数によって照らすライトの色が変わったり、照らす箇所を大きくしたりするという機能を加え、少ない街灯数でも効率よく人を照らすことも提案しました。
この企画は都市部から少し離れた街には街灯が少なく、夜歩くときに薄暗くて怖かったという杉浦さんの体験から発想を得たもので、この「街中スポットライト」が普及すれば、歩行者の居場所があらゆる人から見えるため、犯罪を抑制することもできるのではと考案されました。
コンテストを通して、杉浦さんは「アイデアを考えるのは大変でしたが、やってみたい今後の課題も見つかったので参加してよかったです。もっと手軽に活用できるよう、初期費用を抑える方法や、人感センサーの応用方法を考えようと思っています。また将来的に人を追跡する街灯が実用されたら、実際に使用されているところを見てみたいです」と話してくれました。