松野精教授ゼミの4年生、赤堀祐里亜さん、一瓢茜さん、木村友美さん、向井麻央さん、森田詩乃さんの5人が「鳴門オレンジ」のプロモーション・プロジェクトの一環として、平成27年12月1日(火)~8日(火)に阪急百貨店うめだ本店9階催場で開催された「47都道府県ふるさと味自慢」において、まぼろしの果物「鳴門オレンジ」を使用した商品を販売しました!
「47都道府県ふるさと味自慢」とは、日本全国の地方新聞45紙が厳選した逸品を集め販売する「47CULB」が主催したイベントです。
今回、赤堀さんらがプロモーションした「鳴門オレンジ」とは、他の品種と一切交配されることのない原生種として淡路島の一部で栽培され、その希少価値の高さから「まぼろしの果物」と呼ばれています。赤堀さんらはその「鳴門オレンジ」の認知度を高めることを目的に、「鳴門オレンジ」のプロモーション・プロジェクトを卒業研究として取り組むことに決めました。そして、みずからを「鳴門オレンジガールズ」と称し、活動を始めました。
彼女たちのプロジェクトは、百貨店で展示販売することで地域活性化に資するという構想のもと始まりました。そこで阪急百貨店にアプローチし、「47都道府県ふるさと味自慢」で「鳴門オレンジ」を使用した商品を販売するに至りました。
※松野ゼミ4年生が「47都道府県ふるさと味自慢」で販売するに至るまでの詳細については、「やりとり」117号の記事に掲載しております。
⇒http://dim.mukogawa-u.ac.jp/gakka/703
今回のイベントでは、西宮市鳴尾にある「ステーキハウス ペイザン(La Paysanne)」と共同で出店しました。「ペイザン」は、昨年、福島秀行前学科長ゼミとのコラボ商品として「鳴門オレンジ」を使ったドレッシングとポン酢の商品化を行いました。そして今回、イベントに共同出店することで松野ゼミとのコラボレーションが実現しました。松野ゼミと「ペイザン」の店舗は、地方新聞社の推薦する店舗としてではなく、「47CULB」のおすすめ店舗として出店しました。
同イベントで販売した商品は、福島ゼミと「ペイザン」が共同開発したドレッシングとポン酢をはじめ、「御菓子処 長手長栄堂」のチョコスティック(鳴門オレンジ/淡路島産いちじく)、「パン工房 まごころ」のオレンジパンとシュトーレンで、この2点は今回のイベントでのみ販売されました。更に、シュトーレンは1日20本限定で、毎日完売。どの商品も鳴門オレンジの良さを最大限に活かした商品となっていました。
このイベントには地方の名だたる店舗が出店しており、鳴門オレンジガールズもその競合店に負けないよう、売り場のレイアウトを日々、改善していきました。また、事前にSNS等を使った広報活動をし、イベント開催期間中は、女子大生の持ち前の明るさと笑顔で接客をしたことにより、多くの方に足を運んでいただけました。その結果、商品を手に取ってもらうことで、彼女たちの目的であった鳴門オレンジについても、より多くの方々に知ってもらうことができました!
鳴門オレンジガールズは、売り場が目立つようにオレンジをかたどった紙に「武庫川女子大学×La Paysanne」の文字を書いて、一目で武庫川女子大学のブースであることがわかるように工夫を凝らしていました。壁の裏側にはポスターや写真、鳴門オレンジガールズの活動を取り上げた新聞記事を貼って、店舗の傍に来た人に少しでも活動を知ってもらえるように、しつらえてありました。更に、商品を陳列しているショーケースの上にも、これまでの鳴門オレンジガールズのプロモーション活動を記録した映像を上映し、商品を見ている方に、どういう活動をしていたのか、目と耳に自然と入ってくるような工夫が施されていました。また、売り場に立つ鳴門オレンジガールズは、鳴門オレンジをイメージしたエプロンとベレー帽をかぶり、女子大生ならではの可愛らしい制服で販売していました。商品を陳列しているショーケースには、本物の鳴門オレンジを様々なところに置いたり、手書きのポップを制作したり、より多くの商品をお客様に買ってもらうためにディスプレイにもこだわりが光っていました。
このイベントでの販売を終えた鳴門オレンジガールズは、「イベント期間中、SNSを見て来てくださった方や本学の卒業生がたくさん来てくださって、その方々から応援の言葉をかけてもらい、とても嬉しかったです」「お客様の足を止めるコツがなかなか掴めず、とても苦労しましたが、他に出店していた店舗の販売員の方から売り込むためのコツを教えていただき、それから徐々にお客様が立ち止まってくれるようになりました。商品一つを売ることがこんなに難しいとは思いませんでしたので、とてもいい経験になったと思います。コツを教えてくださった他店舗の販売員の方々には感謝の気持ちでいっぱいです!」「今回のイベントを新聞などのメディアでも取り上げていただいたので、『鳴門オレンジ』の認知度を上げることに貢献できたのではないかと思っています」と話しました。
今回のこの経験を通じて、さまざまな人たちと関わり、その中で色々な壁にぶつかっても乗り越えてきた彼女たちは、一回りも二回りも大きく成長できました。
このイベントで販売された商品(オレンジパンとシュトーレンを除く)は、現在、各取扱い店舗にて販売しております。なお、この話題は、毎日新聞12月2日付朝刊(阪神版)に、“幻の果実 農家を応援 武庫川女子大生 鳴門オレンジの加工食品をPR”という見出しで、掲載されました。
鳴門オレンジガールズ
オレンジをイメージした制服で販売しました!
売り場の様子1
売り場の様子2
売り場の裏側の壁には活動を紹介する
ポスターや新聞記事などが貼ってありました
ショーケースの様子1
ショーケースの様子2
手作りのポップ
プロモーション活動の映像をiPadで上映!
本物の「鳴門オレンジ」を置いて
こだわりあるディスプレイにしていました!
接客をする鳴門オレンジガールズ
オレンジスティックの試食も行っていました
鳴門オレンジドレッシング&ポン酢
(化粧箱入り)
「ステーキハウス ペイザン(La Paysanne)」
チョコスティック
(鳴門オレンジ/淡路島産いちじく)
「御菓子処 長手長栄堂」
催場限定のシュトーレン
(1日20本限定)
「パン工房 まごころ」
催場限定のオレンジパン
「パン工房 まごころ」