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大森ゼミ3年生が「地方創生☆政策アイデアコンテスト2019」で優秀賞を受賞しました!

 大森いさみ教授ゼミの3年生3名が「地方創生☆政策アイデアコンテスト2019」(主催:内閣府)に参加し、優秀賞、近畿経済産業局長賞を受賞しました。

 このコンテストは、「RESAS(地域経済分析システム)」を活用して地域課題を分析し、地域を元気にするための政策アイデアを募集するものです。
 大森ゼミ3年生の青木桃香さん、鍜佑奈さん、盛本唯芽さんは、3つの部門のうち「大学生以上一般の部」に参加しました。3人は元々別のコンペティションのために、主婦の社会参画による生産性の向上について分析を進めていましたが、大森教授からのアドバイスで、より提案内容が合致する本コンテストへの応募を決定。「母親の雇用」に関する現地の声を集めるために、昨年6月よりアンケートを開始しました。

 主婦を対象とした働く意欲に関する調査をするため、ゼミ生が通っているなど、元々繋がりがあった学外の教室で交渉し、アンケートを実施しました。調査を進めるうちに、芦屋市では起業への意欲が高かったり、既に起業している人がいたりするなど、その他の市の主婦との意識に差があることに気づいたそうです。
 特徴のあった芦屋市を対象に情報収集する中で、特に意見の多かった「特技を活かして働きたい」「仕事をしている母親と子育てに専念している母親との間でコミュニケーションに溝がある」「起業に挑戦してみたい」という声に応えることをテーマに決め、アイデアを練りました。

 3人が提案した政策のタイトルは「こども園から広がる地域の輪~あしやスクラムプロジェクト~」。認定こども園を中心に、芦屋市の母親が交流できる場を作るアイデアです。具体的にはNPO法人を立ち上げ、こども園での講座を運営。その中で起業への意欲が高い傾向にある母親には、仕事を立ち上げる前段階の事業として講師を経験してもらい、社会復帰できるよう支援します。

 調査を通して、主婦が多く通う教室を開講している先生から別の教室へ、教室の生徒から別の団体へと、紹介を通じて声を集めた結果、芦屋市市民生活部 男女共同参画推進課やこども園の園長、職業安定所にも繋がることができ、案の実現に必要な項目や現実的ではない点など、提案内容に関する意見を伺うことができました。
 アンケートは夏休み中も収集し、提案内容への意見聴取を含めると約80人から声を吸い上げ、昨年9月頃には提案内容が固まったそうです。10月上旬の締め切りまでの3週間は、毎日夜遅くまで集まり、プレゼン資料の制作を行いました。
 現地の声あっての案であることから、実際に見たり聞いたりしたものを大切にしようと思った3人は、締め切り直前や一次審査を通過した後も、何度も現場の声を聞きに足を運びました。

 今回のコンテストにおいて全国から約1000件を超える応募があった中、見事ファイナリストの9組に選ばれた3人は、多くの人が行き交う東京駅構内でも発表の練習をするなど、万全の状態で最終審査の朝を迎えました。
 そして令和元年12月14日、東京都の中央合同庁舎第8号館にて開かれた最終審査会でプレゼンを行い、優秀賞を獲得しました。

 青木さん、鍜さん、盛本さんは「今までに取り組んだことの無い分野だったため、0から始めることばかりで、これからの自分達にとって良い経験になりました。テレビショッピングのプレゼンが有名な審査員に発表を聞いてもらえたり、内閣府の庁舎など、滅多に足を踏み入れる機会の無い場所に行くことができたりして新鮮でした」と話してくれました。


※RESAS(リーサス)
人口動態や産業構造、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化する地域経済分析システム。

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