赤岡仁之教授ゼミの2年生5名が「第21回キャンパスベンチャーグランプリ大阪」に参加し、奨励賞を受賞しました。
このコンテストは、関西の学生から新商品・新事業のアイデア・ビジネスプランを募集し、課題発見・解決型人材を育成することを目的としており、学生起業家の登竜門として知られています。
赤岡ゼミ2年生の三好陽菜さん、松岡萌永さん、武市美咲さん、高谷紋加さん、富山真衣さんは、昨年9月に赤岡教授よりコンテストを打診され、参加を決めました。5人はゼミ分属直後から取り組みを始め、授業やゼミの合間などの細かな時間に集まって案を出し合い、10月中旬までの約3週間でアイデアを完成させました。
ゼミ生は1次審査を通過した20組のうちの1組となり、11月に日刊工業新聞大阪支社で開かれたセミファイナルでプレゼンを行った結果、見事ファイナリストの8組に選ばれました。
そして令和元年12月9日、ホテルモントレ大阪にて開かれた最終審査会で、多くの審査員の前で発表を行い、奨励賞を受賞しました。
5人が提案したテーマは「母親専用お昼寝カフェ」。「お母さんをサボる」をコンセプトに、託児所と母親が寝られる睡眠ルームを併設したカフェを設立するアイデアです。子連れでも気軽に立ち寄ることができ、短時間でも子どもと離れてリフレッシュすることで、育児ノイローゼや児童虐待を減らし、母親のコミュニティの場としても活用できる施設を目指します。
児童虐待の通報率が全国ワースト1位の大阪府、その中でも出生率が高い豊中市の、0~1歳の子どもを持つ母親をターゲットに設定。立地や実現方法、プランの課題点や事業採算、収支予測など、起業に必要な分析を提案書にまとめました。
ゼミ生がアイデアを思いついたきっかけは、女子大生という強みを生かして女性目線のアイデアを出す際に、母親が虐待したニュースを見かけたことだったそうです。育児において、母親の負担が大きいことが多いために、思い詰めてしまう人がいるのではないか、そのようなお母さんたちのためにリフレッシュできるサービスがあればと、案を練りました。
また提案内容を考える上で最も大切にしたことは、働いているお母さんや専業主婦などの違いに関わらず「全てのお母さんに楽をさせる」という思いでした。5人は「締め切りまでの時間が短く忙しい日々が続きましたが、子育てに関するヒアリングを通じて、自身の母をはじめとした身近な人の声を聞くことで、子育ての大変さを知ることができて良かったです」と語りました。
最後に代表の三好さんは「時間が無い中で頑張ったものが賞をとれて嬉しかったです。事業採算や優位性など、今まで考えたことも無かった事柄について提案する必要があり、企画書自体も作成するのが初めてだったため、苦労しました。発表を通して学んだ経験を、来年度のゼミ活動で活かしたいです」と話してくれました。
赤岡ゼミ2年生が「第21回キャンパスベンチャーグランプリ大阪」で奨励賞を受賞しました!
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