本年も余日少なくなってまいりました。皆さんは、本年が終わるまでにやり遂げたい、またはやり残したことがありますか？　私は母とのある約束事を果たすために日々頑張っております。

　その約束とは、成人式の前、振袖姿の写真を撮るときまでに、深田恭子さん並みの体型になれたら、かわいい財布を購入してもらえるという約束です。なぜそんな約束事を結ぶことになったのか、それは今年の夏休みに遡ります。

　私は、この夏休み実家に帰って両親の作った料理を沢山食べる生活を、毎日送っていました。実家に帰る前の私の体型は、ちょっと丸くなってきたな程度だったのですが、両親のいる生活に甘え切って怠惰な生活を二か月続けた結果、見事に肥えてしまい、これには流石の母も見かねてこの約束事を提案してきたという訳だったのです。

　夏休みに実家から帰った私が最初にとった行動は、正しいダイエットの知識をつけることでした。なぜならせっかくダイエットを頑張るのであれば、リバウンドは避けたいと思ったからです。そこで、私は食事制限だけではなく、運動も絶対取り入れることに決めました。しかし、運動するとなると問題となってくるのはマンションの騒音問題です。高校時代はハンドボール部に所属しており、体を動かすことに抵抗はなかったのですが、マンションで飛び跳ねたり、踊ったりすると下の階の住人に迷惑がかかるのではと考えたのです。それなら、外で走ればいいではないかと考えましたが、私の家の周りは車の交通量が多く、走るのには不向きな環境でした。ジムに通うとなるとお金がかかるし、どうしようかと悩んでいるとき、ふと思い出したのが武庫川女子大学にあるウェルネス館のジムでした。このジムは現役の武庫川女子大学の学生であれば、誰でも無料で借りることができると聞き、運動はそこで行うことにしました。

　運動する場所を決めた私ですが、一つ気がかりなことがありました。それは最大の壁である自分の飽き性をどうやって乗り越えるかということです。せっかく頑張るぞ！　と意気込んでも三日坊主になっては意味がありません。真剣に悩んだ結果導き出した答えは、友達を巻き込むことでした。一人でジムに通うと、なんで自分だけこんなに頑張らないといけないのだろうと思ってしまいそうですが、友達と通うことで運動の休憩時間に楽しいおしゃべりができ、気分転換になるかなと考えました。また、今日サボりたいなと思っていても、お互いに「あの子が行くなら私も行かないと」というプレッシャーが自然にかかるのです。声を掛けた友人は快く巻き込まれてくれ、今では週三日ジムに一緒に通っています。　

　運動をするだけではなく、食事にも気をつけなければとスーパーをうろついていたところ、目に留まった食材がありました。それは、糸こんにゃくです。私は、炭水化物が大好きなので、麺類を食べたいと頻繁に思ってしまうのですが、麺類ばかりはダイエットによくありません。どうしたものかと考えていたところに糸こんにゃくと出会いました。姿かたちが麺にそっくりな糸こんにゃくで自分の脳を騙して、美味しくダイエットができたら最高ではないかと思い、購入したのち早速作ってみました。
　私が生み出した、糸こんにゃく料理のレパートリーは二つあり、冷麺風糸こんにゃくとミートスパゲッティー風糸こんにゃくです。作った時は、もしかしたら糸こんにゃく臭いかなと思っていましたが、思いのほか美味しく、今では麺の代わりとして食べています。　

　最後に今の私の体型ですが、夏休み前に比べて確実に引き締まっている様に思います。楽しく美味しくがモットーの私のダイエット法を、皆さんも是非試してみてはいかがでしょうか。