令和5年10月13日(金)~15日(日)の3日にわたって、第68回文化祭が開催されました。今年のスローガンは、「Shining Flowers~個性豊かな花たち~」です。4年ぶりの入場制限なしの一般公開ということで、学外からも多くの来学者があり盛り上がりを見せました。
文学2号館5階では、天野ゼミがゲームとMMD※の展示を行いました。
ゲームは、障害物や動くキャラクターを避けながらゴールを目指す横スクロールアクションゲーム。サラリーマンの定時退勤が目標というユニークな設定にプレイヤーも盛り上がっていました。
MMDは、現実の人物や物体の動きをデジタル的に記録する「モーションキャプチャー技術」を用いて、自作の3Dモデル「天音ミンナ」とバーチャル・シンガー「初音ミク」が一緒に歌って踊るプチライブが開催されました。会場ではペンライトが配布され、ライブの臨場感が味わえるとても楽しい空間となっていました。
※MMD…MikuMikuDance(ミクミクダンス)の略称。樋口優が制作した、プリセットされたキャラクターの3Dモデルを操作しコンピュータアニメーションを作成する3DCGソフトウェア。
マルチメディア館5階では、肥後ゼミ、和泉ゼミ、榎並ゼミが展示を行いました。
肥後ゼミの3年生は、ゼミ分属から約1年間の研究成果の発表を目的として、各々の研究課題や関心のあるテーマを題材とした展示がなされました。人間の表情をアニメーションに瞬時に反映する2Dモデリングや他大学のサークルに協力を求めたものなど大学の枠を超えた活動をうかがい知ることが出来ました。また、卒業研究へ向けた考察や今後の課題などが明瞭に示されており今後の研究活動が楽しみなものばかりでした。
和泉ゼミ・榎並ゼミは、合同でプロジェクトの展示を行いました。生成AIを用いて制作した映像を、東京電機大学小篠研究室によって衣装にプロジェクションマッピングする作品や、デザイナーが衣装を作り上げる過程であるテーマの解釈・可視化・デザイン画の作成など一連の作業を画像生成AIやテキストマイニングによって行い、製作した衣装の展示が行われました。
また、画像生成AIが作り出した背景のフォトスポットやAIが生成した衣装を実際に製作し展示するなど、文化祭当日へ至るまでの入念な準備を感じさせるものばかりでした。