授業紹介・ゼミ活動
PBL
鯵坂ゼミ
鯵坂ゼミ 2023年度卒業研究要旨
2023年度卒業研究要旨リンク集
赤岡ゼミ/鰺坂ゼミ/天野ゼミ/榎並ゼミ
大野ゼミ/大森ゼミ/尾関ゼミ/株本ゼミ
肥後ゼミ/平井ゼミ/福井ゼミ/藤本ゼミ
新田ゼミ
プログラミング言語表現の比較〜Python と JavaScript〜
異なるプログラミング言語の表現力を比較する研究を行う。JavaScript と Python を例として取り上げる。同じプログラムをそれら2つの言語で記述し、記述方法の特徴や制御方法の違い、共通点についてまとめる。それに基づいて、JavaScript と Python がそれぞれどういったプログラムの記述に向いているか、違いについて考察する。とくに JavaScript については、元々フロントエンド向けの言語であったものが、バックエンドにも使われるようになった理由についても明らかにしたい。
デジタル時代において心霊現象に対する人間の感情と行動を分類・解析する研究
今日、ネット上で多く載せられている心霊体験について調べていると、心霊を信じる肯定的な意見と心霊を全く信じない否定的な意見があり、人間の心霊に対する感情と行動にどのような違いがあるのかと興味がわいた。心霊の存在があるとすれば、どのようなものがいるのか、そのような存在を信じる人と信じない人が心霊現象に対してどのような反応をするのかを心霊体験をもとに調査する。また、ネットが無かった時代と今日のデジタル時代の心霊現象に対する人間の感情の違いを解析する。
麻雀の局面進行を有利に進めるための統計解析と確率計算
古今東西、絵合わせゲームに属する物は多数存在している。その中でも、麻雀は現在においても非常に人気が高いゲームとされ、数多くの人がプレイしている。
麻雀には 4 人で行う「四麻」と 3 人で行う「三麻」が存在する。一般的に三麻の方が牌の数が少ないため、牌の種類を揃えるような点数が高い役が作りやすく、運の要素が強いとされている。統計学を用いた考察により、この事実が説明できるかどうか、過去の牌譜や牌の組み合わせの可能性などから調査する。
スマートフォンによる使いやすい大学教務システムの設計
本論文は、本学の教務システムにおけるスマートフォンでの使用を前提とした改善策を明らかにすることを目的として作成した論文である。まずはじめに教務システムが使用される局面や問題点について述べる。次に,それをもとに主として使用性に関する改善策を検討する。スマートフォンへの移行が目的のため、画面設計を中心に考える。PC に比べて画面面積が圧倒的に小さいので,大量の情報を一覧しなければならない場合の操作性にとくに注意したい。
甲子園歴史館の問題点/ニーズ分析に基づく業務改善とDX提案
「甲子園歴史館」という博物館の業務改善について、DX の推進により、デジタル化を意識した新たな取り組みを提案したいと考えている。
昨年のリニューアル後から館内の展示エリアや受付・施設の設備が刷新され便利になった点もあるが、従業員として日々働く中で管理している紙媒体の多さやイベント開催時の効率の悪さ(回転率、スタッフの配置など)に問題意識を感じている。
現状の問題点分析を行い、デジタル化を推進した改善案に注力したい。
情報化が人間の承認欲求と行動規範に及ぼす影響に関する研究
社会の情報化が進展し、いわゆるアップロード方向が中心となる SNS も広く普及した。リアルタイムの双方向性が強い SNS は、人間に及ぼす精神的影響も大きい。とくに承認欲求を求めるあまり、SNS に振り回されたり、不適切な使用が行われているのではないかと危惧される。さらには人間の行動規範そのものが、情報化以前と以後で異なっているのではないかとも推察される。本研究では情報化による人間性の変化について考えるとともに、最新事情である生成人工知能の影響についても触れたい。
楽譜を対象とした情報のバリエーションと表記揺れに関する事例研究
デジタル化が進み、楽譜もタブレットで管理する人が増えている。デジタルで購入した場合はそのまま、書籍・紙で購入した場合はスキャンして PDF で管理する。
しかし、曲名の表記揺れの問題や、編曲やメドレー化、体裁、版の違いによるマイナーチェンジなどのバリエーションをどうするかなどの管理上の問題が発生する。この事例をもとに、情報のバリエーションと表記揺れをどう管理すればよいかを考える。
デジタル時代における妖怪の展開に関する研究
「妖怪」という存在は神話の時代から現代に至るまで、文献、絵画、口伝などあらゆる分野で確認されてきた。人間の精神の構造要素および流動性の何が妖怪を創造し想像するのか、日本の中世を中心に調査し、他の地域・時代とも比較検討する。また、科学的技術が発達した現代でも変わらず「妖怪」が「都市伝説」などに形を変えつつも存在し続ける理由についても考察を深めていく。
統計学学習におけるつまずき回避策に関する研究
近年需要が増している「統計学」であるが、文系学生には少しハードルを感じる点もある。連続量を扱う際の積分が一例であるが、離散量の総和を取るΣを使う数式も嫌われるかもしれない。そこで、実際に統計学を学習することで、学習中に考えられる躓きを発見し、それに対する解消策を考案する。例えば、分散に二乗が出てくる理由を追求したり、それ以前に平均の計算の意味を考えたりして、いかに統計が分布の性質を明らかにしようとしているかをつきとめたい。
数学に対する理解促進により理系離れを防止する方策に関する研究
理系離れは日本以外の先進国でも共通して見られる現象だ。科学技術が発達した時代に生まれ、育った私たちはこの科学技術で生産されたものを利用し消費しているが、そのものである科学技術に対しての興味関心は少ない。小学生の時に習う「分数」や「割り算」などは算数への苦手意識が芽生えるきっかけで、中学生になると「文字式」、高校生は「三角関数」などで躓く。算数・数学の躓きを考察し、理解促進により理系離れを防止する方策を考える。