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「アルバイトで学んだこと」その1/728SM(1年)

 はじめまして728SMです。

 私は今、高校生対象の学習塾で働いています。
 塾で働くのは先生だけというイメージがありますがそうではありません。特に、東進ハイスクールの有名講師の様な仕事だけが目立ちますがそれ以外にも教育に関係する業務があります。例えば私のように、授業を担当するのではなく、生徒との面談をメインにして、生徒の勉強へのモチベーション上げさせるというものです。具体的な私の業務は、担当する生徒を複数人うけもち、担当生徒と週一回面談で勉強のアドバイスをしたり、勉強計画を一緒にたてたりして、生徒の成績を上げさせるという難しい仕事です。どこが難しいかというと、何をすればいいかがはっきり決まっておらず、毎日同じ仕事をすることもないからです。目上の人からの指示はないので、毎回、自分で生徒の成績を上げるために、生徒にとって何が必要かを考え、自ら行動にうつさないといけません。

 ある時、私が担当生徒と面談をした後に、塾長に「もうちょっと面談を頑張って欲しいな」と言われました。そういわれた時私は、毎回生徒と向き合って、一生懸命面談をしているつもりだったので、言われてる意味がわかりませんでした。塾長に、「先輩たちは、自分が将来、どんな自分になりたいかという理想像や目標がある。それは行動でわかる。目的を持って、何をしなければならないか、考えながら行動しているから。人間って、何もしなければ歳をとっていって、どんどん劣っていく。でも、目標があれば、それに向かって努力するから、成長することができる。」と言われました。その言葉をうけて正直私は、この塾のバイトをしていたら「勝手に成長できるだろう。」と思っていたけれど、そんなことはないと納得しました。

 私は、今まで、「大人になるにつれて、社会のことを自然と知るようになり、立派な大人になるだろう。自立している大人になるだろう。自分がやりたい仕事を見つけて、頑張っているだろう。」と思っていたけれど、そんなことはないと気付かされました。人が成長するためには、自然に身を任せながら、何も考えずに生きていくのではなく、部活動や勉強を、大変な思いをしながら頑張っているからなのだと思いました。
 でも、今私はこういう大人になりたいと、はっきりと決まっておらず、何かを全力で頑張りたいと思えることがありません。このままだと、塾長の言う通りただ歳をとり、劣っていくだけだと思いました。だから、今からでも、将来について真剣に考えないといけないと思いました。そのために、バイトの先輩と仲良くなり、楽しい話をするだけでなく、先輩たちは、どんな大人になりたいのかを聞いて、参考にさせてもらおう思います。そして、生徒との面談では、生徒に頼られ、「自分のことをよく考えている人だな……」と思ってもらえるように、生徒一人一人のことをもっと考えて、個々の強みや弱みを知って、生徒のために何が必要かをわかりやすく面談で伝えることができるようになりたいです。そのためにまずは、生徒の成績を常に確認し、生徒が今、志望校に合格するために何が必要かを把握して、しっかり生徒に伝えるべきことをまとめてから、面談しないといけないと思いました。そうやって今、目の前にあることを、一生懸命に頑張っていれば、きっと、自分の将来の理想像が見つかると思っています。
 なりたい自分を見つけるために学業にバイトにとこの4年間でいろいろなことにチャレンジしたいです。

 最後まで読んで頂き有難う御座いました。

 次回もその2としてエッセーを執筆できればいいなと思っています。

 

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