令和7年度夏季集中講義として「映像文化史」(小林昌廣 非常勤講師)が8月25日(月)~8月28日(木)までの4日間にかけて開講されました。
昨年までは、「映像文化論」として開講されていましたが講義名を新たに本年度開講されました。
この授業は、映像というコンテンツを通じて、映像を観ることが世界を見ることに繋がることから、世界を見る、ヒトを見る、といった視点に立って考察することを学ぶものです。
学生たちにとっては、様々な動画配信サービスを容易に利用できることからアニメーションや映画等には親しみがある様でしたが、舞台や喜劇、時代劇、無声映画等これまで目にしたことが少ないと思われる映像に強く関心を寄せていました。
また、講義で印象的だったのは「映画は引用とオマージュの織物である」という言葉でした。一見、引用元とは関係ないようなテーマの新作映画にも歴史的作品などに影響されたり、同様の表現手法が取り入れられていることが多く、連なる映画の歴史を知ると共に更に映画がさらに面白くなるきっかけとなる言葉でした。
この「映像文化史」を担当頂いている小林先生は、昨年まで情報科学芸術大学院大学の教授としてサブスク講座の開講やYouTube動画などで様々な活動をされてきました。ご退官後はそれらの活動に加えて、「一般社団法人 日々の哲学」を設立され日常の中にある哲学を医療人類学や表現文化の観点から研究・発信されています。
興味のある方はぜひ一度覗いて見て下さい。
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