授業紹介・ゼミ活動
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赤岡ゼミ
赤岡ゼミ 2025年度卒業研究要旨
2025年度卒業研究要旨リンク集
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「宿泊施設の選択基準とマーケティング戦略〜訪日外国人観光客における奈良・神戸への誘致〜」
本研究は、訪日外国人観光客における宿泊施設の選択基準を明らかにし、奈良・神戸の宿泊需要が伸び悩む要因とマーケティング戦略を検討することを目的とする。デスティネーション・マーケティング理論を基盤に、両地域のDMO政策と観光客行動を比較分析した。奈良公園および神戸市中心部で実施したアンケート調査の結果、両地域とも観光資源の評価は高い一方、夜間体験や宿泊する必然性の訴求不足により日帰り観光が定着していることが明らかとなった。特にSNSが旅行意思決定に影響を与える現状を踏まえ、宿泊を前提とした体験価値の可視化が重要であると指摘し、奈良では文化体験型、神戸では食と都市体験を軸としたSNS活用戦略を提案した。
「五感マーケティングにおける感覚重視の傾向と、性別・世代による違いの分析」
機能差による差別化が困難な現代、五感を通じた「感覚的価値」への注目が高まっている。しかし、従来の五感マーケティング研究は自動車等の特定製品に限定される傾向があった。本研究は、製品カテゴリーの違いが五感の重視度にどのような影響を与えるかを明らかにすることを目的とする。分析の枠組みとして「アサエルモデル」を採用し、関与度とブランド間の知覚差異が異なる4製品(自動車、ベッド・ソファー、スマホカバー、ミネラルウォーター)を選定。Webアンケート調査を通じて、視覚・触覚・聴覚・嗅覚の評価構造を製品別に比較分析する。あわせて性別等の属性による感受性の違いについても考察し、製品特性に応じた戦略的示唆を検討する。
「今日的コレクションに見る消費者行動」
近年デジタル化の進展に伴い、「収集」という消費者行動に変化が生じている。「コレクション」という行動に着目すると、従来のリアルなモノを集める「アナログコレクション」に加え、デバイス上で集める「デジタルコレクション」という新たな形態が登場している。このような背景を踏まえ、本研究では、デジタル化が進む現代においてコレクションがどのような位置づけとなっているのか明らかにすることを目的とし、アンケート調査を通して、コレクションに関する経験や意識の実態が世代や性別によってどのような違いがあるのかを分析する。さらに、こうしたコレクション行動を企業がどのように戦略として活かしていくべきかについて検討する。
「ソーシャルメディアマーケティング戦略(SMMS)の具体化-戦略領域と投稿施策を繋ぐ四類型モデルの構築-」
本研究は、ソーシャルメディアマーケティング(SMM)において、戦略概念は提示されている一方で、実務レベルの施策選択が体系化されていないという課題に着目する。Liet al.(2021)のSMMSモデルを理論的基盤としつつ、主要SNSにおける企業投稿およびUGCの成功事例を分析し、「発信主体(企業/UGC)」と「製品関連度(高/低)」の二軸から投稿を四類型に分類するモデルを構築した。本研究は、投稿タイプごとの役割や活用文脈を整理することで、SNS施策を個別最適な投稿設計から、ブランド目的に基づく戦略的意思決定へと接続する枠組みを提示する点に意義を持つ。
「“逆流行”はどのように受け入れられるのか―企業のマーケティング戦略に着目して―」
本研究は、過去に「ダサい」「時代遅れ」と否定的に評価されてきたファッションアイテムが、現代の若者を中心に再評価され、流行として受容される「逆流行」現象に着目するものである。従来のトップダウン型流行理論では説明が困難なこの現象を、流行過程および拡散プロセスの観点から分析する。文献研究を通じて流行理論やユーザー生成コンテンツ研究を整理したうえで、ダッドスニーカー、ジャージなどの事例を対象に、SNS上の投稿やハッシュタグの拡散過程を検討する。これにより、否定的評価が拡散の過程で肯定的価値へと反転するメカニズムを明らかにし、消費者主導型の新たな流行生成モデルを提示することを目的とする。

