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伊佐治ゼミ 卒業研究要旨

1日目 2月5日(木) 伊佐治ゼミ|福島ゼミ丹田ゼミ松野ゼミ株本ゼミ
2日目 2月6日(金) 赤岡ゼミ中川ゼミ太田ゼミ丸山ゼミ
3日目 2月7日(土) 肥後ゼミ藤本ゼミ福井ゼミ大森ゼミ

 

シーン別ファッション通心 ~貴女と私~

 女子大生を対象にシーン別によるファッションの着装状態について、着装している本人と他者との意識の違いを明らかにし、シーン別に適するファッションを提案することを目的として、本人自身の評価と他者評価を面接法とアンケート調査によって調査した。本人と他者の評価が一致したのは、主に女子会、学校、アルバイトでのシーンである。シーン別の新しい提案として、女子会にはトレンドアイテムを取り入れた着装、学校にはTシャツにロングスカートのラフな着装などを示した。

GO TRIP!!

 女子大生の旅行に対する意識や具体的な内容を明らかにし、旅行へ行かない人でも旅行へ行きたくなる提案を行うことを目的とした。日常生活や旅行の場面において、お金の使い方や価値観、旅行に対するイメージの調査を行った。その結果、浪費家であると感じている人は旅行においても浪費家で、宿泊は価格よりも利便性を優先し、旅行で重視することは楽しさと同伴者であった。旅行へ行かない人に対しては、面倒さを感じさせない、校内旅行ブースの設置や食堂での様々な地方の食文化の取り入れを提案した。

食のおしゃれ度up!!

 女子大生は、食べ物のおしゃれ感をどのような要因で感じるのかを明らかにするために、おしゃれ感に関係する24個の形容詞を使用しSD法を用いて調査した。対象とした食べ物は、日常料理であるラーメンやハンバーグなど8種の食べ物で、それぞれのおしゃれに大きく影響するのは、スタイリッシュ因子・高級因子・派手因子であった。日々の食事におけるおしゃれ度を高めるには、日常の食品の中に高級因子の要素であった非日常や特別感を加えることを提案した。

女子大生の万能語「かわいい」とは

 現代の女子大生が頻繁に使用する「かわいい」表現について、その要因を明らかにするため、「かわいい」表現を使用する対象の範囲や「かわいい」を感じる要素、他の形容詞表現について調査した。その結果、対象の範囲は年齢や大きさ、種類が拡大し、要素は行動・仕草、外見が多く関係し、その意味合いも面白いやきれいなどの形容詞表現を含むものに広がっていた。そして、「かわいい」を感じさせる要素として笑う、笑顔、女性らしさ、喋り方、性格の天然などを提案することができた。

食品パッケージのファッション化

 本研究ではお菓子が女子大生の持ち物となった時に、ファッションの一部になるのではないかと考え、まず、お菓子三種のパッケージについて、ファッション性ランキングを一対比較法を用いて行った。次に、ファッションに力を入れる場面を設定し、ファッション性の高いお菓子との整合性を調べた。その結果、ファッションに力を入れる場面として、繁華街にいる時、おしゃれ着を着ている時などはファッション性が高いチェルシーやリッチを選んでおり、お菓子もファッション化されている傾向が見られた。

女子大生が虜になる商品ポイント

 近年、女子大生の商品購入にもスマートフォンやインターネットの情報が影響していると推測した。そこで、女子大生が重視する商品のポイントと情報の取得手段を明らかにし、女子大生に対する新たな商品情報の提供を検討した。女子大生が日常的に購入する化粧品やファッション、文房具など商品5項目の購入時に重視するポイントは、商品のデザイン性や機能性など様々であり、情報の入手は、主に、確かな情報源である店頭やWeb・スマートフォンの口コミサイトなどが上げられた。

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