情報メディア学科では、アメリカなどの英語圏およびヨーロッパを訪問する海外研修を毎年実施しており、「情報英語研修」と「海外の生活情報研究」の2つの科目を隔年で開講しています。これまでには、イタリアのファッション情報、北欧の最新デザイン情報、スイス・フランスの観光マーケティング、アメリカやイギリスでの英語研修など、情報メディア学科独自のプログラムを実施してきました。
2016年度の今年は、開講科目「海外の生活情報研究」で、1~2年生までの19名が受講し、9月4日(日)~9月13日(火)の10日間、ヨーロッパへ研修に行ってきました。
今回の研修先は、イタリア・ミラノとオーストリアのインスブルック、ザルツブルク、リンツで、欧州の世界的アートや建築を観察するとともに、リンツで毎年開催されているメディアアートの祭典に参加して現代メディアアートを体験することが研修課題でした。
研修では、ハプスブルク家の栄華である世界遺産の「シェーンブルン宮殿」や世界的建築の「シュテファン寺院」などを見学、ヨーロッパで最も美しい湖畔の街とされるハルシュタットも訪問しました。研修の中盤には、リンツのアルス・エレクトロニカセンター(メディアミュージアム)を中心に開催されていたメディアアートの祭典「ARS ELECTRONICA(アルス・エレクトロニカ)2016」にも参加しました。過去の同祭典では、ネットワーク上の仮想空間における新しいソーシャルネットワークの提案があるなど、最新の情報と感性を刺激する話題をいち早く体験することができると言われており、参加した学生たちは、最先端のメディアテクノロジーとアートを体感してきました。
その他にも、イタリア・ミラノでは、ミラノの伝統的な建築技術を盛り込んだガレリアに訪れたり、ミラノ市内にあるトリエンナーレデザインミュージアムで美術館の学芸員による講義を受けながら、展示物の見学と写真撮影などの取材を行ったりしました。またインスブルックでスワロフスキーのミュージアム「スワロフスキー・クリスタルワールド」を見学したり、リンツ大学を訪問したり、大学案内や特色について講義を受けました。
そして9月13日(火)、無事に全員帰国しました。日本では見ることのできないさまざまな建築を肌で感じ、最新のアートにも触れ、教室では学ぶことが難しい感性も磨かれたことでしょう。参加した学生たちにとって、この10日間は忘れることのできない貴重な体験になったのではないでしょうか。
ガレリア
シェーンブルン宮殿
ドゥオモ
トリエンナーレデザインミュージアムを見学
スワロフスキー・クリスタルワールド
ハルシュタット
リンツ大学 訪問
リンツ大学の風景
アルス・エルクトロニカ 本会場