授業紹介・ゼミ活動

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藤本第二ゼミ

12月1日(火)~8日(火)に阪急百貨店で松野ゼミが、まぼろしの果物「鳴門オレンジ」を使用した商品を販売します!

2017/04/20

 松野精教授ゼミの4年生、赤堀祐里亜さん、一瓢茜さん、木村友美さん、向井麻央さん、森田詩乃さんの5人が卒業研究の一環として、「ステーキハウス ペイザン(La Paysanne)」、「御菓子処 長手長栄堂」、「パン工房 まごころ」とのコラボレーションにより、まぼろしの果物「鳴門オレンジ」を使った商品(ドレッシング、シュトーレン、チョコスティック等)を、平成27年12月1日(火)~8日(火)に阪急百貨店うめだ本店9階催場で開催される「47都道府県ふるさと味自慢」において販売することになりました。

 「鳴門オレンジ」とは、淡路島の特産品の一つで、他の品種と一切交配されることのない原生種として淡路島の一部で栽培を続けられている果物です。現在は栽培者が減少しているため生産量が少なく、希少価値が高いので「まぼろしの果物」と呼ばれています。

 昨年、福島秀行前学科長のゼミが卒業研究で、西宮市鳴尾にある「ステーキハウス ペイザン」とのコラボ商品として、「鳴門オレンジ」を使ったドレッシングとポン酢の商品化を行い、現在もその商品は本学の大学名を併記して、同店で販売されています。赤堀さんらは、その研究を引き継ぎ、まぼろしの果物である「鳴門オレンジ」のプロモーション・プロジェクトを立ち上げました。

 このプロジェクトは産学連携で作り出されたコラボ商品を一過性で終わらせず集約し、それを百貨店で展示販売することで地域活性化に資するという構想のもとに、今年の2月から活動を開始しました。この構想を実現すべく、赤堀さんらは阪急百貨店に「鳴門オレンジドレッシング」を持参し、飛び込みでアプローチを試みました。交渉の中で、阪急百貨店側がドレッシングに興味を示したことを手掛かりに、彼女たちはこの商品を知ってもらうことを通じて淡路島の希少種である「鳴門オレンジ」への認知度を高め、そのプロセスをゼミの卒業研究の一環としてボランティアベースで担うことに決め、みずからを「鳴門オレンジガールズ」と称することにしました。
 打ち合わせの中で、自分たちの思いを阪急百貨店に伝えると、12月に開催が決まっていた「47都道府県ふるさと味自慢」というイベントへの出店を勧められました。「47都道府県ふるさと味自慢」とは、日本全国の地方新聞45紙が厳選した逸品を集め販売する「47CULB」が主催しているイベントです。そこで「ペイザン」の全面協力により、同店が「47CLUB」と契約したことで、今回のイベントにて販売することが決定しました。

 鳴門オレンジガールズは、「鳴門オレンジ」を知るために淡路島の「鳴門オレンジ」生産農家を訪ね、農園を見学し、農家の方に直接ヒアリングを行いました。
 また、より「鳴門オレンジ」を一般に普及させるためには、「鳴門オレンジ」を使ったレシピを開発し、その美味しさを知ってもらうことが大切だと考え、レシピ集作成に挑戦しました。学科の垣根を越えて本学食物栄養学科の岡井紀代香教授とそのゼミ生に栄養学の観点から助言やコメントをもらい、さらに、大学の垣根を越えて、マスメディアでもたびたび紹介され、「みかんをより広める」という目的で活動している東京大学の「東大みかん愛好会」にコンタクトを取りました。同じ柑橘類のプロモーションを行っている学生という繋がり、さらには「東大みかん愛好会」もみかんを使ったレシピの作成を考えているという話を聴き、レシピ作成という同じ目標があることを知った鳴門オレンジガールズは、「東大みかん愛好会」にレシピ開発のコラボレーションを提案し、快諾を得ました。5人はレシピ作成のため東京へ赴き、「東大みかん愛好会」のメンバーの学生10名と貸工房で共に調理・試食して評価し合い、自信を持ってお薦めできるレシピ集を完成させました。

 企画から広報活動やそのコンテンツ制作、百貨店担当者との交渉、商品の選択・改良協力・価格設定・販売見込みの財務計画立案、売り場レイアウト、人員配置計画に至るまで、すべてにわたり主体となって進めてきた鳴門オレンジガールズは現在、新たにゼミに加わった2年生の各2人と、それぞれ3人ずつのユニットを組み、総勢16人で直前の広報活動やシュミレーションによる当日の売り場レイアウトの検討に取り組んでいます。

 12月の販売に向けて、鳴門オレンジガールズのみなさんは「わたしたちの取り組みが、まだ世に知られず地域に埋もれている有望な商品を、女子大生のアンテナで発掘し、広めていくきっかけになれば!」「この商品を通じて、『鳴門オレンジ』の知名度を上げ、さらに淡路島の良さを少しでも感じてもらいたいです」と意気込みを語ってくれました。また、今回販売される商品の中でのオススメ商品について尋ねると「野菜の甘みを程よい酸味で引き立たせてくれるドレッシングと、これから寒くなってきてお鍋の季節にピッタリのポン酢がオススメです。でも、どの商品もとても美味しいので、全部の商品をぜひ食べてもらいたいです!」と話してくれました。

 ぜひ会場へお越しいただき、貴重な鳴門オレンジをふんだんに使ったドレッシングやポン酢、お菓子などを、この機会にご賞味ください。阪急梅田9階の会場では、5人の鳴門オレンジガールズが皆様のご来場をお待ちしております!

 なお「鳴門オレンジガールズ」は、Twitter、Facebookを駆使したプロモーションの展開も行っています。この活動の最新情報を発信していますので、ぜひご覧ください。

 ※Twitter→https://twitter.com/naruto__orange/media
 ※Facebook→https://www.facebook.com/鳴門オレンジガールズ/

イベント詳細

イベント名 47都道府県ふるさと味自慢
開催場所・会場 阪急百貨店(うめだ本店)9階催場
開催日・期間 平成27年12月1日(火)~12月8日(火) ※最終日は午後6時終了
販売商品 鳴門オレンジドレッシング/鳴門オレンジポン酢/シュトーレン(1日20本限定)/
あわじイチジクチョコ/あわじオレンジスティック/鳴門オレンジパン
詳細 チラシ(PDFデータ)
「鳴門オレンジ」ドレッシング&ポン酢 二つを並べると淡路島が浮き上がるデザイン!

「鳴門オレンジ」ドレッシング&ポン酢
二つを並べると淡路島が浮き上がるデザイン!

「鳴門オレンジ」

「鳴門オレンジ」

「鳴門オレンジ」生産農家を訪ねました

「鳴門オレンジ」生産農家を訪ねました

「ペイザン」のオーナーシェフと記念撮影

「ペイザン」のオーナーシェフと記念撮影

「鳴門オレンジ」を搾汁

「鳴門オレンジ」を搾汁

食物栄養学科 岡井ゼミとの協議

食物栄養学科 岡井ゼミとの協議

「東大みかん愛好会」とレシピ作成

「東大みかん愛好会」とレシピ開発

レシピ作成の風景

レシピ作成の風景

大学の垣根を越えてレシピを作成しました!

大学の垣根を越えてレシピを作成しました!

「鳴門オレンジ」ドレッシングを使用した料理 1

「鳴門オレンジ」ドレッシングを使用した料理1

「鳴門オレンジ」ドレッシングを使用した料理 2

「鳴門オレンジ」ドレッシングを使用した料理2

「鳴門オレンジ」を使ったパンの試食・商品選び

「鳴門オレンジ」を使ったパンの試食・商品選び

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