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株本ゼミ
株本ゼミの3年生が卒業研究の一環として「ふしみ散歩&観望会」のプロジェクトに参加しました!
株本訓久講師ゼミの3年生、清良井志保さん、山地夢子さん、米村あすかさんが卒業研究の一環として、平成28年11月13日(日)、株本講師ら黄華堂(こうかどう)再発見プロジェクト実行委員会が主催する「ふしみ散歩&観望会」のプロジェクトに参加しました。
株本講師が委員長を務める黄華堂再発見プロジェクト実行委員会とは、伏見でもほとんど知られていない黄華堂やそのオーナーである橘南谿(たちばななんけい)のことを様々なプロジェクトを通じて、まずは地元の人に伝えていきたいという思いから立ち上げられた委員会です。昨年そのプロジェクトの一環として「ふしみ散歩&観望会」が初めて開催され、二度目の開催を今年迎えました。
「黄華堂」とは、日本で最初に天体観望会が行われた場所で、その場所は京都・伏見にあり、橘南谿という江戸時代の医師兼文筆家の別荘でした。この橘南谿は月のクレーターや太陽の黒点に興味を持ち、観察していたと記録に残っています。
清良井さんたちは、今年の8月頃からこのプロジェクトに参加し活動を始めました。彼女たちは昨年度開催された「ふしみ散歩&観望会」のウォークラリーで巡った箇所とは違う、黄華堂や橘南谿に関わりのある場所の選定から、ウォークラリーのマップの作成、またウォークラリーで各所を巡る際、割り当てられたスポットでの説明役に抜擢されました。そのため、3人は伏見に何度も足を運び、フィールドワークを重ねて、黄華堂と橘南谿について調べ、このプロジェクトに臨みました。
そして、平成28年11月13日(日)に京都・伏見にて行われた「ふしみ散歩&観望会」に参加し、これまで準備してきた成果を出してきました。
清良井さんたちは「このプロジェクトに参加して一番大変だったと思ったことは、イベント当日に近づいてきた頃に参加者の年齢層がご年配の方が多いということが判明し、当初歩く予定だったルートの距離を縮めてご年配の方でも歩きやすいルートに変更したり、ウォークラリーのマップもご年配の方でも見やすいデザインに変更したりなど、少しでも参加された方に楽しんでもらえるように改良したところです。そして、参加された方から『伏見にゆかりのある場所の説明がとてもわかりやすかった』と言ってもらえたり、『ウォークラリーというだけあって歩く距離は長かったけれど、年代の違う人と会話をしながら歩いていると、あっという間に着いて本当に楽しいイベントでした』と言ってもらえたりしたことが本当に嬉しかったです」と話しました。
現在、彼女たちは黄華堂や橘南谿をより多くの人に知ってもらうために、来年伏見区の小学校に配布すべく高学年向けの冊子を制作しています。清良井さんたちは「普段伏見に住んでいても黄華堂や橘南谿にゆかりのある土地に足を運ばないことが多いので、この冊子を通じて多くの人に少しでも足を運んでもらえれたらという気持ちで頑張っています」と意気込みを話してくれました。
ウォークラリーでの説明役を務める
株本ゼミ生①
ウォークラリーでの説明役を務める
株本ゼミ生②
観望会の様子