授業紹介・ゼミ活動
PBL
藤本第二ゼミ
藤本第二ゼミ(旧:松野ゼミ) 2016年度卒業研究要旨
共同制作&論文
私たち松野ゼミ20期生12名は、女子大生をターゲットにした、冊子「夢めぐり」を制作した。
自分の手で夢を叶えた女性起業家のお話とそのお店等(阪神地域)を紹介し、この冊子を通して「起業」に関しての理解を深めてもらい、将来の選択肢に「起業の道」もあると将来の視野を広げてもらうこと、またそれと同時に、武庫川女子大学近隣である阪神地区を拠点としている起業家・お店を紹介することによって、地域の商業文化の活性化にも貢献することを目的としている。
共同制作に関することについて、各々が様々な角度から論文を執筆した。今回の発表は、冊子「夢めぐり」の制作過程を中心にその中で気付いたことや導かれることを述べる。
テーマ決定に至るプロセス ~予算ゼロからのスタート~
松野ゼミ20期生は冊子「夢めぐり」の制作予算を求めて接触した西宮市の委託で、27年度に「起業研究」を行い、これを踏まえて28年度に同テーマで冊子を制作した。研究との違いを意識し、「冊子の付加価値」と、「女子大生目線」をキーワードとするコンセプトを立てるまでのプロセス、特に起業研究の前後で冊子のコンセプトがどう変わったかを分析した。
学生の起業という選択
社会にでる最終段階の学びの場、大学。なぜ学生時代の考えている仕事の選択肢に起業はないのか。この研究は学生と起業者の二足のわらじを履いている人達の現状とこれからの大学への提案を取り上げる。
冊子制作におけるページレイアウト・デザイン
本稿は松野ゼミ20期生12名で制作した冊子「夢めぐり」のページレイアウト・デザインを対象に考察する。12名で考えた冊子のテーマ・イメージを明確にし、冊子全体の構成や各ページのレイアウト・デザインの工夫した点、過去の冊子との差別化等、「夢めぐり」制作における過程を振り返る。
夢めぐりにおける取材過程について
今回私たちが制作した冊子制作「夢めぐり」は女性起業家を取り上げ、メインコンテンツは起業家の店舗紹介とインタビュー掲載である。店舗紹介だけでなく起業家の方にお話を伺い、様々な働き方があることや夢の後押しとなるような冊子を目的とした。
冊子の制作工程で大きな比重を占めた、取材先の選定から取材を行うまでの取材の流れや私たちが外部とのコミュニケーションを図るにあたり工夫したことについて述べる。
女子大生の「起業」に対するイメージ
「起業」という選択は今の学生にとって進路の選択肢のひとつになり難いのが現状である。私たちは進路選択において、なぜはじめから選択肢を絞っているのだろうか。女子大生の起業についての意識を把握するため学内でアンケート調査を実施した。その結果からうかがえる「起業」イメージと実際の起業家から伺った話を比較する。
女性起業家に共通する性格や考え方、行動の特徴
女性起業家の性格や考え方、行動に共通する特徴はあるのか、起業という大きな決断をすることになった経緯に性格がどのように関係しているのか、という2つの問題意識をもとに、女性起業家の方々の魅力や個性、考え方などに関係する部分である性格や考え方、行動について考察していく。
松野ゼミ20期生12名で制作した冊子「夢めぐり」だからこそ、見出すことができる分析結果とそれに基づく提案を記載する。
起業年齢~女子大生の理想と現実~
これまでに「女性の起業」をテーマとして、昨年度に起業意識を調査するため全学科を対象とするアンケートを行い、今年度には女性起業家を対象とした起業バイブル本「夢めぐり」の冊子制作を行った。女性起業家へのインタビューの一部である「起業するなら何歳がいいと思われますか?」という問いと、学生アンケートでの理想の起業年齢およびその回答理由の調査結果から、起業年齢の理想と現実を比較し、女子大生の起業に対するイメージを明らかにする。
女性が起業しやすい業種の提案
「夢めぐり冊子制作プロジェクト」に取り組む前は、「起業」は「男性」がするものだと思っていた。だが、プロジェクトを通してたくさんの「女性起業家」の方に出会い、「起業」には様々な形があることを知った。「女性」が働く上で、家事や育児のことは必ず課題にあがってくる。「起業」となればなおさらである。しかし、今回出会った「女性起業家」の方は違っていた。家事や育児のことを課題だとは思っていなかった。それはなぜだろうか。その要因を、様々なデータや取材結果を元に分析し、「女性が起業しやすい業種」を提案していく。
起業支援の在り方について
自治体は様々な起業支援策を展開し、さらにその充実を図ろうとしている。そこで、起業および起業環境の現状について調査・研究し、今後の起業支援事業はどうあるべきかを提案した。