中川 千恵美・榎本 綾香(演習担当助手)
夏季集中講義として毎年開講されている「企画表現演習」(東京在住のコンテンツ・プロデューサー、桝山寛講師担当)が、今年も8月5日(水)~8月8日(土)の4日間にかけて開講されました。
昨年度と同様、今年度も「現代美術(コンテンポラリーアート)」をテーマに授業は進められました。まず、時代の異なる6種類のアート作品を鑑賞し、時代ごとに何をどう描いているのかの違いについて考え、その後、現代アートについて考えていきました。現代アートについて触れた後、学生たちは5~6名のグループを組み、桝山講師から「自分の好きなものを何でも白紙に書いてみる」という課題が出されました。回答が出そろったら、次はグループでその紙を回し読みしたり、その書かれた項目について議論をしたりして、メンバーの興味の共通点を見つけ出しました。その共通点をテーマに「アート作品を作る」ということが最終課題となりました。この難題に対し、学生たちはそれぞれの「好きなもの」を様々な素材を駆使しながら表現し、とても面白い作品を創作していました!
講義の最終日には、それぞれのグループが制作した「アート作品」の作品発表会を行いました。学生たちは、作品をより効果的に見せるために、こだわりが光るプレゼンテーションを行っていました。エレベーターを使った作品や、1万本以上の綿棒を使用したモザイクアート、自転車を使った作品など、どれも独創的な作品ばかりで、発表会は大変華やかで興味深いものとなりました。また、最終日には灰色ハイジさん(ウェブデザイナー兼プランナー)をゲスト審査員として迎え、学生の作品に評価をしていただきました。その後、就職活動時に必要とされるエントリーシートの書き方や、有名アーティストのPV制作に携わった時の話など、実体験を交えながらのお話も伺うことができ、学生にとって貴重な体験が出来ました。
以下に、講義の様子や制作風景、学生たちが制作した作品の写真を掲載していますので、どうぞご覧ください。
講義の様子

桝山寛講師(写真左)と灰色ハイジさん(写真右)

制作風景






発表会の様子



課題作品

『FOOD COURT ZOO』

『結婚しない指輪』

『-→+(マイナスからプラス)』

『無価値なものはない』1

『無価値なものはない』2

『各駅停車』

『ウェブラックホール』1

『ウェブラックホール』2

『WA・SHOCK』

『逃げられない現実』1

『逃げられない現実』2

『逃げられない現実』3

『宇宙エレベーター』1

『宇宙エレベーター』2

宇宙エレベーター』3

『ストレス発散』1

『ストレス発散』2

『ストレス発散』3

『葛藤』

『メンビィ』

『スタバなう』