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大森ゼミ2年生と3年生が大学生による「OSAKA観光まちづくりコンテスト2017」で最優秀賞と準優勝を獲得しました!

 平成29年12月19日(火)に大阪府咲洲庁舎で開催された「OSAKA観光まちづくりコンテスト2017」で大森いさみ准教授ゼミの3年生、池之桃子さんと山崎未裕さんが、最優秀賞となる大阪観光局長賞を受賞し、また同ゼミ2年生の石川真帆さん、櫻井穂乃花さん、篠原沙織さん、丸尾奈菜美さん、山﨑蓮珠さんのグループも準優勝となる大阪府知事賞を受賞しました!

 「OSAKA観光まちづくりコンテスト2017」は公益財団法人大阪観光局が主催するもので、「単なるツアー企画ではなく、観光を通じて、地域資源を発掘・活用し、地域自体が大きく活性化するような計画を立てる」という趣旨があります。また「大阪の食」「スポーツ」「テーマ自由」という3つの課題があり、創造性や市場性などを基準に審査されます。今回は18大学45チーム中、1次選考を通過した7大学10チームがプレゼンテーションに臨みました。

 池之さんたちのチームが考案した企画は、「恋ストーリーでつなぐ旅~若者を堺に~」。古墳で有名な堺市ですが、古墳以外の歴史ある観光地についてはあまり知られておらず、また若い人たちが観光に来ないという課題がありました。
 そこで池之さんたちはヒアリング調査を行い、若者が興味を持ってくれそうな「恋愛ストーリー」という共通点で観光スポットをつなぎ合わせ、堺市出身・与謝野晶子の記念館や縁結びで有名なお寺など、恋愛にまつわる観光スポットを巡るマップの制作を提案しました。堺市ではすでに若者向けのガイドマップが作られていましたが、冊子のサイズが大きく、持ち運びがしにくいなどの問題点がありました。池之さんたちはその改善策として、マップを持ち運びしやすいようにコンパクトにし、詳細なガイド情報は掲載しているQRコードをスマートフォンで読み取ってもらうようにしました。さらに観光客がSNSへの口コミを投稿しやすいように、SNSのハッシュタグもマップに掲載するなどの工夫をしました。

 池之さんたちは「チームが2人という少人数であったことと、企画期間がわずか1か月しかなかったため、堺市に足を運んでのフィールド調査や発表準備のスケジュールを調整することが大変でした」と話し、また受賞については「今まで色々なコンテストに参加しましたが、納得のいかない結果続きでした。そのため今回は企画の立て方を見直し、本当に実現可能かということに焦点を当てて取り組みました。その結果、審査員の方にも実現しやすいのではとコメントを頂くことができました。今までの失敗した経験が、今回の受賞に繋がったと思うので嬉しかったです」と話しました。

 また石川さんたちのチームが考案した企画は「今までのフルーツ狩りで満足してる?」。大阪の中でも農園・果樹園が多く、1年を通して果物が楽しめる河内長野市を自転車で巡り、フルーツ狩りとジャムやスイーツづくりが体験できるプラン「自転車でめぐる河内長野まるごと狩り」を提案しました。
 大阪の観光と言えば梅田や難波での買い物など、「モノ消費」としての都市部に観光客が集中してしまい、郊外まで観光客が訪れないという問題がありました。より多くの観光客を郊外に呼び込むため、石川さんたちは田舎だからできる体験、「コト消費」の楽しみとして、フルーツ狩りに注目しました。また、これまでのフルーツ狩りでは「同じ味に飽きる」「果物をお土産として持って帰りたい」「フルーツ狩りで楽しみが終わってしまう」という課題があったため、フルーツ狩りの後、ジャムなどのフルーツ加工体験をして、さらにサイクリングによって車では行くことができない場所を訪れて、景色を楽しむなどの付加価値をつけたプランを提案しました。

 石川さんたちは「ゼミが始まって初めてコンテストに挑戦したので、分からないことばかりでしたが、リーダーを中心として力を合わせて頑張りました」「市役所の方とお話しする機会があったのですが『ぜひプランを実現させてほしい』と言ってくださり、とても嬉しかったです」と話し、また受賞ついて聞くと「受賞することができて嬉しかったですが、課題もたくさん見つかったので、慢心せずもっと頑張ろうと思います」と話しました。

「恋ストーリーでつなぐ旅~若者を境に~」「恋ストーリーでつなぐ旅~若者を境に~」
「今までのフルーツ狩りで満足してる?」「今までのフルーツ狩りで満足してる?」
コンテストに参加した大森ゼミ生コンテストに参加した大森ゼミ生

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