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就職座談会2017レポート

 今年度の「就職座談会2017」は昨年12月8日(金)に行われました。体験談を伝えてくれる4年生も、それを聞く3年生も、大変有意義な時間を過ごせました。今回は、その様子をレポートにしてお伝えしますので、当日参加できなかった人もこれからの就職活動の参考にしてください!

 

4年生パネリスト
Aさん(大森ゼミ) ⾦融(⼀般)
Bさん(丹田ゼミ) アパレル(営業事務)
Cさん(赤岡ゼミ) コンサルタント(総合)
Dさん(天野ゼミ) IT(SE)
Eさん(赤岡ゼミ) 航空(グランドスタッフ)
Fさん(肥後ゼミ) ⼈材(デザイナー)

自己紹介

  1. 大森ゼミのAです。銀行から内定をいただきました。本日はよろしくお願いします。
  2. 丹田ゼミのBです。繊維商社の営業事務として内定をいただきました。よろしくお願いします。
  3. 赤岡ゼミのCです。コンサルティングの会社から内定をいただきました。営業職として4月から働きます。よろしくお願いします。
  4. 天野ゼミのDです。電気機器業の関連会社から内定をいただきました。職種はSE(システムエンジニア)として働きます。よろしくお願いします。
  5. 赤岡ゼミのEです。航空系のグランドスタッフとして内定をいただきました。
  6. 肥後ゼミのFです。業界は人材系で、職種はデザイン職に就きます。よろしくお願いします。

なぜ就職の道を選んだのか
Q.進学や留学といった選択肢があった中で、なぜ就職をしようと思ったのですか?

  1. 私はこれから自分がどうしていきたいかを考えたときに、親や先輩のように早く社会に出て経験を積み、貢献したいと思い、また自分のフィールドを広げたいと思ったので就職の道を選びました。
  2. 私は、進学や留学への関心があまりなかったということと、早く社会人として自立したいと考えていたからです。
  3. 私は留学や大学院などへ進学することはあまり考えておらず、社会に出て働きたいと思っていたので就職にしました。
  4. 私も進学や留学など、頭に一切思い浮かばないぐらい考えていなかったので、必然的に就職だと思い就職にしました。
  5. 私は1年以上の期間の留学をしたくてずっと悩んでいましたが、両親から4年制の大学に入ったからには3年間は働いてほしいと言われました。私は英語の勉強をしたかったので、英語の勉強が出来て、さらに学んだことを活かすことのできる職に就くことにしました。
  6. 私は専門学校や大学院への進学を志望していたので、先生に相談しました。その時、先生に「大学院はいいよ」と後押しされたこともあったので、進学をしようと思っていましたが、進学を決める時期が遅かったので、一旦進学を諦めることにしました。そこで今は進学をしなくても良かったのかについて、知り合いのデザイナーの方に話を聞くと「実践経験を積んだほうがデザイナーとしてはいい」と言ってくださったので、まずは就職をすることにし、大学院へは実戦経験を積んだ後に行ってもいいかなと考えています。

いつから就職活動を始めたか
Q.就職活動はいつ頃、何から始められましたか? また、就職活動のスケジューリングを教えてください。

  1. 私は2月から説明会に参加して、エントリーシートを書き始めました。そして5月に面接を受け、6月に内定を頂きました。
  2. 私は12月の「企業と学生の交流会」に来ていた企業の説明会に参加したのが最初の就職活動です。そこから学内の就職対策講座に参加したり、外部の就職イベントに参加したりしました。3月からは実際に選考を受けはじめ、5月に内定を頂きました。
  3. 私も12月の「企業と学生の交流会」に参加してから、マイナビやリクナビでエントリーを少しずつ始め、インターンシップも申し込み始めました。1月にセミナー系のイベントに参加して自己分析を行い、2月に面接やエントリーシートの具体的な内容を詰め始めたので、2月が一番忙しくなりました。そして3月に内定を頂きました。
  4. 私は2月にインターンシップへ参加し始めました。そして就職活動が解禁される3月1日から本格的に動き出しました。まずはリクナビやマイナビの合同説明会に行き始めました。また私が志望している業界の採用の時期が特に早かったので、たくさんの企業説明会に参加して、筆記試験や面接試験を繰り返して、5月に内々定を頂きました。
  5. 私はリクナビやマイナビなどの合同説明会に3月から行き始めました。それから企業の説明会に参加し、6月末に内定を頂きました。
  6. 私は制作系に進みたいという気持ちがあったので、3年生の文化祭が終わった後からポートフォリオを作り始め、就活が始まる3月頃に作り終えました。そして3月から説明会に参加し始め、6月に内定を頂きました。ですが、色々な諸事情があったため、2ヵ月ほど就活を休憩してから、またもう一度、夏頃から就活をし直し始めて、10月に今の企業で内定を頂きました。私はすごく長いスケジュールです。

自己分析について
Q.自己分析はどのようにされましたか?

  1. 私は「なぜ」を繰り返して自分を深堀りしていく方法をとりました。例えば、アルバイトについて深堀りした場合、「なぜアルバイトを頑張れたのか」と自分に問いかけて「仲間がいたから頑張れた」とその問いに対して答えます。次にまた「なぜ仲間がいたら頑張れるのか」というように自問自答を10回ほど繰り返します。そうすると、自分の価値観が見えてくるので、私はこの方法を使って自己分析をしました。
  2. 私は過去に行った出来事を振り返って、それぞれの理由を考える方法で自己分析をしました。例えば、私の場合では、バレーボールサークルに所属していましたが、バレーボールをしたかったわけではなく、サークルに所属している人やそのサークルの雰囲気が良かったかどうかで選んでいたことに気が付きました。それで、自分の大切にしていることは内容よりも人であることに気づいたので、就活の軸を「人で選ぶ」と決め、これまで行ってきた出来事を振り返っていました。
  3. 私は「R-CAP」という、リクナビやマイナビの元人事の方に学内へ来てもらい、何日間かに渡って面接練習や自己分析をしてもらうという有料のセミナーに参加しました。そこで自分が学生時代にどんなことを頑張っていたのかという質問をしてもらいました。その時に思い出したエピソードの中からいくつかを選び出し、そのエピソードについて、「なぜそうしたのか」「なぜそう考えたのか」というように、色々な角度から考えていきます。そうすることで、自分が何を大事にしているのかの価値観が明確にできるという方法を繰り返していました。
  4. 私はマイナビの「お願い!他己分析」というサービスを主に使って、友達や家族に自分の長所や短所を聞くなどしていました。また、言葉だけで聞くと分からなかったので、図に描いていました。例えば「アルバイト」だと、「協調性が身についた」「体力が付いた」など「アルバイト」で何が学べたかなどを図式化して分析しました。そうすることで自己分析をしていました。
  5. 私も仲のいい友達に自分の長所と短所を聞き、それをまとめて自己分析に活用していました。
  6. 私も親しい子に「自分がどういう人なのか」を聞いて回りました。ただ、親しい子だとこちらに気を遣って厳しく言ってくれなかったりするので、部活動の先輩や就職した先輩、また後輩にも会い「私ってどういう人ですか」と聞いて回っていました。

業界研究や企業研究について
Q.業界研究、企業研究はどのようにされましたか。具体的な調べ方や方法も教えてください。また、説明会を受けるにあたって、業界は絞って受けていたかについても教えてください。

  1. 私はまず一番初めに、MUSESの中にある「求人参照」というところに掲載されている情報から企業の会社概要や経営理念、求める人材などを調べて、ノートにまとめることから企業研究を始めました。その求人参照に載っている企業は、武庫女の学生を求めている企業が多いので、まずそこから調べ始めました。業界を絞っていたかについてですが、私は絞らずに、まずは全体的に視野を広げて見ていたので、合同説明会などに参加した時には、志望順位があまり高くない企業の説明も積極的に聞いていました。その結果、「もしかしたらこの企業は私に合うかもしれない」という新しい発見にもつながったので、私は視野を広げてみても良いのではないかと思います。
  2. マイナビやリクナビには様々な企業が掲載されているのですが、そこで自分の気になるキーワードを入力して検索し、ヒットした中で自分の気になる業界が出てきたら、更にまたインターネットで調べて、ホームページからどんな企業であるかを徹底的に調査するという方法で企業を発見していきました。また自分の志望業界が定まれば、競合他社も調べるようにし、その企業が現在どのような位置にいるのか、またどのような役割を果たしているのかを調べるようにしました。また業界はB to Bの中では絞らずに考えていました。
  3. 業界研究については、業種などは絞らずにマイナビやリクナビに記載されている説明をみて、興味があればその企業をホームページで調べました。また合同説明会などの大きな説明会に行くときは、業界はあまり絞らず、3月の就活解禁頃になってから絞っていました。
  4. 業界研究や企業研究は、リクナビやマイナビなどの大きな合同説明会で各企業のブースに座って、そこで人事の方から直接、企業の強みや弱みを聞いていました。そもそもどんな企業があるのか、業界のことなどを全く知らなかったので、「この業界にはこんな企業がある」ということを知ることに重きを置いていましたし、最初から最後まで業界を絞らず、幅広く受けていました。
  5. 私はもともと航空のグランドスタッフに絞っていたのですが、留学と迷っていたということもあったので、業界は英語を使った仕事で絞っていました。業界研究や企業研究の方法は、企業サイトを見て、その企業がどのような事業を行っているのか、また最新の事業は何を行っているのかについて書き出して、ノートにまとめていました。
  6. 私は制作関係を強く志望していましたが、制作といっても、動画の制作会社もあれば、広告物だけの制作会社もあります。そこで自分がどんな制作をしたいかということを悩んでいましたが、様々な制作の会社を見ていく中で決めていきました。業界研究と企業研究については、私はもともとデザインが好きだったので、普段から好きなデザインを見つけたら、そのデザインがどこのデザイン会社のものであるかを調べるようにしていました。そういった癖を身につけておくと、自分の制作する系統に合ったデザイン事務所や制作会社を見つけることができるようになります。またデザイン本などには、掲載されているデザインを制作したデザイン事務所が記載されているので、そういった本を見ると自分の行きたい制作会社が見つかると思います。

面接対策について
Q.面接対策はどのようにされましたか。また、実際の面接でどのような質問をされましたか?

  1. 私はキャリアセンターが開催するセミナーを活用していました。またセミナーとは別にすぐ面接ができる企業を探して、面接の経験値をあげるために行ったりもしました。面接の質問内容については、志望動機、学生時代に頑張ったことを聞かれていました。この二つはどこの企業でも聞かれることだと思うので、しっかり準備したほうがいいと思います。
  2. 面接は慣れだと思うので実践して場数を踏むことが大切です。目安としては、第一志望の企業を受けるまでに大体5社は受けておいたほうがいいと、実際に就活をしてみて思いました。具体的な対策としては、何を聞かれても答えられるように質問を事前に予想しておいて、答える内容を書き出し、その答えには、全て一貫性を持たせることを意識していました。また企業の方からの質問の後、こちらから質問をすることのできる時間がよくあり、「何か気になることはありますか?」などを聞かれます。その時に、その企業についての知識があれば、レベルの高い質問をすることができるので、事前にきちんと調べておいて、レベルの高い質問ができるようにした方がいいと思います。またどんな質問が多かったということについてですが、多かった質問は自己PR、志望動機、学生時代に頑張ったことに加え、「今までで一番しんどかったことは何か、またそれをどうやって乗り越えたか」ということについてもよく質問されるので考えておいたほうがいいと思います。
  3. 面接対策はMUSESから予約できるセミナーを活用していたことと、インターンシップへ参加して対策をしていました。インターンシップでは先行ルートという選考を早めにスタートすることも行われていたので、そこで面接練習を行っていました。また私はとにかく場数を踏むことを大切にしていたので、たくさんの面接にも行きましたし、人前に慣れるためにアルバイトや授業でも、常日頃から人前に出る機会を自分から増やしていました。その結果、面接でも自信を持って話すことができました。面接で実際に聞かれたことは、私も自己PRや学生時代に頑張ったことが多かったです。また実際に面接であったことですが、着席する前に自己紹介も求められることがあり、自己PRと自己紹介はニュアンスが違っていたようだったので、私は突然のことにとても戸惑いました。なので、皆さんも自己PRと自己紹介が違うことは認識しておいたほうがいいと思います。さらに最近気になっているニュースを聞かれることもあり「それについてどう思いますか? あなたの意見を言ってみてください」といわれることもありました。他に聞かれたことは「苦労したことをどう乗り越えたか」や「社内に苦手な人がいた場合、どう接しますか」など、入社後のどのように対応するのかなどを見てらっしゃるのだなと思いました。
  4. 私はまず、先輩に前もって面接で多かった質問を聞いて回り、対策をしていました。また面接練習は両親に面接官役をやってもらい、疑似面接のようなやりとりを練習として行いました。実際に面接で人事の方に聞かれた質問では、志望動機や学生時代に頑張ったことなどの自己PRは必ず聞かれました。また意外と多かった質問として、情報メディア学科がどういう学科なのかという質問もされることが多かったです。生活環境学部なのに情報メディアという、企業側からはイメージがしにくい学科のようでしたので、きちんと説明できることが求められると思います。
  5. 私の面接対策は、ゼミで行った面接対策と志望優先度の低い企業で場数を踏むことでした。実際の面接で質問された内容は、他の方とも同じですが、自己PR、学科で勉強している内容、学生時代に頑張ったことや挫折したこと、志望動機、またなぜその職種を選んだのかについてもよく聞かれました。また企業によっては、エントリーシートから内容を深堀りしてくるところもあるので、その企業へ行く前に、自分がエントリーシートに書いた内容をよく頭に入れておくことが大切だと思います。
  6. 私の面接対策は友達に頼んで面接の練習をさせてもらっていました。本番の面接については、面接があまりないベンチャー企業ばかりを受けていたので、スーツも一度も着た事がないくらいフランクな感じでした。また私は制作系の職種を受けていたので、面接へは自分の制作物を持って行き、どこに力を入れて、一生懸命作りこんだのかという説明ができるようにするということも大切でした。それと、将来どういったデザイナーになりたいかという質問も多かったので、そこを話せるようにもしていました。また私は動画の制作会社も受けていたのですが、そこでは「普段街中を歩いている時、どんな動画に惹かれますか」などといった質問も多かったので、そういったところをきちっと話すことができれば大丈夫だと思います。

就活関連の施設やイベントの利用について
Q.就活のために、利用していた施設やイベントを教えてください。(キャリアセンター、就活支援カフェ、外部のセミナーなど)

  1. 私は特にキャリアセンターを活用し、キャリアセンターで開催されているセミナーによく参加していました。キャリアセンターのセミナーでは、グループディスカッション、筆記テスト、エントリーシートの対策などを全部してくれるのでよく活用していました。キャリアセンターの方も親身になって対応してくれたので、私はそこで就職活動の進め方、やり方を覚えて、自分の就活の軸を見出すことができました。
  2. 私は学内のセミナーにも参加しましたが、それよりも外部のセミナーが大切だと思いました。私のおすすめの外部セミナーは「Job Tryout(ジョブトライアウト)」というもので、6社ほどの企業の前で80名ほどの学生がビジネスゲームを行い、企業に評価してもらうというイベントです。それに参加し、「この子いいな」と目にとめてもらうことができると、企業から優先的に面接を受けることのできるカードをもらうことができるなどがあります。このように企業の方から選ばれるという機会もあまりないと思うのでおすすめです。また他大学の学生たちがどれだけレベルが高いのか知っておくことが大切だと思いました。学内のセミナーだと武庫女の学生がどのぐらいのレベルであるのかはわかりますが、実際は武庫女の学生だけで就活をするわけではないので、外部の学生のレベルを知ることができ、自分ももっと頑張ろうと鼓舞することにもつながったので外部のセミナーに行くことは大切だと思います。
  3. 私も「Job Tryout(ジョブトライアウト)」に3回ほど参加しました。とても難易度の高いセミナーですが、私はこのイベントで今内定を頂いている企業に面談カードをもらって説明会へ行き、面接をしてそのまま内定を頂きました。私はあくまでも一例ですが、そういう機会を見つけるための1つの方法として、外部のイベントに参加することはおすすめです。その他に私は、キャリアセンターもよく利用していました。キャリアセンターに行って就職活動の情報を得たり、セミナーへ参加したりするなどではありませんでしたが、エントリーシートの添削をたくさんしてもらいました。またエントリーシートの添削などをしてくれる30分ほどのカウンセリングがMUSESから予約ができるのですが、私はそれがすごく役に立ちましたので、キャリアセンターを活用することをおすすめします。
  4. 私もキャリアセンターのイベントによく参加していました。特に印象に残っているのは2月初めに開催された「就活準備講座」という有料の講座で、私はそれに参加し、自分の就活が始まるという実感を持つことができました。また、マイナビとリクナビのイベントに規模の大小関係なく参加していました。
  5. 私は就活のイベントにはあまり参加していなかったです。ただマイナビやリクナビの大きい企業説明会に参加することで、どんな企業があるのかということを把握しに行っていました。
  6. 私はMUSESから予約ができるキャリアセンターの面談に申し込み、文章の添削をしてもらいました。制作系でなくとも、選考で配られた企業独自の履歴書やエントリーシートの質問の数が多く、毎回作るのが大変だったので、キャリアセンターの面談をよく利用していました。ただキャリアセンターはよく利用させて頂いていたのですが、制作系が専門の職員の方がいなかったので、それについてはゼミの先生に相談したり、「ViViViT(ビビビット)」という制作系専門の就職支援サイトがあったので、そこへポートフォリオを送付し添削してもらったりして、対策をしていました。

選考の流れについて
Q.内定先、または受けた企業の選考の流れについて教えてください。

  1. 私は、銀行窓口の一般職として採用されたのですが、学内推薦で選考に進みました。学内推薦は学内で選考があり、まず大学の履歴書を提出して選考に参加します。書類審査を通過すると企業の方との面接へ進みます。面接は三次面接まであり、全て個人面接で進みました。一次面接、二次面接では学生時代に頑張ったことや志望動機を深堀りされていく形で進行し、最終面接では家族構成や趣味などの話や、入社後のお話などもしてもらいました。
  2. 私が内定を頂いたところでは、説明会があり、そのあとはエントリーシートを提出し、次に集団面接が行われました。集団面接では学生3人、面接官が2人の形式で行われ、二次面接も同じ構成で行われました。その後に筆記試験がありました。そして最終面接では、学生が1人に対して面接官が4人という形式で行いました。面接での質問の内容は、一次面接と二次面接では自己PRなどで、最終面接では、業種がアパレルだったということもあり、服のことについてよく質問されたり、自分の考えなどをたくさん質問されたりしました。その質問内容から、私が内定を頂いた企業は、本当に服に興味のある人しか採ってくれないという印象を受けました。
  3. 私は説明会の後に一次選考の筆記試験がありました。そのあと学生4人、面接官1人の形式のグループ面接が2回あって、最終面接では1対1の個人面接でした。
  4. 私も説明会後にSPIの筆記試験が行われたのでそれを受けました。その後、一次面接で3対2、次の最終面接で3対1のグループ面接が行われました。面接内容については、緊張しすぎていたため、あまり覚えていません。
  5. 私が内定を頂いた企業は、まずエントリーシートを提出して、そのあと筆記試験でした。筆記試験では英語と国語と数学、そして事務処理の能力を問われる問題が出題されました。簡単なIQテストのようなものです。その後、集団面接が2回ありました。最終面接では社長や役員の方が出てくることが多いかと思います。
  6. 私が内定を頂いた企業では、まずインターネットにあげているポートフォリオやプロフィールを提出しました。それを見た企業の方とチャットでやり取りをし、個別に面接の機会を設けて頂きました。内定を頂いた企業の本社が東京でしたので、最初はSkypeで面接をし、その後1対1の面接を受けて内定を頂きました。本社が東京にある小さな制作系のベンチャー企業だと、Skypeで面接することが多いので、学生寮に住んでいる私はSkypeをする場所に少し困りました。

企業を選ぶうえでのポイント
Q.企業を選ぶうえで何を重視しましたか。また、そう考えた理由は何ですか。

  1. 私は最終的に人で選びました。たくさんの銀行の説明会に参加したのですが、銀行はどこも同じ事業内容でかつ同じ商品を取り扱っているので、どこで違いを見つけるかについて苦労しました。そこで自分はどこに注目するべきかを考えたときに、やはり働いている人の良さだと感じ、人の良さを重視して選びました。
  2. 私もAさんと同じく人でした。私が自己分析をしていく中で、今まで自分で決めてきたことは、人を中心に考えていたので、私は人を中心に考えるようにしました。また、大手の企業の選考では志願者数の数がとても多いので、面接をしていく中で、顔と名前を一致して覚えてもらえることはあまりありません。ですが、中小企業となってくると、大手の企業と比べて志願者数も控えめであるため、企業の方に印象を残すことが出来ると顔と名前を一致して覚えてもらうことができます。内定を頂いた企業では、二次面接ぐらいまでには覚えてもらうようにして、就活の相談に乗ってもらったりしていたので、ここの会社であれば就職後も何かあった際に相談しやすく働きやすいだろうと感じ、選びました。
  3. 私は一緒に働きたい人が多いかどうかと企業理念に共感できるかどうか、この2つを軸においていました。一緒に働きたい人が多いかというのは、私が今までアルバイトやサークルを選ぶ時は人で選んでいたので、1つ目は人という軸にしました。2つ目は面接で人を軸にして就活をしていると言っても、企業の人に響かなかったこともあったので、1つの軸では少ないかと思いました。そこで私は、まず企業を選ぶときに企業理念に共感できるかどうか、そこを2つ目の軸にしました。理由は、そもそも企業理念に共感できなければ、そこで一生懸命働きたいと思わないからです。だから企業理念にも共感できるかどうかにしました。
  4. 私が重視したのは福利厚生と、ここならやっていけるといった直感です。私の姉がいわゆるブラック企業で勤めており、何十連勤と働いているので、それを反面教師にして福利厚生を重視しました。
  5. 私は業界を絞っていたこともあって、やりたい職種かどうかを重視しました。また英語を使えるかどうかを重視しました。
  6. 私が重視したことは、デザイナーになりたいという気持ちです。そこで実際に、デザイナーになった場合、最先端の流行の情報が必要になってくることが想定されます。そうなった時に、流行の最先端の情報や美術館や博物館の展覧会がいち早く集まり、開催されるのは東京ですので、私は絶対に東京で就職しようと思っていました。また私が行きたいと思っていた会社に一度内定を頂いていたのですが、インターンシップなどで何度も東京に行くことができなかったので、結果内定がなくなってしまいました。そういったことや、情報とモノをつなぐような小さい会社はやはり東京に一極集中しているので、自分のしたいこと重視で考えた結果、東京で就職するということになりました。

就職活動中の挫折と成功
Q.就活中に感じた挫折と成功(失敗談と成功談)を教えてください。また、それらを踏まえて、こう改善すればよかった!という案があれば教えてください。

  1. 金融のエントリーシートの提出時期は、地方銀行がまずあって、そのあとメガバンクという流れです。そのため、まず地方銀行から受けましたが、その時期はまだ自己分析の甘かったということもあり、エントリーシートがまったく通りませんでした。そこが私の挫折だと思います。この挫折のことを今思うと、もっと早いうちから自己分析をすればよかったと感じています。私が思う成功談は、ゼミ活動の際に人前で立つ機会が多く、プレゼンテーションをよくしていたので、面接の時でも、人前で話すことに全く抵抗がなく自分を出すことができました。ですので、ゼミ活動を頑張っておいてよかったなと思い、そこが自分の成功談と思います。
  2. 私はまず就活を始めた時に、とにかく行動しなければという考えに囚われすぎていたので、軸など何も考えずに、色々な企業の面接を受けていました。その結果、面接中に自分でもわかるぐらいに支離滅裂なことを言っていたこともありました。そんな状態でも稀に受かることもありましたが、その後の選考には続かず、ほとんどは落ちてしまいました。志望優先度があまり高くない企業でもやっぱり落ちてしまうと少しは落ち込みました。そこが挫折だったと思います。しかし、早めに色々な企業の選考に参加した結果、そこで培った経験と反省が活きてきて、みんなが面接などを受け始める頃には、自信をもって面接に取り組んでいたかと思います。またその時の失敗を活かし、面接が終わったら必ず反省として、こんな質問があって、どんなことに答えられなかったのか、どう答えればよかったのか、という点をノートにまとめていました。成功点としては、私は人事の方に積極的に話しかけていくことを心掛けていました。たくさんいる就活生の中から人事の方に覚えてもらうことが大切なので、やはり積極的に話しかけたり、他の学生がしていないようなことをしたりすることで、他の人と差をつけていきました。また仲良くなった人が次の面接の際に面接官だったりすると、とても話しやすくなって自分らしく話すことができ、本来の自分の力を出すことができたので、こういったコミュニケーションも取ることが成功したことだったかなと思います。
  3. 私は自己分析の甘さもあって、エントリーシートや面接で自分が思っていないことを言ってしまっていました。ですが、付け焼刃のようなことを言ったところで面接の方にはわかるようで、やっぱり落ちてしまっていました。そういったことを繰り返していく中で、自分が話すエピソードは、自分を無理に着飾って真面目なエピソードを選ぶのではなく、どんなことであっても私が本気で学生時代に取り組んだことにしようと考えました。私が頑張ったことはサークル活動でしたが、サークル活動というと企業の方に浮ついているようなイメージに捉えられると思っていたので話していませんでした。ですが、この話をするようにしてからは食いついてもらえるようになり、もっと早くこのことに気が付いていれば、自分らしさを出せたのではないかと感じました。また、志望優先度があまり高くない企業を総当たりで受けていたところで、そこの企業から落とされると気持ちが落ち込みますし、落ち込んでから気持ちを回復させるのにも時間がかかり、無駄な時間だと思いました。成功は、最初にも話したように、人前に出る機会を自分から多く作り挑戦することで、面接に抵抗がありませんでした。また、普段から1対1で話すときは人の目を見て話すことを意識していたので、面接で社長さんが出てきても動じることなく、目を見て話すことができたと思います。
  4. 私の失敗談は筆記試験の対策です。筆記試験が苦手だということは自分でも分かっていましたが、「期間があるから」と先延ばしにしていました。その結果、3月頃に受けた企業のほとんどは筆記試験で落ちてしまうことになりました。また筆記試験では、「SPI」という試験を導入する企業が多いのですが、大手の企業であると「SPI」以外に「CAB」という情報処理の能力を問われる試験も出てきます。私は「CAB」の対策を全くしていなかったので、その試験が出題されたとき、問題の意味が分からずパニックになりました。ですから、もっと早いうちに自分の行きたい業界にどのような筆記試験があるのかについて知っておくことが大切だと思いました。成功談としては、私もたくさんの企業にエントリーして、落ちた回数も多かったのですが、落ちた時に「この会社とは縁がなかったかな」と思うようにしたり、逆に「私を落としたことを後悔させてやる」と闘志を燃やしたりなど、落ちたことに対してもポジティブに考えるようにしていました。また私は気を張り詰めてやることが得意でなかったので、土日、特に日曜日は面接がなかったりしたこともあり、土日は自分の中でリフレッシュ期間として設けて、就活モードのオンオフをしっかりと切り替えていました。
  5. 私の失敗談は、緊張しすぎて上がってしまい、面接で話せなくなってしまったことです。また、自分なりに一番重要だと思うところは、うまく話せたとしても、笑顔がなければ暗い子だなと思われるので、第一印象は大切だったと思います。成功談は、エントリーシートは、悔いがないように何回も人に見てもらい、また自分でも見直して、自画自賛できる完璧なエントリーシートを提出していました。なので、自画自賛できるくらいのエントリーシートを提出すれば通るのではないかと思います。
  6. 私の失敗談は、ポートフォリオなどを3年生の文化祭後の10月から作り始めましたが、遅かったというところです。制作系の企業の選考を一緒に受ける人たちは、大体が美大生や専門学校の人です。ポートフォリオでは、専門学校の人は最終的な成果物として2年間かけて制作しますし、美大生も卒業制作が4年生の時にありますが、1年半ほどの期間をかけてポートフォリオを作っているので、そのような人たちと同じ選考を受けるには自分のポートフォリオの制作期間では短過ぎたと反省しています。1つのポートフォリオに対して、最低でも5作品は必要で、私は作品を結構作っていましたが、いざポートフォリオにすると、1つ1つクオリティが低いと感じてあまり載せることができませんでした。また企業によっては、一次選考の時にパッケージデザインの課題が出題されることも多く、その時は自分のポートフォリオの中にパッケージデザインなどがあり、デザイン案などは完璧にした状態でポートフォリオを送ることができたので、無事選考を通過していました。ですが、他の選考などで必要な提出作品を、新たに制作しながらになると結構大変で、この時のスケジュール管理を考えずにやってしまったこともあり、結果、ずるずると10月までかかってしまったのだと思います。成功談としては、美術大学に行っているわけではないのに、独学で勉強したポートフォリオを見せて、デザイナーの方に評価してもらえたことでした。

今からしておくべきこと
Q.3年生の12月、今からしておくべきことなどはありますか?

  1. 就職活動が解禁になると、説明会、エントリーシートの提出、面接でとても忙しくなります。なので、自己分析やSPIの勉強、企業研究は今のうちにやっておいたほうがいいと思います。
  2. やっぱり、年明けからインターンシップも始まるので、今のうちにどんな企業があるのかを調べておくことと、先ほどからみんなが言っていたような方法で自己分析を行っておくと楽だと思います。
  3. 私は計画を全く立てずに就活をスタートさせ、エントリーシートでも締め切りを知ってから書き始めるなど、詰めが甘いまま提出して落ちていました。ですから今からの計画性が大切だと思います。私も言われていたのにやらなかったタイプで、皆さんは「今月はSPI対策、来月はエントリーシートをやる」など、何をいつまでにやるのかということをしっかり具体的に考えていたほうがいいと思います。また「○○した方がいいかな」など、この時期にやったほうがいいかなと迷うこともありますが、思い浮かんだことは全部やったほうがいいと思います。
  4. 私がやっておくべきことだと思うことは他の方と一緒なのですが、まだ言われていないもので、個人的に結構困ったことは金銭面でした。理由は、面接が必ず関西であるわけでなく地方で行われたり、大手の企業であると行きやすい面接会場の予約はすぐ埋まってしまい、名古屋や茨城など、関西から離れたところの面接会場しかなかったりということもあったからです。ただ、今からアルバイトをたくさんするのではなく、コツコツと貯金をしておいたほうがいいと思いました。また面接で、趣味について聞かれることが多かったので、趣味を持っている人は気分転換の代わりに息抜きをしてみるのもいいと思います。
  5. 私も今の間しか、SPIの練習はできないと思うので、こういった試験対策は今の間にしておいたほうがいいと思います。また筆記試験とは別に、インターネットで受ける「CAB」や「玉手箱」という難しい問題も使用されることもあるので、こちらにも手を付けておくべきかと思います。
  6. 私のようなベンチャー企業を受けるのであれば筆記試験はほとんどないですが、中小企業の選考ではSPIの試験は絶対についてくるものと考えておいたほうがいいので、今のうちからやっておいたほうが良いと思います。

エントリーシートの書き方の秘訣
Q.エントリーシートや履歴書の上手な書き方や秘訣。また、いつごろ書き出したか教えてください。

  1. 通らなかった時の私のエントリーシートは、誰でも書けるような内容のエントリーシートを書いていました。私が受けた金融系の面接では、学生時代に頑張ったことや志望動機しか聞かれていないので、そこにストーリー付けをしようと考えました。例えば学生時代頑張ったことをアピールする時に、「こんなことを学んだので、この企業ではこのように頑張れます」といったアピールの仕方にしました。一見関係のないようなことが全体で見たときに一つに繋がっているという書き方を始めてからは受かり始めたので、その書き方はおすすめかと思います。またエントリーシートで落ちるということは、自分の言いたいことを相手にうまく伝わっていないということで、企業の人から見たときに「自分のことすら分かっていないな」と思われるから企業の方は落とすのです。ですので、自分のことを伝えるためには、まず自己分析を行うことがとても重要になってくるので、自己分析は早めにすべきだと思います。ちなみに私はエントリーシートに取り掛かるのが遅く、3月頃から書き始めました。その結果、4月にそのエントリーシートで何社も落ち、書き方を見直し始めた5月頃から通りだしたので、もっと早めにやっておけば良かったと、とても後悔しました。ですので、皆さんはもっと前もって自己分析はやっておいたほうがいいと思います。
  2. 私もエントリーシートはとても苦手だったので、エントリーシートで最初に決まるところはあまり受けたくないと思っていました。そんなエントリーシートが苦手だった私が一番大事だと思うことは、「自分の一番言いたいことを限られた文字数の中でどれだけ伝えることができるか」ということです。キャッチフレーズやタイトルのようなものを付けたりして、言いたいことを一番目につくようにし、エントリーシートを見た時にパッと目に付くように書いて、その後に説明を続けるというようにして書くと、見る人もわかりやすいと、評判も良かったと思います。また、エントリーシートで書いたことは面接でも聞かれるので、答えられるような文章を書いておくのもいいと思います。書き始めた時期は、2月頃の就活講座に参加して、エントリーシートの書き方を教えてもらってからです。
  3. 私もエントリーシートは結論から書くことを大切にしていました。このことは面接でも言えることですが、「相手の立場に立って考える」ということが一番大切だと思います。エントリーシートを企業の方が見たときに見やすいかどうか、ちゃんと自分の伝えたいことがきちんと伝わるかを意識して書いて、企業側の目線で読むということを繰り返していました。書き出した時期は1月や2月だったと思います。
  4. 私がエントリーシートを書き始めたのは3月初めの頃からで、提出締め切りの2週間前ぐらいに慌てて書き出していたので動き出すのが遅すぎたと思います。エントリーシートの内容についてですが、よく話を適当に誇張してでもいいからアピールしたほうがいいなどの噂を耳にしていました。ですが私の場合、話を誇張し過ぎると、そういったところから嘘がばれてしまうタイプの人だったので、自分の行った行動はありのままを書いて、面接などで深堀りされても自信をもって答えられるようにしていました。また複数の企業を同じ時期にたくさん受けると、エントリーシートの提出時期が被ることが多くありました。気になった企業を見つけた時に、そのエントリーシートの提出期限が1週間後や数日後に迫っていたことなど、同じ時期に何枚も提出しないといけなくなりました。特に大学の履歴書は書くところが多いので、予め書き込めるところは書いておくこともいいと思います。また手書きの履歴書はミスをすると書き直しが必要になってくるため、履歴書がなくなったとき、もう一度買いに行くことができないこともあるので、こういったハプニングに備えても早めに書いておくことをおすすめします。
  5. エントリーシートの上手な書き方は、起承転結を明確にすることです。またそれ以外でも注意しておいたほうがいいと思うことは、提出の時に片面印刷や両面印刷を指示する企業があります。その時に、その指定されている印刷方法を守って印刷しないと、どれだけ良いエントリーシートを書いていても落とされてしまうので、そういったところも注意しておいたほうがいいと思います。書き出した時期は、航空の仕事に絞ったこともあって、5月頃にしか書いていないという状態でした。
  6. 私も上手な書き方は、他の方も言ったように、キャッチフレーズのような結論を始めに書くことが秘訣だと思います。私が総合職で商品開発などの部署の選考を受けた時には、1枚の紙に自由記述で何でも書いていいようなエントリーシートもありました。企業の人はたくさんのエントリーシートを審査するので、私は写真をたくさん貼ったり、カラフルにしたりしたエントリーシートを作り、パッと見て、手に取ってもらえるようしていました。そういったように書いたエントリーシートしたものは通っていたかと思います。ですので、自由記述などのエントリーシートでは、ルールを破らない限り、書きたいことは何でも書いていいのではないかと思います。

課外活動について
Q.ボランティアなど課外活動をしていて就活に役立ちましたか? またエントリーシートや面接は課外活動をやっている前提ですか?

  1. 私は課外活動として、ボランティアはやっていませんでしたが、サークルには入っていました。私の自己PRは、ゼミ活動とアルバイトがほとんどを占めていましたが、それでも足りない時にはサークルのことを話していました。エントリーシートや面接で、課外活動などをやっているという前提があるかどうかについては、ないと思います。
  2. 私もボランティアはやっておらず、サークルには入っていました。大学の履歴書には、「課外活動(ボランティアなど)」という欄が大きくありましたが、企業からの履歴書ではそういった欄はなく、武庫女の履歴書の時に書いたぐらいでした。また実際に面接で質問されたのは、自己PRで書いたことや学生時代に頑張ったことについてだったので、私はそちらの内容に力を入れていました。ただボランティアなどをしたことがある人は、その事についてのアピールをしたらいいと思います。
  3. 私はサークルに入っており、面接ではそのことをよく話していたので、課外活動は役に立ったと思いました。エントリーシートでは課外活動を書く欄はあまりないのですが、大学の履歴書では「ゼミの活動」などを書くところがあったので、そこにゼミのことは書いており、「その他」という欄に学外の活動を書いていました。
  4. 私はアルバイトの経験が、面接の時の言葉遣いや相手の目を見て話す時に役に立ちましたが、エントリーシートでは「学生時代に一番頑張ったこと」という欄に、学校や課外活動以外のことを自己PRとして書いていたので、就活は課外活動をやっていることが前提ではないと思います。課外活動やアルバイトをしていなくて書くことがないといっても、これまでに自分が熱心に取り組んだことは何かしら必ずあると思うので、そのことを書けば問題ないと思います。
  5. 私の課外活動は、アルバイトと1ヵ月半ほど留学した時のことを言ったり、ゼミで「Mラボ」という学外のコンペディションに参加したりしたことを書いていました。
  6. 私は学内のボランティアと、課外活動は学外で「SHAKE ART!」というフリーペーパーを制作している団体のデザイナーをやっていたので、就活ではそこでデザインしたものを企業に提出したりしていたこともあり、役には立っていたと思います。

インターンシップについて
Q.インターンシップには参加しましたか? また、インターンシップは就活の役に立ったと思いますか?

  1. 私は1日だけのインターンシップに何度か行っていました。インターンシップは機会があれば参加すればいいと思います。またインターンシップから早いうちに内定をもらっていた人もいたので、インターンシップを受けておいて損はないと思います。
  2. 私は夏頃のインターンシップには行っていなかったのですが、冬に行われていた1日だけのインターンシップにはよく行っていました。インターンシップに参加した人数があまり多くなかったので、企業の方の説明をたくさん聞いたり、会社の中を見たり、働いている人を見ることができます。こういった会社の雰囲気を実際に見るというのはあまりできない機会ですので、行ったほうがいいと思います。
  3. 私も1日だけのインターンシップを3社ほど行きましたが、価値はあると思います。なぜなら、特別先行ルートという早めに選考を受けることのできるシステムがあって、それは本番の面接を経験できるすごくいい機会でした。ですので、私にとってとてもメリットのあるいい経験でした。
  4. 私も冬に行われた1日だけのインターンシップに行きました。仕事内容を漠然としかわかっていないという業界もあり、冬のインターンシップで仕事の説明をしてもらって、内容を理解していきました。ですが、インターンシップは人によっては行かなくてよかったという人もいたので、優遇されることが多いですが、それを気にしないのであるなら、無理に行かずに、その時間をエントリーシート対策やSPI対策に力を注いだほうがいいと思います。
  5. 私は1日だけのインターンシップを少し行ったぐらいだったと思います。絶対行ったほうがいいというわけではないと思いますが、本当にその企業に興味があって、かつどういう仕事をしているのか知りたいという人は行ってみてもいいと思います。ですが、興味がないところに無理してまで行く必要はないと思います。
  6. インターンシップは行ったほうがいいと思います。制作中心に考えるなら、制作会社はレベルの高いところに行くと、プロの仕事を見ることができるので、自分の制作に活かすことができましたし、レベルの高い企業の制作物を見て、自分にとってとても刺激になったと思います。またプロの仕事を見て、自分が今どのくらいのレベルにいるのかも分かるので、行って損はないと思います。

時事問題の対策について
Q.時事問題の対策はどのようにしていましたか?

  1. 金融ではニュースのことについて必ず聞かれるので、私は日経新聞を毎日1面と2面の大文字のみ読むことを対策としていました。
  2. 私は新聞を読もうとはしていたのですが、結局読まず、代わりにテレビのニュースを注意深く聞いて、その中で気になったものをインターネットで調べていました。またそこで終わるのでなく、そのニュースに対してしっかりと自分の意見を持っておくことが大切だと思います。面接でも「なにか気になるニュースはありますか?」と聞かれたときに、パッと自分の意見を話すことのできるネタを持っていることが大切だと思います。
  3. 私は新聞を全く読んでいませんでしたが、インターネットに上がっている記事や、テレビで見たニュースの中から気になるものがあれば、スマートフォンのメモに残し、そのニュースに対しての意見を面接に向かう電車の中でまとめながら面接に臨んでいました。
  4. 私は、スマホのアプリを活用していました。具体的には「スマートニュース」と「LINEニュース」を主に見ていました。IT業界の面接の時には、今でこそ話題のドローンやビックデータといったワードが注目され始めていた時だったので、それらが今後どうなっていくか、どう活用していくかについての意見を聞かれる場面がありました。
  5. 私は航空業界なので、航空に関連したニュースを重点的に見ていました。そうすることによって、面接で聞かれた時に航空業界に対する意見を言えるだけの知識と関心があることを示すことができるので、自分の興味のある業界のニュースを中心に見ていくことが大切ではないかと思いました。
  6. 私もデザインに興味があったので、デザインに関する情報を調べたり、美術手帳などのウェブコラムなども見ていたりしていました。

就職活動中のアルバイトについて
Q.就活中アルバイトはしていましたか? していた場合は、どの程度の頻度でしていましたか? また辞めた場合はその時期についてを教えてください。

  1. 私は土日にアルバイトをしていました。就活中は交通費などのお金もかかるので、月8回くらい土日にアルバイトは入れていました。
  2. 面接や説明会は平日にあるので、私も基本的には土日に入っていました。また空いている平日も1日ほど入っていて、週に3回働くこともありました。アルバイト先の人手があまりなかったということもあって入っていましたが、私にとってアルバイトは息抜きにもなっていました。
  3. 私は予めアルバイト先に連絡を入れて、2月からお休みをもらっていました。ただ当日入ることのできる日などは、入っていた部分もあるので、アルバイトができないほど就活で忙しいことはなかったです。ただやはり、一般的に企業説明会が2月頃から始まると思うので、行きたい企業の説明会に参加できるように、2月中はオフにしておくことがおすすめです。
  4. 土日祝のどこかに週1で私も働いていました。
  5. 私は就活している時期は2~3ヵ月しかなく、特に5月がエントリーシートで追われ、6月は面接で追われていたので、その2ヵ月の間だけはアルバイトはしていなかったです。
  6. 私は学生寮に住んでいるので、アルバイトをもともとあまりしておらず、就活の時も派遣のアルバイトにたまに入ったりするくらいでした。

卒業論文のテーマについて
Q.卒論のテーマは選考に影響しますか? 
 (例)行きたい業界があるけど、卒論はその業界には関係ない内容にしたい。

  1. 例えば卒論テーマで服のことを書いていたとして、行きたい業界が食品系であっても、それは全く関係ないと思います。テーマだけの話であれば「では何故この会社を選んだのか」と聞かれるなどの影響があるかもしれませんが、そこは研究内容がきちんと説明でき、かつ希望職種と関連付けることができれば、むしろアピール材料の一つとなるので、大丈夫だと思います。
  2. 私は卒論テーマについて面接で聞かれたことはありません。3年生の現時点で卒論のテーマについてそれほど考えている人もいないと思います。ですので、卒論よりもゼミでの活動内容や自分が興味のあるものについての説明をできることが大切だと思います。
  3. 卒論テーマと希望業種が違っているとそこを突かれることはあると思いますが、私も理由が説明できればいいと思います。私の場合は、卒論のテーマは決まっていましたが、業種が違ったので卒論テーマはまだ決まっていないと言っていました。
  4. 私も卒論のテーマは選考に影響しないと思います。私もたくさんの業界を受けていたので企業の方がエントリーシートを見て、卒論の研究内容の話をされることはありましたが、そこで有利や不利になるわけではないと思います。
  5. 私は「海外と日本のサービスについて」というタイトルで卒論をやっているので、むしろ航空業界にアピールすることができました。志望業界が卒論と関係していた場合は、むしろ自分から発信していくことで、卒論で研究するほど業界に対して興味があると認識してもらえたので、関連のある場合は使っていくのも大切だと思います。
  6. 私はデザインに関する卒業研究に取り組んでいるのですが、私が内定を頂いた人材系の企業が、ホールディングス化し、現在では芸能事務所になっています。そこでこれから私は衣装やパッケージデザインをしていくことになるので、研究テーマで総合的にデザインできることをアピールできたと思います。

会場からの質問:SPIの勉強について
Q.SPIの数学が伸びないのですがどういった勉強をしていましたか。

  1. 数学は得意不得意が分かれると思うのですが、私はとりあえず問題集を一通り解いておきました。そこで、解ける問題と解けない問題を確認し、解けない問題が解けるようになるまで繰り返し解いていました。特に数学は、数字が変わっても解けるようになるまでやっていました。なので、解けない問題をコツコツ勉強するのがいいと思います。
  2. 私はSPIは受けてないのですが、友達が一生懸命勉強していました。ただ、いざ受けてみるとSPIは、試験結果を使って志願者をふるいにかけるだけだったので、小さい会社であればSPIの重要度はそれほどないと思います。ただ、大きい有名な企業だと志願者数が多く、そこから大きく人数を落とさないといけないので、SPIの時点で結構落としたりします。また企業によっては難易度や用途が違うので、そういったところも考慮したほうがいいと思います。

司会:ありがとうございました。時間となりましたので、これで就職座談会を終わります。

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