公益社団法人ACジャパンが主催する「第15回AC広告学生賞」で、株本ゼミ3年生の江村百香さん、勢理客咲季さん、青山英理香さんが「新聞広告部門」で奨励賞を受賞しました!
ACジャパンの「広告学生賞」は、日本の未来を担う若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、社会に主体的に関わる「公」への意識を育むことを目的として、2005年より毎年開催されています。なお応募資格は大学・大学院・専門学校等の学生に限られており、「テレビCM部門」と「新聞広告部門」の2部門が設けられています。
本学科では、この賞に毎年数点ずつ作品を応募しており、2007年には、当時の本学科学生が制作した作品「ありがとうは無限大」がグランプリを受賞したこともあります。
今回の企画テーマは、思いやり・助け合いや公共マナー、人と人とのコミュニケーションなどの「公共問題」。「新聞広告部門」には、23校から451作品の応募がありました。
「公共問題」という幅広いテーマに対して、作品のコンセプトを固めるために3人は何度も話し合いを重ねました。
見た目がスリムな女子学生が「ダイエットしなきゃ」と語る姿に、違和感があった江村さんたちは、『ダイエットがエスカレートして拒食症になると、健康が損なわれ、恋愛を成就させる以前の問題になるのではないか』という意見でまとまりました。
コンセプトが明確になる段階で、「シンデレラ」のモチーフが浮かび、勢理客さんが、自分が得意としている「人の部位」を描きつつ、インパクトを持たせたラフスケッチを描きあげたところ、方向性が定まり、江村さんと青山さんがキャッチコピーとレイアウトを手分けして仕上げました。
作品について勢理客さんは、「ダイエットという軽い言葉も、拒食症につながる。女性が陥りやすい意識を表現できたのではないか。みんな自分が思っているほど太っていないよと伝えたかった」と話しました。