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大森ゼミ3年生2チームが「開放特許等を活用したビジネスアイデア学生コンテスト」で、優勝と審査員特別賞をそれぞれ受賞しました!

 ⼤森いさみ教授ゼミの3年⽣の2チームが、経済産業省 近畿経済産業局主催の「開放特許等を活用したビジネスアイデア学生コンテスト」に参加し、平成31年1⽉20⽇(⽇)に⾏われた最終審査会で、優勝にあたる近畿経済産業局長賞と、審査員特別賞をそれぞれ受賞しました。

 優勝したのは塩田愛莉さん、吉川碧桜さん、鍜佑奈さん、安永かのんさんのチーム「大森ガール」。審査員特別賞を受賞したのは大野涼佳さん、山下真穂さん、青木桃香さん、盛本唯芽さん、山下真由さんの5人に、クロスアポイントメント制度で交流のある大阪大学大学院生の田中勇気さんが加わった「フレグランスチーム」です。
 このコンテストには、知財を専攻するゼミを中心に、4大学12チームが参加。3年生で構成されるグループが集まるなか、当時2年生だった大森ゼミ生が賞を勝ち取るという快挙となりました。

 この「開放特許等を活用したビジネスアイデア学生コンテスト」とは、開放特許をはじめとする有用な公開技術情報と大学生の柔軟な発想をハイレベルで融合し、新たな商品・サービスを企画するとともに、それらを事業化した際の市場性も踏まえたビジネスプランを提案するコンテストです。

 塩田さんたちのグループ「大森ガール」は、開放特許の中から株式会社ナンゴーの「ステレオグラム立体造形技術」を選択。「ステレオグラム立体造形技術」とは、これまで印刷物など平面でしか表現できなかったステレオグラム(目の焦点を意図的にずらすことで平面の模様の中から、簡単な図や文字が立体的に浮かび上がる仕組み)を、金属加工の独自技術との組み合わせによって、金型であらゆる素材に凹凸をつけ、立体造形で再現することを可能にした技術です。
 ゼミ生は現在多く存在する、ブランド商品のコピー・偽造問題に対応すべく、正規品のブランド商品の裏地に、真似が不可能な技術で作られている立体造形型ステレオグラムを転用した布地などを使用し、商品の模倣を防ぐというアイデアを提案しました。

 大野さんたちのグループ「フレグランスチーム」は富士通株式会社の「芳香発散技術」を選択。「芳香発散技術」とは小物やアクセサリーなどの携行品に香りを付ける技術のことです。香水やアロマオイルなどを吸収するチップと、それを取り囲む構造に工夫がなされ、薄型ながら香りの発散しやすい点が特長です。
 ゼミ生は香りについて学ぶところから始まり、場所を取らず、かつ特許を活かすものとして、技術を「ハンガー」に使用し、アパレル店や古着屋に販売するというアイデアを提案しました。

 今回のコンテストについて「大森ガール」の塩田さんは「提案品について、ブランド品を製造・販売している国内外の企業、約50社にメールを送り、商品が欲しいかなどの調査を行いました。その中で数社からお返事をいただき、需要があるということが分かり、それが自信に繋がりました。また、このように思い切った行動をすることが審査員に良い印象を与えることができたのだと思います」と話し、また優勝について安永さんは「まさか賞を頂くことができるとは思っていなかったので、嬉しかったです」と話してくれました。

 また「フレグランスチーム」の青木さんは「香りの専門的な知識や市場規模について知らなかったため、一から勉強しました。そのため、商品のアイデアを生み出すまでに時間がかかり、大変でした」と話し、また受賞について、山下さんは「頑張った甲斐がありました。努力が報われたと思ったので、次のコンテストでもこの経験を活かしたいです」と意気込みを語ってくれました。

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