藤本憲一教授ゼミの3年⽣8名が「第8回 100年文具への道」で、⾒事特別賞を受賞しました。
このコンテストは、今年で創業109年を迎える文具メーカーのクツワ株式会社が主催しており、今回のテーマは「100年後も愛される文具」です。クツワの商品をベースにしたユニークなアイデアが求められ、斬新で機能性やデザインに優れ、付加価値があるものや商品化の可能性があるかということを基に審査が行われました。
藤本ゼミは3年生になってすぐに、約3~4か月かけてコンテストに取り組みました。ゼミ生全員でアイデアを出し合い、その中から3つに絞って応募することにしました。
アイデアについて、ゼミ長の梶本さんは「まず、音楽を身近に感じてもらえるようにというコンセプトで、ペン付きの筆箱を考案しました。ペンの部分が鍵盤になっており、はめ込むとドレミの音が出る仕組みになっています。
2つ目のアイデアは小さく折りたためる定規です。伸縮できるため、持ち運びに便利です。30cmまで伸びるようになっていて、長さは定規の中央に表示される仕組みになっています。
3つ目は赤シートと緑のマーカー付きの赤ペンです。赤シートをよく無くしてしまいがちなので、1つになっていたら便利なのではないかという案から思いついたものです。真ん中を引っ張ると赤シートが出てくる仕組みになっています」と説明してくれました。
またコンテストを通して、梶本さんは「事前調査で、過去にどのようなアイデアが賞を取っているかを調べました。その結果、自分たちが使って便利なものよりも、子ども達が使って楽しいと思えるようなコンセプトをメインに打ち出せば、良いアイデアが生み出せるのではないかと考えました。案を出す時に自分が良いなと思ったアイデアでも、皆と話しているうちに改善点などが見つかったので、チームで取り組む良さを知ることができました。8人という少人数ですが、全員が発言し、意見を尊重しあうことができたので、ゼミの仲も深まったと思います」と話してくれました。