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就職座談会2019レポート~就活ノウハウ集

 今年度の「就職座談会2019」は昨年12月12日(木)に行われました。体験談を伝えてくれる4年生も、それを聞く3年生も、大変有意義な時間を過ごせました。今回は、その様子をレポートにしてお伝えしますので、当日参加できなかった人もこれからの就職活動の参考にしてください!

4年生パネリスト
Aさん(大森ゼミ) IT(SE)
Bさん(天野ゼミ) 銀行(総合)
Cさん(赤岡ゼミ) 食品(総合)
Dさん(赤岡ゼミ) 商社(総合)
Eさん(肥後ゼミ) 広告代理店(ディレクター)
Fさん(井上ゼミ) アパレル(ファッションアドバイザー)

自己紹介

  1. 大森ゼミ所属のAです。システムを扱うIT企業で4月から働きます。職種はシステムエンジニアです。よろしくお願いします。
  2. 天野ゼミ所属のBと申します。地方銀行に内定をいただいて、職種は営業職です。よろしくお願いします。
  3. 赤岡ゼミ所属のCと申します。食品メーカーの総合職として内定をいただきました。本日はよろしくお願いします。
  4. 赤岡ゼミ所属のDと申します。私は商社の総合職で、専門職であるシステムエンジニアも兼ねた形で働く予定です。よろしくお願いします。
  5. 肥後ゼミ所属のEです。私は広告代理店のディレクター職で内定をいただきました。よろしくお願いします。
  6. 井上ゼミ所属のFです。アパレル企業のファッションアドバイザーとして内定をいただきました。よろしくお願いします。

就職活動の開始時期について
司会「就職活動はいつ頃、何から始められましたか? また、就職活動の流れを教えてください」

  1. 私はまず8月にインターンシップに3社参加しました。夏だけではなく、秋冬のインターンシップにも参加し、IT企業に7社、損保会社に1社、合計8社のインターンシップに行きました。就職活動全体の流れは、最初はインターンシップに参加し、合同説明会などを経て、3月頃から早期選考で内定を頂き、4月には就職活動を終えています。
  2. 私は3年生の7月頃に初めてインターンシップに参加しました。3年生のうちは1カ月に2つくらいのペースで参加していました。11月~12月になると少しずつ数を増やしていました。今の時期(12月)には学内のセミナーなども増えたので、セミナーが開催される度に参加していました。面接が早い企業だと1月下旬から面接がありました。3月1日の企業説明会解禁日からは毎週説明会に行って、初めて内定を頂いたのが3月半ば頃でした。
  3. 私は3年生の8月に初めてインターンシップに行きました。その後、10社くらいインターンシップに参加しましたが、秋にはキャリアセンターのイベントにもメインで参加していました。本格的に就職活動に本腰を入れたのは1月からです。IT系・人材系企業の面接が早期に行われると聞いていたので、2月にはそういった企業を受けながら面接の練習をしていました。3月からは面接とインターンシップの早期選考、その他は説明会などに足を運んでいました。私は業界を絞らずに就職活動を行っていたので、7月まで就活を続けていました。そして最終的に4月に内定を頂いた会社に就職することにしました。
  4. 私もインターンシップに初めて参加したのは3年生の8月です。キャリアセンター選抜のものに5日間行きました。11月から2月頃まではインターンシップにメインで参加していましたが、業界を絞っていなかったので金融や商社、ITメーカー、インフラ、広告系など、色んな業界のインターンシップに参加していました。2月くらいからは企業団体の説明会があり、それに参加しながらエントリーシート(以下、ES)を作っていました。企業説明会の解禁日からは合同説明会、会社説明会が多く、毎日行っていました。そして3月中旬に面接が始まりました。一番初めに内定を頂いたのは4月の上旬~中旬頃ですが、就職活動は7月まで続けていました。
  5. 私は3年生の11月にマイナビの「就活EXPO」に参加して、そこで興味を持った企業のインターンシップに12月に参加しました。インターンシップで参加したのは2社で、本格的に就職活動に本腰を入れたのは3月です。約30社にひとまずエントリーをしました。業種を絞っていなかったので、少しでも興味があるところにエントリーをして、たくさんの企業説明会に足を運びました。そこでまずは仕事や色々な企業の職種を知ることから始めました。初めて内定を頂いたのは7月頃で、就職活動を終えたのは8月でした。
  6. 私はインターンシップには参加していないです。就職活動を始めたのは3月の企業説明会解禁と同時で、そこからエントリーをしました。説明会と面接に行き、内々定をいただいたのが6月です。2~3社から内定をもらって、その中から就職先を選びました。

自己分析について
司会「自己分析はいつ頃、どのようにされましたか?」

  1. 私は10月頃には自己分析の定型文を2つくらい作っていました。ゼミの友人やアルバイト先の人に、他者にはない自分の魅力や、仕事の時の役割について伺い、その中でエピソードの濃いものを自己PRや長所として使用しました。
  2. 私は早い時期に開催していたインターンシップで、自己分析をする機会が多かったです。特に3年生の時に参加したインターンシップでは、その企業について知るというより、自分の強みなどを参加している学生同士でお互い探してみようというものが多かったです。そこで自己分析をしたものを家に帰ってブラッシュアップをし、その後の面接などに活かしていました。または友達同士で良いところを言い合ったり、ゼミの先生からの言葉も参考にしていました。
  3. 私は3年生の秋に「自分史」を作り始めました。生まれた時から現在までに起こった出来事について、楽しいと感じたことや、悲しいと感じたことを書き出していました。その中で楽しい、嬉しいと感じたことにはピンクのマーカーを引き、悲しい、辛いと感じたことに水色のマーカーを引いていました。そうすることで自分はどんな時に楽しくて、どんな時に辛いのかを自分の中で整理することができました。他にはこの時期に開催されているR-CAPに参加しました。また他己分析において親やゼミ生、アルバイトの人達に聞くことで多角的に分析をして、自己分析を完成させました。
  4. 私は12月頃にR-CAPの受験と1月頃にゼミ内での他己分析をしました。8月に参加したインターンシップで自己分析に使えそうなフィードバックレポートをいただき、それを利用しました。他にはネットで見つけた、自己分析での強みや弱み、仕事を選ぶ上で大切にしたいこと、ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)の棚卸の仕方を参考にしながら自分史を作りました。それと同時に就活の軸を明らかにしながら自己分析を進めていました。
  5. 私もまず産まれた時から大学生になるまでの出来事を細かく書き出しました。自分のセールスポイントが何かを考えながら書くと、本当にこれで合っているのかと思ってしまいます。そのため、まずは産まれたときから今までしていた習い事、褒められて嬉しかったことや頑張ったこと、挫折したことなど、思い出した出来事すべてを書き出していました。すると、意外と自分の思い出した出来事の中に共通点があるので、それを見つけるようにしました。面接で自分の頑張ってきたことを話すときに、説得力のある文章を作るための材料をたくさん書き出していました。
  6. 私もR-CAPに参加して、自己分析をはじめました。またゼミやサークルの友達に自分の長所と短所を聞きました。自分が思っている事と違う事を言ってくれるのが重要なところです。他の人の意見を聞く事は大事だなと思いました。

業界研究や企業研究について
司会「業界研究、企業研究について具体的にどのように調べましたか? また、業界は絞って受けていましたか?」

  1. 私は基本的にIT業界に絞って受けていました。マイナビの合同説明会や他の就職ナビが開催している、業界を絞った合同説明会で業界研究をしました。企業研究はインターンシップでの雰囲気や感じたことをメモに残し、参加できなかった企業はウェブサイトでどのような方向性を目指しているのかについて調べました。
  2. まず業界研究は主に新聞が多かったです。私は朝日新聞のデジタル版を購読していました。例えば検索欄に「銀行」などのキーワードを入力して検索すると、銀行にちなんだ記事がたくさん出てくるので、それらを見て業界の研究をしていました。企業研究については主にネットでした。ほとんどの企業が新卒専用のページを作っていると思うので、そこから調べることが多かったです。業界を絞って受けていたかについては、私はそんなに絞っていないです。興味がありそうだと思った4~5つぐらいの業界をまんべんなく見ていました。
  3. 業界研究、企業研究については、私は家で調べるよりも足を運ぶタイプの人間だったので、なるべく色んな所に足を運ぶことを大切にしていました。業界研究として主に行なったことは業界地図(書籍)を見ることです。それを見ながら業界の流れを掴みました。他にはキャリアセンターが開催していた業界研究のイベントに参加したり、合同説明会で色んな企業を見たりということをしていました。企業研究は実際の会社の説明会とパンフレットで行っていました。業界を絞って受けていたかということについては、あまり絞って受けておらず、人材、IT、メーカー、金融、商社を主に受けていました。
  4. まず、業界研究はインターンシップに参加した時に、その企業が属している業界について説明してくれるところが結構多かったです。なので、そういう情報を大切にしていました。企業研究や合同説明会、会社説明会で言って下さる会社の概要や企業理念、売上高。そういうところに注目して調べていました。他には学内の会社説明会やマイナビリクナビです。私はUターン就職になるので、地元が主催しているイベントに参加して情報収集をしていました。後は合同説明会などで質問を積極的にするようにして、企業研究を行っていました。業界は絞らずに幅広く受けていました。金融や商社、IT、メーカー、機械メーカー、インフラ、広告関係、いろいろ見ていました。
  5. 私の場合は最初にまず「世の中にある職業はどんなものがあるか」という知識が無かったので、就活EXPOなどでいただいた四季報を片っ端から見ていました。こんな仕事があるんだとか、こんな働き方があるんだということをまず知ることから始めました。その後にマイナビやリクナビで自分の譲れない条件、私だったら土日は絶対休みという条件でどんどん絞っていきました。そして、自分の理想的な働き方ができる仕事の中に、どういうものがあるのかを見ていくことから始めました。自分が興味を持つ仕事が何か分かっていなかったので、業界を絞らずにどんどんエントリーしていました。
  6. 私は接客業に絞って受けていました。百貨店やアパレル、ジュエリーといった人に関わる仕事に絞っていました。接客なので実際にその店舗に行ってどういう雰囲気なのか、どんな人が働いているのかを見ていました。

就職先の決め手について
司会「いろいろな業種がある中で、この業界に進もうと思った最終的な決め手は何ですか?」

  1. 人物像が当てはまっているというのはもちろんのこと、IT業界は事業部によって自分の働き方を選択できるということがすごく大きかったです。金融事業部であれば「少し堅めだけど残業が少ない」や、法人事業部であれば「残業もあるけど堅苦しくなくて楽しい」など、色々あったので「自分がしたい働き方」で選べるということが私にはすごく魅力的でした。
  2. 私はその会社が将来長く続くか、これから続くかどうかというところに注目しながら決めました。内定を頂いたところは地方銀行なのですが、地方銀行はその県の地方自治体と密着しているので、急に赤字になることはないかなと思って。メガバンクというよりは地方銀行に絞りながら業界や企業を決めて、私は入社を決意しました。
  3. 私もこの業界に進もうと思った最終的な決め手に、業界を絞っていなかったことにも理由があります。食品メーカーで受けていたのは内定先の1社のみだったので、基本的にはこの企業だから決めたという部分が強いです。なぜこの企業が良いと思ったかは2点あります。1つ目が成長性という点で、その企業がこれからすごく伸びていきそうだなという所を会社説明会ですごく感じました。2つ目は社長とお会いする機会があり、今年から社長に就任した方なのですが、この社長に付いて行ってみたいなという期待も込めてです。色々な企業から内定を頂きましたが、この2点が決め手になりました。
  4. この業界に進もうと思った最終的な決め手として、 商社はビジネス領域が広く、私が内定を頂いた企業は柱となる事業が1つではなくて、6つくらいあります。安定もしているし、1つの事業が低迷したとしても、他の事業で立て直せるという点が決め手です。他には、色んなことに自分が挑戦できそうだと思い、最終的に決めました。また、会社の雰囲気という点も大きくて、内定を頂いてから自分が入社を決意するまでに内定者懇親会があり、そういう場で同期となりうる人とこれから上手くやっていけそうだなという所も結構大事にしていました。
  5. 私は学校内でも制作の授業に力を入れていたり、ゼミの中でも何かを作ったり、映像を作ったり、例えばwebサイト制作の授業を受けていたりしていました。そういう面で制作系の授業をたくさん取っていて、将来こんな仕事ができたら楽しいんだろうなと、夢ではないですが、漠然とした気持ちがありました。最終的に面接に進んで、ここに行きたいなと思ってきた業界が、学校でやってきたような事が活かせるような業界でした。しかし、キャリアセンターに行っても、広告業界は武庫川女子大学からはあまり出ていないという風に言われて、ダメ元で受けている部分はありました。ですが学校でやってきたことが、自分の中で採用していただいた理由として大きいと思うので、そういった部分が決め手になっていました。
  6. 私は人と関わる仕事をしたかったので、自分の好きな物、私は服や化粧品などが大好きなので、それに携われる仕事がしたいなと思って、アパレルの業界に決めました。

企業を選ぶ上でのポイント
司会「企業を選ぶ上で何を重視しましたか? また、そう考えた理由は何ですか?」

  1. 私は福利厚生と研修の充実度です。福利厚生面で言えば、私は特に転職など考えてないので、自分のタイミングで働きやすい企業がいいと考えていました。研修制度については、IT業界だと2カ月してくれるところもあれば、会社に入ってすぐ働きながら学んでほしいという企業があります。私は最低2カ月は研修があって、その後にOJTで先輩社員がついてくれるところでないと基礎がちゃんと作れないと考えたので、この2つを重点的に考えて企業を選んでいました。
  2. 私は企業がこれからも将来長く続いていくかという点を一番重視していました。また自分がこの仕事をしてもいいか、しても飽きない仕事かという点に絞って、企業を決めていました。自分がしたくないと思ったところは良い会社だったとしても、内定を頂いても続かないと思うので、本当に自分がしたい仕事と当てはまっているかを気にしながら企業選びをしていました。
  3. 企業を選ぶ際、リクナビやマイナビで検索をするときに、まず大事にしていたのは福利厚生と年間休日です。やっぱり働く環境は大事だなと思うので、そこは絞りながら見ていました。私は一人暮らしをしていて、今後もしていきたいなと思っていたので、家賃補助がどれぐらいかというところも見ていました。その中で企業に実際足を運んで行く時に一番大事にしていたのは、成長性・安定性という点です。入社して縮小していくような企業、業界というよりは、今後世の中で必要とされ、大切だなと思われるところがいいなと重視していました。最終的には、面接でお会いした人の魅力でも決めたり、絞ったりしていました。
  4. 私はUターン就職になるので、まず本社が地元にあるか、支店でも良かったのですが、そういう点を見ていました。他には福利厚生の部分で、完全週休二日制が自分の中で絶対条件だったので、その条件以外の企業を省いていました。給与も働くのであればそれなりに欲しいと思っていたので、高いに越したことはないというところです。転職は考えていなかったので、ずっと働けるという安定性も見ていました。また上場企業かどうかという点にも注目していました。最終的には、同期や先輩社員の方、会社の雰囲気に注目していました。
  5. 私も福利厚生と土日祝休みは譲れない部分だったので、そこをすごく重視していました。他には私にできる仕事かという所とか、頑張れそうとか、興味をもてる仕事かということもすごく重視していました。そういう意味でも、内定を頂いた会社がCMを制作していたり、webサイトを作っていたり、紙広告の媒体を作っていたりというところが自分のやりたいこととマッチしていました。なので、私は興味を持てるか、やりたいと思えるかをすごく重視していました。
  6. 私は社風を重視していました。一緒に働く人がどんな人かというところです。仕事は他の人と関わると思うので、それぞれどんな人なのかを見て、それを重視していました。

面接対策について①
司会「面接対策はどのようにされましたか? また、実際の面接でどのような質問をされましたか?」

  1. 前日に面接練習と企業研究の振り返りをしていました。自分の中で自己PRとガクチカをそれぞれ2パターン考えていました。書いていることと違う内容を言ってしまうと矛盾が生まれてしまうので、どこの企業にどの自己PRシートを書いたのかを記録して、面接練習をしていました。面接で質問された内容は「自己 PR」「学生時代頑張ったこと」はもちろん、「会社でどのような役割の人になりたいか」「10年後の採用活動についてどう思うか」など未来のことや、多くの企業で「どのような仕事をしたいか」などを聞かれました。自分自身について聞かれることも多かったのですが「私がその企業に入るメリットや存在意義」について聞かれることもかなり多くありました。
  2. 私は面接対策については友達同士で話し合ったり、梅田に新卒専用のハローワークというのがあって、そこで実際に大人の方と面接の練習をしたりしていました。個人的に一番効果があったなと思うのは、実際の企業の面接で考えて話すことです。それが一番面接の練習になり、効果があったかなと思っています。なので、場数を踏むということは大切だなと就活が終わってから思っています。多かった質問は、ガクチカが一番多かったです。私は金融系を多く受けていたのですが、金融系は 「AIが進化していることについてどう思うか」など、その企業ごとの時事的な質問が、どの企業もあったかなと思います。
  3. 面接対策として、実際に受けるまでにしていたことと、当日していたことに分けてお話します。まず受けるまでにしていたことは、キャリアセンターの就活特訓講座で、半日かけて行う面接対策に行きました。他には練習のため、選考の早い人材会社は面接の場数を踏むという意味で、実際に受けていました。当日に気をつけていたこととしては、聞かれたことと答えたことは、その日のうちに書くようにしていました。次の2次面接3次面接に進んだ時に、言ったことに矛盾がないように書くようにしていました。また当日面接を受けに行く時には、電車の中で企業のホームページを見たり、出したESを見直したりしていました。実際の面接で質問されたことは、ITの企業を受けていた時は、プログラミングの知識や、私はマーケティングのゼミなので「マーケティングのゼミなのに何でITの企業を受けようと思ったのか」というところはよく聞かれました。総合職を受けていた時は、車の運転に対する不安や、どれぐらい運転するのかという車についての知識、さらに「英語はできるか」や「転勤は大丈夫か」というところはよく聞かれました。全体として聞かれたことで、ガクチカや自己PR以外で多かったなと思ったのは「人生で一番つらかったこと」や「なぜこのゼミ」「なぜこの学科」「なぜこの学校を選んだのか」という「あなたは今、何でそこにいるの?」というような質問が多かったです。
  4. 私は文章を書き出すのではなくて、こういうことを話そうかなというような「キーワード」をとにかく出すことをしていました。他には自己分析の延長で、情報の棚卸しとして、なにを話そうかなということは常に考えていました。ニュースを見ている時でも「こういうことを聞かれたら、こういう風に返そうかな」や、コメンテーターの感想や意見に共感できることがあれば、「こういうのを話そうかな」など、常に色々考えながら行動していました。そのことが就職活動を通して、面接の練習になっていたかなと思います。実際にどのようなことを質問されたかは、やっぱり一番多いのは「学生時代に一番力を入れて取り組んだこと」、「志望理由」と「自分の強み」、「就活の軸」です。かなり深堀りをされることが多くて、1つの事を聞かれたら「何でそう思ったの?」や「何で?」という質問がすごく多かったので、1つの事を思い浮かべるより、情報を棚卸しておくと何を聞かれても返せるかなと思います。他には「学部学科を選んだ理由」という所で、情報メディア学科は企業の方からはイメージしにくいようなので、「どういう学科なのか」というのは自分で説明できるようにしておいた方がいいと思います。
  5. 私も最初のアイスブレイクのため「学生時代に頑張ったこと」や「志望動機」「自己紹介」は必須で聞かれました。私自身、出来上がった文章を準備しておくと、上手く喋れなくなるんです。少し違う角度で言われた時に、話し方を変えるのは難しいので、あまり準備しすぎないようにはしていました。質問されたことや自分の発言したことを帰ってからすぐに全部書き出しておかないと、場数を踏むたびに何を話したかが全く分からなくなります。書き出すことは本当に大事なことだなと思っています。他は受けていた業界で広告制作系の面接になってくると、その場で面接官の方がアドリブで「いま聞きたいこと」「いま考えたこと」を聞いてくるので、準備ができなかった分、それだけこちらもアドリブで返せるようにする瞬発力が必要でした。「自分の最初に話したこと」に対する「それは何で?」と聞かれたときのために、自分でどんどん深掘りしていき、追及していくことがすごく大事だなと思いました。
  6. 私は絶対聞かれる「自己PR」と「志望動機」を言えるようにしました。ESでどんなことを書いたかを面接前にちゃんと見て、挑むようにしていました。業種的に私服で面接に行くことが多かったです。その時に「今日のコーディネートのポイントは何ですか」と服に関する質問をされました。

面接対策について②
司会「今日参加している3年生に向けて、これだけは伝えておきたいという面接のコツを教えてください」

  1. すごくありきたりですが「笑顔」だと私は思っています。人事の方は多い所で1日に10人以上面接をするので、「私の持ち時間30分でこの人を楽しませ、笑顔になってもらうぞ」ということを心掛けていました。また人事の方に直接言われたことですが、人事部長などの役職に就いている忙しい方は、お昼ご飯をすごく楽しみにされていて、お昼ご飯後であれば、とても機嫌が良いということを聞いたので、もし面接を入れるときはお昼ご飯後の時間帯が良いと思います。
  2. 私も同じで、女性は笑顔が本当に大切だと思います。自分が思っている5割増し、もう10割増しでもいいので、本当に気をつけたほうがいいと思います。私は緊張するとすごく早口になってしまうので、早口にならないように、自分が思ってるより5割増し10割増しでゆっくり話すように気をつけていました。さらに私は事前に文章を考えておかないと言葉に詰まってしまうタイプの人間です。なので、ネットで調べると面接で「去年どういう質問がされたか」や前日に面接が終わった人が「こういう質問をされた」と書いてくれているので、それを見て利用していました。事前にネットなどで「どんな質問をされるのか」ということは調べておいた方がいいと思います。
  3. 面接では、笑顔や姿勢に気をつけていました。その中でも特に意識していたことが2つあります。1つ目は「面接官の方と会話をする」という点です。例えば「学生時代頑張ったことは何なの?」と聞かれれた時、考えておいた400字を全部喋るのではなくて、「○○でこう頑張りました。理由は~だからです」で、止めるように。そうすることで、面接官が「それってどうなの?」という風に聞いてくれるので、会話ができるように意識していました。聞かれたことには「そうですね」や「そうですね、はい」と言ってから、答えるように気をつけていました。2つ目は「結論ファースト」です。「学生時代頑張ったこと」を聞かれた時は「○○です」と短く言って、そこから喋るというように、まずは結論を述べるという事に気をつけていました。
  4. 皆さんも面接を何回か受けると思います。1回面接が終わるごとに、ノートやWordなど何でもいいので、とにかく「何を聞かれたか」ということと「自分の答え」をメモ程度に書いておくことがすごく大事だと思います。書いておけば「次もっとこういう風に話したら良かったな」と、より簡潔に、綺麗に喋られると思うので、やっておいて損はないと思います。後は結論から話すというのがとても大事です。面接をやってくださる方は忙しい方も多いので。集団面接だと自分の時間が長くはないので、最初に結論から言ってしまった方が印象付けられるので大切かなと思います。
  5. 私も第一印象が一番大事だと思います。「この人のことをもっと知りたいな」と面接官に思ってもらう印象を与えることが一番大事だと思っています。話す内容も受けている企業のWebサイトで知っていることをたくさん話して、「私こんなに知っているんですよ」というような言い方ではなく、自分のやってきたことや頑張ってきたことの「積極性のある話」をしてから、「あなたの会社でこういうことがしたいのですが、私はこういう力になれるんです」というように話します。媚を売る話し方というよりは、自分に自信を持って話すことが一番大切だと、面接の経験を通してすごく感じました。
  6. 私も笑顔が一番大事だと思います。面接官の方はその子を5秒見たら分かるということを聞いて、入室のときから笑顔で姿勢も正して、自分の笑顔を大事にすることを意識していました。

自分の強みの見つけ方について
司会「自分の強みについて、自分は他の人と比べてここが違うぞというところは何ですか。またその強みはどうやって見つけられましたか?」

  1. 私は等身大の自分で面接に挑めるところが強みだと思っています。有名企業の人事部長とお話する機会があり、その時にすごく褒められたのが「等身大の自分ですごく良いね」と言われて。面接や自己PRを作る時に「嘘も方便だよ」、「嘘も言えば真実になるよ」というようなことを先輩から聞いていました。ですが、面接官の方にはすぐバレると思うので、ぜひ等身大の自分で話していただければ、面接も上手にいくと思います。
  2. 私は就活の経験の中で強みを作りました。立ち居振る舞い、姿勢を強みにしようと思い、気をつけていました。面接室に入る時のドアノック、入った瞬間の姿勢、お辞儀する時の角度や秒数。それを家で親に見てもらったり、学校でも友達に見てもらったりして、これを自分の強みにしようと頑張っていました。自己分析でも自分の強みを見つける機会があると思います。インターンなどで自己分析を行う時間もあると思うので、そこで自分の強みを知ることは大事だと思います。就活前の時間は本当に大事だったなと今では思っています。
  3. 私が就活中によく言っていたのが、「自分で掲げた目標を達成することできます」ということです。それと同時に、ポジティブという点も強みだと思っていました。なので、アルバイトの話やゼミの話、自己PRやガクチカ。その中で掲げた目標を達成するということを伝えるようにしました。その中でも「ポジティブさ」はだんだん言わなくても伝えられるようにしていました。強みの見つけ方は自己分析でした。自己分析を見ていたら、「いつも目標に向かって頑張っていく」というところが常にあったので、そういうところから引っ張ってきて、自分の強みとしてアピールしていました。
  4. 集団面接やグループディスカッションが選考の中であると思います。そういうときに自分が発言するよりも、自分以外の人が話している時に、その人の方向に体や目線を合わせたり、頷いたりするということがすごく大事だと思いました。それを企業のグループディスカッションのときに人事の方から褒めて頂けました。そこは強みになっていたのだと思います。
  5. 私の強みは「一度決めたことは最後までやり通すことができる」というところです。その強みはありきたりではありますが、それを見つけたタイミングは自己分析でした。小さい時から今までやってきた事を洗い出した時に、その強みを納得させられるような材料が自分にはありました。それは失敗しても成功するまでに何か努力をしていたり、成功する目的の中に誰かを喜ばせたい、期待に応えたいという部分です。そこは他の人と違う強みとして話せていたと思います。
  6. 私はかなり緊張しやすいので、面接に行くだけでもストレスになっていました。ですが、「その面接も楽しもう」と思って、笑顔で答えることを心がけていました。周りから私は「なんかいつも楽しそうやなあ」と言われることが多いので、それを自分の強みとして伝えられるようにしていました。

企業から見た情報メディア学科の印象について
司会「情報メディア学科は企業からどんな印象を持たれているか、就活中に感じたことがあれば教えてください」

  1. SE職ではかなり好感を持って接していただきました。文系でSEを志望している学生は少なく、文系で私たちはマーケティングを学んでいることもあり、グループでの接し方やコミュニケーション能力にも長けています。かつ、ITの知識を持ち合わせているということで珍しく、面接のときは褒めていただくことが多かったです。
  2. 「情報メディア=パソコン」というイメージを、多くの企業の方は持っているみたいです。私はIT企業を受けていたのですが、IT企業以外のところも多く受けていたので、「自分の専攻ではない、違う業種をなぜ受けてきたの?」という質問が多くありました。私のゼミではプログラミングもしているので、情報メディアのイメージとだいたい沿っているかなと思います。色んなゼミがありますが、マーケティング系のゼミの子からは「面接官から毎回『情報メディアってどういうもの?』と聞かれて、説明するのはちょっと大変だった」と聞いています。
  3. 私はよく「何をしているの?」「何で情報メディア学科なのにマーケティングのゼミなの?」ということをすごく聞かれました。そこで大切なのは分かりやすく説明することだと思います。大体いつも決まった流れで説明していました。「プログラミング入門やアルゴリズム論といった理系の科目や、マーケティング論や広告メディア論といった文系の科目。マネープランニングや生活美学など、生きていく上で必要な知識といった「3つの観点」から学ぶことができる学科です」という風に説明をしていました。
  4. 私は色んな職種や業界を受けていました。「情報メディアです」と言っても「何をしているの?」とすごく聞かれました。なので、私はマーケティングのゼミなので、「特にこういう事をしていました」ということをすごく詳しく言うようにしていました。言葉で説明できるようにしておくことが一番大切かなと思います。
  5. 関西で武庫女を知っている企業の中では、「ITパスポートを取らないといけない学科だよね」と聞かれたことがありました。それが良い印象なのか悪い印象なのかは分からないですが。しかし、知らない部分を私たちの言葉で「こういう所にいるんです」「こういう勉強をしているんです」と、カバーとして説明することがすごく大事だと思いました。私は上京したかったので東京の企業ばかり受けていました。そういう面では武庫女の名前はまだ弱い部分もありました。あまり印象がない分、私の発言の仕方や話し方で印象が大きく変わるので、そういう意味ではより魅力的に聞こえるように話すこともすごく大切だと思いました。
  6. 情報メディアはあまり知られていない学科なので「何の勉強をしているの?」と聞かれるのと、「パソコンは詳しいの?」ということはよく聞かれたかなと思います。

企業見学や面接について
司会「興味を持っている職種以外も見学や面接に行きましたか? また、そこで参考になったことがあれば教えてください」

  1. 面接などには行っていないですが、損害保険会社のインターンシップに参加しました。ITと損保は「人助け」という根本的なところは似ていますが、ITであれば直接的にお客様と関わって人助けをすることができ、損保は自分たちが持っている保険の中で、出来る限りお客様の最大限に応えるという点が凄く大きな違いだと思っています。インターンシップに参加して、やっぱりITで直接的にお客様と関わって、リスクを軽減できたらいいなという思いをより強く持つことができました。なので、他の知らない職種や、関係ない職種でもこうやって違いを見つけることが出来れば「自己PR」や「この企業を選んだ理由はこれです」と強く言えるかなと思いました。
  2. 私はあまり興味外の職種は見ていませんでした。というのも、そこまで私は職種を絞っていなかったので、金融系といっても銀行や損害保険、生命保険、信託銀行なども色々あるので、自分の中で絞った所を調べるのに手一杯だったからです。興味外の職種を見ても時間がもったいないかなと思って、私はあまり見ていませんでした。
  3. 私は絞れていなかったこともあって、それこそSE職や総合職、一般職の面接も受けていました。総合職と一般職を両方受けることで良かったなと思うところは、互いのことが客観的に分かることです。総合職の方から一般職のイメージが聞けて、一般職の方から総合職のイメージが聞けたので、よりその職種の理解が深まったと思います。
  4. 私も職種はあまり絞っていませんでした。インターンは特に色々行きました。結局面接を受けた企業は、それなりに興味があるところが多かったと思います。こういう仕事があるんだなということを知れることは大きいです。結果、私は商社に入社したので、いろんな業界、会社と関わっていくことも多くなると思います。そういう意味では仕事内容はもちろんのこと、「社員さんたちがどんなやりがいを持って仕事しているのか」という点は、ESや面接で喋れることがありました。時間に余裕があれば行ってみてもいいかなと思います。
  5. 私も業界や職種を絞っていませんでした。「もしかしたら興味があるかも」と思った企業の説明会には行くようにしていました。実際にエントリーをしていない企業の説明会でも、「まだ知らない、こんな仕事があるんだ」や「こんなことを思って仕事をしているんだ」という人事の方の仕事に対する熱意などが分かり、経験として、社会人になる前にすごく吸収できた時間だと思います。そういう説明会もいくつかあったので私は行ってよかったなと思っています。反対に説明会に行くことで、「ここは全然私に合ってないな」や「全然やりたい仕事じゃないな」ということが分かります。そこで本当にやりたいことが鮮明になったりするので、そういう意味では行って良かったなと思っています。
  6. 私は職種が決まっていました。なので、他の職種を見るくらいなら、自分の行きたいところを徹底的に調べようと思っていました。他の職種は見ていなかったです。

インターンシップについて
司会「インターンシップに行くと周囲との差をつけられると聞きますが、ご自身や周りで参加して良かったなと実感されたことがあれば教えてください」

  1. 社会人の方と接する機会が多く設けられ、その人がどういう働き方をしているのか、どういう職業に関わっていて、どのような生活を送っているのかということを聞くことができました。自分が働く姿をリアルに捉えることができたので、行って良かったかなと思います。
  2. インターンシップは10社くらい参加しました。インターンシップに参加すると学外の人と話せるので、武庫女生以外の人と話せることは、すごく良い経験になりました。この就活期間中は初対面で会う人と喋ることで、短期的にコミュニケーション能力が上がったと思っています。
  3. 私もインターンシップは10社くらい参加しました。私の場合、インターン経由での早期選考によって内定を頂いた企業なので、そういった意味でも参加してよかったなと思います。実際にその他のIT企業2社に内定を頂いた時でも、インターンシップ経由で早期選考に進み、内定を頂きました。さらに、実感として他大学のレベルの高い学生に会うことができたり、企業研究に繋がったりという意味でもインターンシップは行って良かったと思っています。
  4. 色んなインターンシップに参加させていただきました。1デイや2~3デイズのものだと、お仕事の内容の一部が体験できたりします。そういう意味では、面接で話すときにイメージしながら話せるので、より信憑性が増す喋り方ができるかなと思います。また、5日間のものにも参加しました。他大学の学生と5日間一緒にいると、仲良くなったり、就活中に大変なときに相談できたり、情報交換ができるので、すごく役立つと思います。また、企業に「ここのインターンシップに参加しました」ということを面接で言うと「興味があるよ」という意思表示にもなるので、そういう意味では行ったら良いかなと思います。
  5. 私はインターンシップには参加していなかった方です。就職活動が本格的に始まる前に2回ほどしか行っていなくて、1デイでした。始めたきっかけも「就職活動しないとな」と思いながら、本当に軽い気持ちで「インターンシップに行かないと」と思って参加しました。なので「そこの会社にすごく興味があったとか」や「本当に入りたい会社だ」と言えなかったです。そういう意味では、行きたい企業のインターンに行くことはお勧めしますが、全然興味のない、ただ就職活動をやっている気持ちになるだけだったら、行く必要はないと思います。インターンシップに行くと内定に繋がると聞きますが、そこは全く繋がらないと私は感じたので、ただ単に実施しているところに飛び込むことは良くないと私は思いました。
  6. 私は1社もインターンシップには行っていないです。なので雰囲気などは全く分かりませんが、行かなくても私は内定をもらっているので、大丈夫かなと思います。

就活イベントや施設について
司会「就活のために利用していた施設やイベントがあれば教えてください」

  1. 私はアプリで「OfferBox」というものを使っていました。そこから内定に繋がった企業もあるので、是非使ってみてください。あともう1つは武庫川女子大学にいると他大学の方と関わる機会が無く、男性の方とセッションする機会も無いと思うので、グループディスカッションをしているセミナーには積極的に参加していました。
  2. 私も学外でいうと、マイナビ・リクナビの合同説明会には毎回行っていました。他には学情という朝日新聞と提携している企業が開催しているセミナーもあるので、そこに参加したり、新卒専用のハローワーク梅田に行ったりしました。私はハローワークを一番使っていました。ESの添削や面接の練習もでき、受付の人と普通に相談もできるため、本当におすすめです。いろんなセミナーや説明会に行くのにお金が出ていくので、貯金は多少必要だと思います。
  3. 私はキャリアセンターを活用していました。キャリアセンターは無料で参加できるものが多くて、相談にも行きましたし、イベントにも多く足を運んでいました。他には、「Job Tryout」というイベントに参加していました。去年か一昨年の先輩方が就職座談会で喋っていたので何だろうと思い、調べて行きました。「Job Tryout」というのは、色々な学生が集まってビジネスゲームをします。6社ぐらいの人事の方がその様子をうろうろと見ていて、良いなと思った学生に評価をつけて、最終的に参加する学生の中で順位や偏差値が発表されるというイベントです。それに7月に参加することで、「就活やらなきゃ」という本腰が入りました。私はこのイベントが就活のきっかけになったので良かったです。
  4. マイナビやリクナビなどの学外のイベントに多く足を運びました。 私はUターン就職になるので、地元の県庁が主催しているイベントに2年生の10月頃から3ヶ月に1回ぐらいのペースで行っていました。それは若手社員の方とご飯を食べながら話すというものでした。ご飯を食べたり、お酒を飲んだりしながら話しをするので、結構ラフに情報が聞けたり、会社の良い所だけではなくて、悪い所もとても聞きやすかったです。もしそういうものがあれば利用していただきたいなと思います。
  5. 私もリクナビ・マイナビなどの合同説明会は基本的に行きました。それも業種を絞っていなかった分、色んな職業や企業を知るために行っていました。キャリアセンターは2月、3月のタイミングで。就職活動の進め方が全く分からなかったので、何から始めたら良いのかなど、基本的なことを聞きたくて行っていました。それ以降は全然使っていないです。学内の中で開催された合同説明会も、数多くの企業が来てくれます。そういう意味では学内で行ってくれることはすごくありがたいと思うので、就職活動の第一歩的な気持ちでも全然良いと思いました。
  6. 私もリクナビ・マイナビの合同説明会には行ってました。また、学内の合同説明会にも参加して、あとは自分でやっていました。

学業との両立について
司会「学業と就活の両立はどのようにしていましたか」

  1. 4年生の前期はゼミしかなかったので、特に学業に支障をきたすようなことはなかったです。
  2. 私も基本、就活を優先にしていました。3年生のうちは少し授業があったので、そんなに就活優先ではなかったです。4年生になると、私もゼミともうひとコマぐらいだけでした。なので、ゼミのある曜日はなるべく就活関係の予定は入れずに、ゼミに集中して、次の日は学校のことを考えないようにしていました。就活を優先できるようにといったスケジュールです。
  3. 私は週に3回ぐらい学校に通う機会がありました。その中で、メリハリというところは意識していて、学校と生活は完全に分けるようにしていました。なので、スーツで学校には行ってなかったと思います。スーツで学校に行ってしまうと、自分の中で混ざってしまう部分があったので、私服で学校に行って、学校の日は学校。授業のある日に就活はしない。というような感じで、上手く調整しながらメリハリをつけていました。
  4. 私は4年生の前期で授業を週4日入れていました。しかも、Uターン就職だったので、1回帰ると1週間単位で帰るので、授業は大変でした。ですが、ゼミの先生が「ゼミは就活を優先していいよ」と言ってくださったので、就活優先でやっていました。
  5. 私は結構悩んでしまうタイプです。就職活動中に学校のことで悩みたくないなと思っていたので、「4年生になるまでに履修を終えていたいな」と予定を立てながら生活をしていました。なので、就職活動中の授業は週2日ぐらいだったため、両立はできていました。ですが、友達と会う機会が減ってしまっている部分では、一人で悩みこんでしまう時間が多くなるので、そういう意味では友達と会って情報交換をしたり、面接でこんなことを言われたなど、そういう楽しい会話をする時間も大切だったと思います。なので、うまく両立することが大切だなと思いました。
  6. 私も週2ぐらいで学校は行っていました。そんなに大変ではなかったかなと思います。私は絶対、土日は就活や学校には行かないと決めていたので、この土日でリフレッシュをしてストレスを溜めないようにしていました。

就活での経験について
司会「就活中に感じた挫折と成功(失敗談と成功談)を教えてください。またそれらを踏まえてこう改善すればよかったという点があれば教えてください」

  1. 成功談はバイト先の先輩に早期選考の企業があると聞き、そのインターンシップに参加して、早期選考に入れるようにしていたので、就活が早く終わったことは成功かなと思います。失敗談は、早期選考だと内定先から「4月下旬までに入社するか、しないかを決めてください」といった電話がありました。周りの方の話を聞くと、「すぐ行きます」と言わなくても、企業の方とちゃんとお話しをすれば期限を伸ばしてくれる企業も多かったよという話があったので、できるだけキープをせずに、なるべく話をして期限を決めたほうが電話の時に厳しい言葉をもらわずに済むかなと思っています。
  2. 私は挫折したこと、というより反省点ですが、ESを出すことに関しての経験談です。締め切りのギリギリに出すことが多く、締め切り間近のものが何社か被ってしまい、1社だけ間に合わなかったということがありました。なので、面接日程とESをどの時間に書くか、合同説明会はいつかを手帳に書くようにして、スケジューリングをしっかりした方が良かったなと思っています。ESを出せたとしても、予定をキツキツに入れてしまうと、クオリティが低いまま提出してしまったりするので。そこは本当に反省点だと思っています。成功点としては、比較的早めにインターンシップの早期選考がある企業を狙って、何社か行っていたので、早めに1社でも内定をもらうことができていたことです。その後の就職活動について、精神的にも楽にできたかなと思っています。
  3. もっとこういう風にすれば良かったことは、スケジューリングです。色んな企業を見すぎて、どこから手をつけたらいいのかが分からなくなったので、企業の中でも「この企業から優先してESを書く」と決めるなど、今思い返せば優先順位をつけてやった方が良かったなと思います。成功した点でいうと、面接の回数を重ねることができたので、実際に行きたいなと思う企業では自信を持って面接に挑めたことです。他にはたくさん足を運んだことで、最終的に7月まで就活を続けていましたが、内定を頂いた企業にすごく納得をして入社できることになったので、いっぱい足を運んで良かったなと思っています。
  4. 失敗談として、企業研究が足りなくて面接で答えられなかったという部分です。その企業には「第一志望です」と言っていたのに、企業について答えられないということは致命傷だったと思います。自分でかなり凹んでいたので、そういう面では行きたいなと思っている企業の企業研究は、余裕を持って前々から早めにやっておいた方がいいと思います。その上で会社説明会に参加するごとに情報を足していく、といった形の方が良かったのではないかなと思います。成功談は面接で最初は緊張してうまく伝えられなかったりしましたが、色々な企業、業界はバラバラでも、社会人の方の前で話したり、偉い方の前で話したりを繰り返すことで段々と度胸がついてきました。自信をもって「自分はこういう人間です」というアピールができるようになり、最終的には自分が一番行きたいと思った会社に内定を頂けたので、そういう面では成功したと思っています。
  5. 挫折は精神的な事です。ゴールデンウィーク前の話になりますが、最終面接まで進んでいた企業から不採用通知が来て、かなり落ち込みました。本当に落ち込んだ時期がありましたが、その後のゴールデンウィークは散々遊んでリフレッシュをしたので、メリハリをつけてリフレッシュをすることも大事だなと感じました。その後、「自分は何が問題なのか」を考えるようになり、面接で「自分は本当にこういう人なのかな」と、どんどん自問自答することが増えて、そのループになりました。そのタイミングでもう1回自己分析をやり直して、産まれたときから今までのことを、全部洗い出しました。そうすることで、自分の発言に説得性を持てるようになって、そこから面接もどんどん順調に進んでいくようになりました。問題は自分の中で「話していることに自信があるかどうか」だったので、自信をつけるためには自分のことを知らないといけないし、そうなると事前の自己分析はすごく大事だと思いました。
  6. みんなが通る道なのですが、「面接で落とされる」ということが一番精神的にきました。それがストレスになったので「もう落とされるのが普通」と考えて、「落とされたところは自分に合っていないし、落とされるのであれば行かない」ぐらいの気持ちで私はいました。1日2回の面接があったので、やっぱりスケジュール管理は大事だなと思いました。

エントリーシートや履歴書について
司会「今日参加している3年生に向けて、ESや履歴書の書き方のコツがあれば教えて下さい。また添削は誰にしてもらいましたか」

  1. 履歴書の書き方のコツは200字、300字など、企業によってバラバラに設定されているので、時間を取らないためにも200字・300字・400字のそれぞれの文字数に合ったテンプレートを先に作っていたら、そこから早く書き終わるかなということは思いました。添削は就活を経験した先輩方に見てもらうことと、社会人の方に相談ができるアプリがあったので、その方たちに見てもらっていました。
  2. 他のセミナーから聞いて活用していたことですが、ペンの種類を3種類使っていました。ESは大企業の人事の方はだと何百枚も見ていると思います。なので、最初にパッと見たときの印象が大事になってくるため、最初の見出しのところを一番太いペンで書いていました。銀行系のお堅い企業は分からないですが、エンタメ系の自分の個性を見られるような企業には、ビックリマークなどを書いても大丈夫だと思うので、印象付けるための工夫をしていました。
  3. ESを書くときは一番初めに見出しのようなものを書くようにしていました。括弧で括って、「〇〇が成功!」といった新聞の見出しみたいに書いて、 話がこういうことだよということを書いていました。他にはPREP法をキャリアセンターで教えてもらいました。それは初めにポイントを述べ、次に理由を述べ、具体例を言って、もう一回ポイントで締めるという書き方です。ESはその方法で書いていました。添削については、ガクチカと自己PRはキャリアセンターで見てもらっていました。他の企業によって特色のあるような質問は、自分の親世代が面接官をすることも多いかなと思ったので、親にどう思うかを聞きました。私は一人暮らしなので、父に写真で送って添削をしてもらっていました。
  4. ESは200字400字など大体文字数が決まっているので、そういうものは定型として持っておく方がいいと思います。何回も書くのは良くないのかもしれないですが、色々な面接を経て、「こういうのも入れといた方がいいかも」や「ここは無くてもいいかな」と思うところが出てくるので、受けていく中で、もっとより良いものになっていくのではないかなと思います。また他の人のESも読ませてもらったり、先輩のものを読んでみたりすると、「どういう風に書いたらいいのか」ということが分かりやすくなると思うので、活用してほしいと思います。また丁寧な字で書くということは絶対に大事だと思います。手書きのものは読む方が年配の方も多いので、小さく・細かく・たくさん書くのではなく、大きく・分かりやすい字で書くことは大事だと思います。私は添削を叔母さんにやってもらっていて、その方が面接官をやっているわけではないですが、とっても文章を書くのが上手な方だったので、私が「こういうことを話したいんだよね」と相談すると「この言葉を使ったらいいんじゃない」とアドバイスをもらって、活かしていました。
  5. 私はポイント、ポイントを押さえて書くことが大切だなと思いました。ESと履歴書を読んで、話が全て分かってしまうと、わざわざ会って話す必要がなくなるので。「もうちょっとこの続きが聞きたいな」や「もうちょっとこの人に会って直接話を聞きたいな」と思ってもらえるように、全てを話し過ぎず、丁度いいぐらいの文章量で書いていました。そこにたどり着くまで、すぐには書けないため、最初は何字になってもいいので、事細かく出来事と書く内容を書き出して、そこから「この文書いらないな」や「この文章分かりにくいから違う言葉にしよう」と変えていました。ひとまず一気に書き出したものを500字でまとめられたら、500字タイプにしたり、200字なら200字タイプにしたりして、最初にテンプレを考えておいて形を変えていくようにしました。添削はお母さんにしてもらって、「こういうことがしたい」など、口頭で何も言わずに、私の言いたいことが文章で伝わるかどうかを見てもらったり、日本語が正しいかどうかということを見てもらったりしていました。
  6. ひとまず1つ、自己PRなら自己PRを書いておいきます。いくつもESを出さないといけなくなり、時間が無くなってくるので、どこにでも使えるようなものを1個用意しておくということを絶対にしていました。添削は先生や先輩に見てもらっていました。

会場からの質問
質問者①「履歴書を送る際にデータで送ってと言われた場合に送る方法が知りたいです。自分が手書きで書いたものをスキャンして送るのか、データのテンプレートのようなものを活用するべきなのかを教えてください」

  1. 私の経験上、企業からのテンプレートがWordで送られてきた企業もあれば、リクナビなどであればオープンESがあるので、私はそれでかなり送っていました。
  2. 私も指定されていたことがほとんどで、指定といっても手書きでも大丈夫ですし、企業の形式のデータがあった時は、自分でそれをプリントアウトして、手書きで書いていました。そして、それをスキャンしてメールで送っていました。自由形式の場合では、企業の形式に合わせて書くということはしていなかったです。
  3. 私の友達が「履歴書を送ってください」と言われて、書式が自由の状態でした。そのため、ネットで履歴書の書き方を調べて、それを参考にして書いて、データで送っている友達はいました。ですが、それが正解かは分からないです。
  4. 私の考えなのですが、手書きの方がその人の色や「念入りに書いたんですよ」という行きたい気持ちが伝わると思うので、手書きで書いて、スキャンして送る方法をとるかなと思います。

質問者②「就活中はどれぐらいアルバイトをしていましたか。また面接でアルバイトで役に立ったことがあれば教えて下さい」

  1. バイトは2~3月は入っていませんでした。4月から予定が大体分かってくるので、バイトは入れていました。私は某有名アパレル店で働いていたので、企業の方から良い印象で受けとってもらえたり、「僕に商品説明してみてよ」と言われたり、明るく接してもらえました。アルバイトの話は自己PRで使っていました。
  2. 私も就活中はあまり入れていなかったです。1カ月に2~3回入っていたかなというぐらいで。4年生の4月~5月になって、バイトを入れてしまったら急に面接が入ったりとか、明日急に企業説明があったりだとかで休むのも申し訳ないので、最初から入れないようにしていました。私は年配の方に受けが良い感じのバイト先でした。バイトは色々あると思いますが、面接でもバイトのことは聞かれるので、「自分はどんなバイトをしているか」ということも答えられるようにしておいた方がいいと思います。
  3. 私はアルバイトをするのが好きなので、3月が一番少なかったのですが、その時でも月3万円ぐらいは稼いでいたかなと思います。金曜日の晩、土曜日の晩ぐらいはバイトをして、私はリフレッシュをしていました。アルバイトは、関西では知っている人が多い焼肉チェーン店で、トレーナーのようなことをしていました。なので、それも結構ガクチカで話していました。
  4. 私はUターン就職だったので、バイトはほぼしておらず、2月頃まではしていなかったです。バイトは事務をやっていたので、企業によっては「こういうスキルを活かせますよ」ということをアピールするために使っていました。
  5. 私は東京の企業ばかりを受けていたため、アルバイトをしていないと就活資金が足りなかったので、週に2日は絶対に働いていました。そのことがリフレッシュにもなっていたと思います。お客さんと喋ったりして、就職活動のことを忘れる時間にしていました。私は某有名カフェチェーン店で働いていました。面接の時にそこでの経験や、任されている事についても自分の強みになっていたため、それを使っていました。職業上ずっとニコニコしていたので、そういう意味では、すごく笑顔を褒められました。
  6. 私はバイトはしていなかったです。

司会者「それではお時間となりましたのでこれで就職座談会を終わります。パネリストの先輩方、本日はありがとうございました」

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