授業紹介・ゼミ活動
PBL
鯵坂ゼミ
鯵坂ゼミ 2024年度卒業研究要旨
2024年度卒業研究要旨リンク集
赤岡ゼミ/鰺坂ゼミ/和泉ゼミ
井上ゼミ/榎並ゼミ/大野ゼミ
大森ゼミ/尾関ゼミ/株本ゼミ
中野ゼミ/肥後ゼミ/平井ゼミ
福井ゼミ/藤本ゼミ/新田ゼミ
「アパレル業界におけるデジタルトランスフォーメーションの推進方策」
現在アパレルの店舗ではSNSやWEBサイトを見て来店される方が多くいる。ECサイト利用が増える中、実店舗の在り方を考えていきたい。例えば、3Dスキャナーを利用した非接触での採寸や、画像で人物や顔をAIで検出し、年代や性別などを解析することでマーケティングに役立てるなど、大手企業では情報技術を利用し、社会の変化の沿ったビジネス展開を行っている。現在使用されている情報技術を分析し、今後どのように変化していくのか、有効性についても考察したい。
「シミュレーションソフトウェアSUNLITE SUITE3を使ったライブ照明の提案」
照明器具はライブ会場や劇場によって数に限りがある。そういった状況で、いかに多くの照明パフォーマンスを魅せられるかどうかがアーティストのライブの仕上がりに関わってくる。 本研究では、SUNLITE SUITE3というエンターテイメント用DMXコントロールソフトウェアを通じてライブにおける照明案を提示する。このソフトウェアでプログラミングを使用せずに照明シミュレーションを行い、照明のみでイラストを生み出して視覚で楽しめるアイデアを生み出す。
「オーバーツーリズム抑制に向けた地方観光促進の効果的手法に関する考察」
近年、急激な観光客の増加により、「オーバーツーリズム」の問題が起きている。都市部を中心に一部地域への偏在傾向が見られることで、特定の観光地に観光客が集中し、騒音や混雑、マナー違反など様々なトラブルが生じている。その解決策として、地方部への観光客の誘致を行い、観光地を分散させることがオーバーツーリズム抑制へ向けた有効な手段だとされている。そこで、観光客を地方部へ呼び込むためにどのようなプロモーションが効果的か、成功例や失敗例を比較し考察していく。
「Kotlinを利用した高機能時間管理アプリの開発」
本論文は生活を改善することを目的としたAndroidアプリケーションを同一研究室内において共同で考案し、その一部機能の制作を行うものである。
今回制作したアプリケーションは、利用者の生活改善を目的とした機能を備えたものである。具体的には、タスクの管理や予定の詳細なスケジューリングをアプリケーション内で実現することを目指した。その中でも特に、日々繰り返されるルーティーンを細分化し、タスクごとに目標タイムを設定して時間計測を行う「時間計測システム」の開発に取り組んだ。
本論文のアプリケーションを制作するにあたって、AIであるChatGPTを大いに有効活用した。アプリケーション制作でChatGPTを利用する際の利点やChatGPTへの指示の出し方、注意点についても考察したい。
「精神的安定を確保するための行動と思考のパターンに関する考察」
近年、うつ病や摂食障害などの精神疾患の増加が深刻な社会問題となっている。この傾向により医療負担の増加や社会的孤立が顕在化しており、精神的安定の重要性がますます注目されている。本研究では、精神的安定が、健康的な生活習慣、ストレス管理、ソーシャルサポートといったさまざまな行動や思考のパターンによって確保されると考え、これらの要因に焦点を当てて詳細に考察し、精神疾患の予防や早期介入につながる実践的なアプローチを提案したい。
「情報化に馴染まない日本企業の要因に関する考察と改善策」
本研究は、近年注目されているDX(デジタルトランスフォーメーション)において、日本企業が海外企業に比べて遅れを取っている現状に着目し、その要因を多角的に分析することを目的とする。
具体的には、歴史的な背景から現代のDX事例までを比較分析することで、日本企業のDX遅延に影響を与える要因を明らかにする。分析対象としては、企業文化、組織構造、人材育成、制度環境など多岐にわたる要素を検討し、特に海外企業との比較を通じて、日本企業が改善すべき点を浮き彫りにする。
これらの分析結果から、日本企業がDXを成功させるためには、企業文化改革、組織構造の柔軟化、人材育成の強化などが不可欠であるという結論に至った。本研究の成果が、日本企業のDX推進に貢献し、国際競争力強化の一助となることを期待する。
「性格診断テストの妥当性と有効性評価」
今、世界中で MBTI 診断テストが、特に Z 世代の間で注目されている。これは、4 つの指標ごとの 16 タイプに分類できる性格診断テストであり、自己理解・他者理解・人間関係・チームビルディング・リーダーシップなどの人格開発に役立つと言われている。
診断で問われる 93 問の質問がどのような影響を診断に与えているのかという相互関連性、そして結果の正確性を研究したい。
また、その他の性格診断テストとどのような違いがあるのかについても比較検討する。
「SNSによる心理的影響とその軽減方策」
本研究では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が個人に与える心理的影響と、それを軽減する方策について探求する。SNS は、自己評価の低下や不安感、孤独感などの心理的問題を引き起こすことがある。本研究では、SNS の利用が心理に与える影響を明らかにし、ポジティブな SNS 利用、自己評価の向上など、これらの影響を軽減する方法を提案する。最終的には、SNS を健全に活用するための実践的なアプローチを示すことを目指す。
「生活改善を目的として、優先順位の設定と時間管理を支援するAndroidアプリの作成」
注意欠陥多動性障害の方は、日常生活において特性による困りごとを抱えている。私もその一人であり、実際に生活を営む上で多くの困りごとを抱えている。私が抱える困りごとは、注意欠陥多動性障害の特性に起因するものが多いと考えているため、本研究においては、「自分の生活改善=注意欠陥多動性障害の特性による困りごとの解消」として定義した。
そのうえで、困難さを感じることが多い、時間管理と優先順位の設定をサポートする高機能タイマーの作成を試みる。また、その過程において、自分自身の特性の理解と解決方法の模索、使用言語であるKotlinやChat GPTの活用方法についての理解も深めたい。
「生成AIのプロンプティングに対する的確性の評価」
多様なプロンプトの書き方がある中、用途で書き方が変わるが、その書き方は適切なのか、テーマごとにプロンプトの種類を変えるべきなのか、どのようなひとがそのプロンプトを使用するのかででも出力される結果は変わると推測する。そのため、生成 AI のプロンプト活用法を検証し、誰でも適切なプロンプトを作成できる方法を提案することを目的に、同じテーマで 3 つの異なるプロンプトを使用し、出力結果の違いを比較・分析して、どの書き方が最も適しているかを明らかにする。また、テーマごとにプロンプトの書き方を分ける必要性についても検討する。特に AI や IT の知識がない人でも簡単に活用できるよう、プロンプトの特徴や効果的な作成方法を示す。この検証を通じて、プロンプト選択のポイントを明確にし、初心者が抱える「どのようにプロンプトを調べ、作ればよいかわからない」という課題の解決を目指す。
「日本語学習のための謎解きゲームの提案と試作」
本論文は、日本語を学習するきっかけとなるような謎解きゲームを考案・作成し、一例として提示するものである。まず、過去の論文から、ゲームと勉強が互いにどのような影響を及ぼすかについて述べ、現在の学習の分野におけるゲーム市場について述べる。次に、実際に提案するゲームの内容について、「RPGツクール」というソフトを用いて例示を作成し、提案を行う。