授業紹介・ゼミ活動
PBL
榎並ゼミ 2024年度卒業研究要旨
2024年度卒業研究要旨リンク集
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「動画生成AIのプロンプト作成支援チャットボットの開発」
本研究は、動画生成AIにおけるテキストプロンプト作成支援を目的とする。動画生成AIでは、物体や背景情報、そして動きや時間的要素を含む詳細なプロンプトが必要なため、プロンプトエンジニアリングに対する知識のないユーザーが作成する場合、プロンプトの曖昧さや不完全さが課題となる。そこで、動画生成AI用のテキストプロンプト作成を支援するチャットボットの開発を行った。具体的には、まず動画の先頭フレームとなる画像を1枚挿入し、画像キャプション生成を行うことで物体や背景の情報を含むキャプションを出力する。そしてユーザーと会話を繰り返すことで、画像内の物体位置、物体がどのように動くか、カメラワークなどの情報を組み込んだテキストプロンプトを出力する。最後に、これらの情報を組み合わせ、詳細なテキストプロンプトを作成する。評価として、開発したチャットボットで実際に10個のテキストプロンプトを作成した結果、物体や背景などの詳細な情報や動きに関する情報が平均して約9割組み込まれたテキストプロンプトを出力することが出来た。
「メタバース用アバターの衣服作成方法の検討」
メタバースなどに利用される3Dアバターの衣服を作成するためには、3DCGの専門知識やツールが必要となる。そこで本研究は3Dアバターの衣服を、容易に作成できる方法の検討と作成のためのWebアプリケーションの開発を行った。Webアプリケーションでは実際の衣服をカメラで撮影し、その画像をもとに衣服のテクスチャを自動生成する。また、衣服の再現性を高めるため検討した撮影方法を、Webアプリケーションによって容易に行えるよう機能を実装した。複数のデバイスと異なる撮影条件により、アプリケーションの機能性と、作成した衣服の再現性を評価する。
「メタバース用アバターの衣服着装方法の検討」
メタバースなどに利用される3Dアバターの衣服を作成するためには、3DCGの専門知識やツールが必要となる。そこで本研究では3Dアバターの衣服を、容易に作成・着装する方法の検討と、着装のために必要な画像処理をおこなうWebAPIの開発を行った。実際の衣服をカメラで撮影し、その画像をもとに衣服のテクスチャを自動生成する。テクスチャの作成のために、必要な画像処理をWebAPI化することで、デバイスに計算コストの負担なくテクスチャの作成を行う。複数のデバイスと異なる撮影条件により、WebAPIの機能性を評価する。