授業紹介・ゼミ活動
PBL
福井ゼミ
福井ゼミ 2021年度卒業研究要旨
2021年度卒業研究要旨リンク集
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Lavy の Live2D モデルによるツール紹介動画の魅力向上への取組み
福井研究室で開発中のグラフ作成ツールは、便利ではあるが 知名度が低い。そこで、大学マスコットキャラクターLavy の Live2D モデルを作成し、魅力的で人目を引く紹介動画を公開できれば、ツールの知名度を上げられるのではないかと考えた。本研究の目的は、アニメーション制作ソフトウェア「Live2D Cubism Editor」を用いて、ツールの紹介・解説動画 をより親しみやすいものに仕上げることである。そこで、グラフツールに関する解説動画(基本編)に Lavy の Live2D モデル を反映させることに成功した。これにより、ナレーションに合わせた動きのある視覚効果が加わり、ツール解説の魅力度を向上させることができた。
卓球のプレーデータ記録・視覚化アプリの開発
近年、スポーツへの ICT 利用が増加している。卓球界においてもアスリートレベルでは、高価な IT を用いたラリー分析ツールが存在するが、 幅広い層への ICT 利用の定着には、低コスト化や操作性の単純化が求められている。そこで本研究では、スコア入力に留まらず、選手情報の入力やラリー記録のグラフ化などを行うことができるアプリケーションを開発し、誰もが簡単にスマートフォンを用いて、卓球のプレーデータを記録・分析することを可能にした。
数学デジタル文書読み上げツールの開発
2021 年度からGIGA スクール構想によって、デジタルデバイスが学校に全面導入されてきている中、文部科学省はデジタル教科書の利点の 1 つに音声読み上げ機能を挙げている。しかし、数学文書では、そこに含まれる数式を音声で読み上げるこ とができないのが現状である。そこで本研究では、数式を「数式読み言葉」に変換するための「数式読み上げテキスト変換エンジン」を独自に開発し、LaTeX ベースの高校数学レベルの数学デジタル文書に対する音声読み上げツールを開発した。これにより、初学者の数学デジタル文書による学習時の読み上げ支援や、音声による意欲向上、さらに数式の読み方の支援にも役立つことが期待できる。
JavaScript の 3DCG による立体視の研究
3DCGの技術は、教育、医療、エンターテインメントなど幅広い分野で応用され身近なものになっている。平成 28 年度福井ゼミ小山恵里佳氏、捧里々子氏、林裕里氏の研究で立体視効果が付け加えられた三次元テトリス型パズルゲームが制作された。この作品は Java3D を使っておりパソコンで実行できるものである。本研究では、多くの人が扱いやすいスマートフォンやタブレット端末で実行できるようになれば 3DCG の技術がより身近なものになると考える。先行作品を元にブラウザで実行できる JavaScript を使用して 3DCG コンテンツを制作し、 JavaScript の 3DCG による立体視技術を整理した。
iPad による壁に沿って動く LEGO ロボット教材
2019 年、文部科学省は GIGA スクール構想の実現を掲げた。また、2020 年度より小学校でプログラミング教育の必修化が始まり、2021 年度より中学校で、2022 年度より高等学校で段階的にプログラミング教育が導入されることになった。本研究では、 センサーを用いた非接触型移動ロボットを製作し、タブレット 端末によって生徒がプログラミング学習できる教材モデルを開発、提案した。実際に製作した教材を使って、福井ゼミ 2 年生 4 名と 3 年生 8 名を対象に被験者テストを行い、アンケート結果から自律走行型移動ロボットの仕組みやセンサーの役割が理解でき、タブレットを活かした教材であることが示された。
CG アニメーション制作-地球温暖化の影響-
本研究は映像制作を中心とする。近年、地球温暖化により南極の氷が減少し海面上昇が起こっていると言われている。本研究では地球温暖化による海面上昇を題材にした世界を描いた映像作品を制作する。ツールとしてオープンソース統合型 3DCG ソ フトウェアの blender を利用する。アニメーション内容は、月で植物を育て、暮らすにはどのような物が必要なのかを考えさせるものを想定した映像になる。観覧者に環境問題を意識してもらえると嬉しい。
洋服コーディネートアプリケーションのモデル開発
自分に似合う洋服がわからないという悩みがある人は多いことから、令和 2 年度の卒業研究では顔タイプや骨格タイプ、パーソナルカラーを材料に似合う洋服の組み合わせを判断することが提案された。本研究では洋服の似合い度を判定するために洋服の特徴 8 項目のテーブルを作成し、Excel による洋服コーディネートアプリケーションを実現した。実際にアンケートを取った結果、主観による似合い度と概ね一致したが、色合いや着こなし情報が不十分である事が今後の課題である。